街中の環境では意外に早く、流されるべき放射性物質は流され切ってしまうのでは?

福島での実態調査での被曝量や、自分の測る線量率は、計算されるものより低い。コンクリやアスファルトの街中の環境では、地上に降った放射性物質が、雨風や人の活動で流され飛ばされる。それもかなり早い時期に流され飛ばされるべきものは流され飛ばされ切ってしまうのではないかなと感じました。
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 早野先生らの福島での実態調査での被曝量が小さいこと、自分のこの1年の街中の計測で値が小さいことについて考えました。

 コンクリートとアスファルトの街中は自然な環境の場所よりも放射性物質が流れ飛ばされやすい、といわれています。その流れ飛ばされというのが、放射性物質が拡散された直後、可能な量がほとんど流れ飛ばされたのでは?とグラフも作って考えました。

1.田崎先生のサイトに、今回の放射性物質の拡散の場合の半減期減衰の様子をを算出する式がありました。

onkapi @onkapi

田崎先生のページに、今回の事故の線量率の半減期減衰の式がありました。(経過時間の線量率)=1*((当初線量率)*2^(−経過時間/Cs137の半減期))/13.7+2.7*((当初線量率)*2^(−経過時間/Cs134の半減期))/3.7 http://t.co/tH8J2Jck

2012-12-29 11:41:55
onkapi @onkapi

田崎先生の式の時間を年でなく日にしてもいいのかなと思いました。(経過時間の線量率)=1*((当初線量率)*2^(−経過時間/Cs137の半減期))/13.7+2.7*((当初線量率)*2^(−経過時間/Cs134の半減期))/3.7 http://t.co/tH8J2Jck

2012-12-29 11:44:11

2.当初0.125、0.25、0.5、1、2、4μSv/hの場合の半減期減衰のようす。日割りで減衰するように計算しました。自然放射線0.04μを考慮していて、それぞれ0.04μに収束します。

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田崎先生の式、時間を日にして、エクセルしたら、ベロベロと数値をあっというに!こんな計算自分でしたの初めてで、おもしろかったのでグラフにもしたのをご報告。(1)早川先生の地図の代表的な線量値の経年変化。自然放射線0.04μを考慮してます。 http://t.co/r94KTQGj

2012-12-29 11:53:57
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3.当初1μSv/hのときの半減期減衰とそれによる被曝量(外部滞在でのものと、室内滞在を考慮する国の基準で計算したもの)。日割りの計算。半減期減衰は田崎先生の表に会っている。被曝量は日割りで減っていくせいか田崎先生の概算表より小さい。

 田崎先生の地上1m線量率の半減期減衰の表。{当初1μSv/h時、その後の減り具合は1年後0.78、2年後0.62、3年後0.51、5年後0.37、10年後0.23、43年後0.10。(μSv)}

 田崎先生の地上1m線量率から今後各時点の総被曝量を知れる表。{当初1μSv/h時、1年間10、2年間18、3年間24、4年間29、5年間34、10年間50、20年間72、30年間89、50年間114(mSv)}

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田崎先生の式、時間を日にして、エクセル。(2)当初線量率1μSv/hの時の線量率の経年変化と積算被曝量(ずっと室外滞在の場合、国の室内滞在考慮の基準の場合)。自然放射線0.04μを考慮してます。 http://t.co/evNGyig7

2012-12-29 11:57:37
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4.足立区の定点観測。最初の1年は当初0.175μの半減期減衰にあっているように見え、今年の4月頃、特に減少しそのあと当初0.14μの半減期減衰にあってるような減衰の仕方ではないか。

 足立区に住む私の測定では、今年5月から今まで0.06~0.09μ。足立区が当初0.175μ程度だとすれば、半減期減衰だけではそんな低い測定値にはならない。

 今年4月頃までに余計な放射性物質が、雨風、人の活動に流され飛ばされてしまったとしてグラフを書いてみると、自分の測定が低いことがとりあえず納得できそう。

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(3)足立区放射線量率を定点観測してました(区役所隣接中央公園)。その測定値プロットとそのプロットにあうような、当初線量率の自然減衰のようす。当初は0.175μSv/hぐらいだったのかな。今年の4月ころ、ぐっと下がってるような感じが。 http://t.co/ayX8H8lw

2012-12-29 12:04:00
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(5)自分が今年5月頃から今まで、住みかあたりで線量率を測ると(エアカウンター)だいたい0.06〜0.09μ(きちんと定点測定してません。)。足立区の定点測定からのここらの当初値の予想(0.175μ)からも半減期減衰よりよけいに減ってる。 http://t.co/TokpT4LI

2012-12-29 13:01:25
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onkapi @onkapi

(6)地上に降りた放射性物質は、コンクリと舗装の町中では、直後のうちに雨風に流されるだけ流されたかと。試しにうち(東京足立)あたり当初0.2として4月中に4分の1になっちゃったとすると、まあ今年の線量率はとおして0.07前後。 http://t.co/rYgbkq2W

2012-12-29 13:13:43
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5.早野先生の福島の実態調査。モニタリングポストは当初1μを示しているようなのだけれど、実際の被曝は1年間に1.3ミリと低い。

 今年の4月まででなく、去年4月頃、いっぺんに余計な放射性物質が、雨風、人の活動に流され飛ばされてしまったとしてグラフを書いてみると、福島での実態調査が低いことがとりあえず納得できそうなのではないかなと。
 調査された方々が、コンクリート・アスファルト面が中心の街中で生活することが多い方々ということが前提になるけれども。

onkapi @onkapi

(4)早野先生の福島での実態調査(http://t.co/aPlK4pAa)P125。モニタリングポストの積算値は、地上1m線量率の当初の値が約1μSv/hなのを表してるよう。でも調査値は室内滞在考慮の計算値より低い。 http://t.co/j3woarmK

2012-12-29 12:41:52
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onkapi @onkapi

(7)福島市の実態調査も町中、コンクリと舗装中心として、放射性物質は降った直後のうちに雨風にながれ4分の1になったとしちゃいます。当初1とすると今年4月まで1年の総被曝量は1.3ミリに近いかなと思えます。 http://t.co/jX2hxd7z

2012-12-29 13:20:15
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6.定点測定などでどのように拡散放射性物質の状況が変化していくかを見ることは大事なことだと思いました。そして今回の事故は詳しく検証されて、まとめられてほしいです。

onkapi @onkapi

(8)拡散し地上に降りた放射性物質。自然の中では、土、植物にとどまり、除染のほかは半減期減衰を待つしかない。街中では、コンクリート、アスファルトの上のものは流され飛ばされ、下水もあって、放射性物質はひとりでに少なくなっていった。自然の中より人工環境のが得だったとはなんか違和感。

2012-12-29 15:10:37
onkapi @onkapi

(9)放射線量の定点測定は大事だなあと思いました。

2012-12-29 15:12:34

7.いま私が感じる印象は、放射性物質の拡散の事故については、とにかく初期に放射性物質を避けることが大事ということです。

 半減期の短いヨウ素のことも含めて初期に空中に漂う放射性物質が一番怖いような気がします。事故の初期のことですからきちんと逃げられるかどうかはわかりません。少なくとも室内滞在でやり過ごすぐらいのことをしなければならないように感じます。
 (今回の事故当時、外中心で活動する方々のほとんどなんの注意もせず、いつもどうり外にいたと思います。私もそう。)

 地上に降った放射性物質は、自然の環境では半減期減衰のみ。でも街中の環境ではかなり早めに量自体が減ってくれそうかなと。どちらの環境でもよく計測され、状況が逐一検討されることが大事のように思います。
 初めのころの放射線量の高い時期を、その高さをよくみて避ける心がけがいります。放射線の高い時期に避難しておくことでかなり被爆量を少なくできそうだからです。線量の高さ、半減期減衰、除染の状況を見極めた行動が大切。

 事故があってからもう1年10ヶ月。でも放射性物質の半減期からいえばまだ初期でもあります。線量の高さ、半減期、除染状況、自然の環境か街中の環境か、よく見極めて避難すべきときは避難し、冷静によりよい生活を考えることは今もこれからも必要ですし、もう遅いということはないと思います。