今年一年は密度濃い一年でした。体感的には三年くらいあったような気がします。もちろん、足りないところ、出来なかったことはあったけれど、それはそれ、誇っていい年だったと言えるでしょう。
2013-01-01 13:44:40ただ、成長したとか、前に進んだとか、変わったとか、そういうことは正直よくわかりません。灯台下暗しというか、周りのことが見えなければ、前に進んだと信じることが出来ないのでしょう。そういう意味では、ある意味惨めなのかも知れません。
2013-01-01 13:46:18もちろん、言葉遊びならいくらでも出来ます。国から出たことが進むという事なら進んでいますし、老化が変わるという事ならもちろん変わりはしました。
2013-01-01 13:47:06私にはわかりません。自分の発言していることがどういうことなのか。私にはわかりません。人を信じるということがどういうことなのか。私にはわかりません。ここからどう生きていきたいか。
2013-01-01 13:48:55ただ、それはそれです。分かったことはたくさんあります。いろんな人がいて、僕を信じてくれる人がいて、本当なのかはわからないけれど、肯定してくれるような振る舞いを見せてくれる人がいる。
2013-01-01 13:49:54わからないことはわからないでいいんです。今の自分が正しいと、疑わずに、その状態こそが自分のベストだと思い込む、それが自信なんじゃないかと。
2013-01-01 13:51:52可能性という言葉を使う人がいます。あなたには可能性がある、可能性を秘めている、これから成功する可能性、とか。様々な形で使えて聞こえはいいです。けど、可能性って言葉は結局、過去に向いているんだと思います。
2013-01-01 13:55:49たとえるなら、登った山の上から下を見るような、登ってきた道と、登れた道を比較する、その程度の意味しかないんだろうな、と。
2013-01-01 13:56:15僕は恐れていたんだと思います。可能性がが狭まることを。逃げ道がなくなることを。でも実際、可能性なんてものは今どれだけ偉い学者さんがスーパーコンピューターを駆使しても、結局はここから進める方向性でしかない
2013-01-01 13:58:27僕は来年で二十歳になりますが、僕の人生で今までやってきたことはきっと選択肢を広く多く確保するだけのことで、じゃあ何をやったかって言うと、時間切れを待ったり、損得勘定でメリットの多いものを取ってみたり、誰かに責任転嫁をしてみたり、様々な逃げ方をしてきたんだろうなって。
2013-01-01 14:05:01でも、それは決断しないことじゃなかったんです。時間切れを待つことを選んだのは自分で、流されたとしても、それを決めたのは自分で、様々な方法で、直視しなかっただけなんです。
2013-01-01 14:06:08とはいえ、直視しなかったことは正解でも、間違いでもなかったんです。ただの事実で、過去なんです。自分はそれ以外の方法を取るのが怖かったのかもしれないし、それで失うものが惜しかったのかも知れません。
2013-01-01 14:08:32名前があって、思想があって、環境があって、と、本当に様々なもので一人の人間というのは構成されます。でも、それは構成するというだけであって、どれも一個人を定義するには絶対的に足りません。そういう意味では、私たちは誰でもないんです。
2013-01-01 14:16:24言ってみればこの体も名前も思想もすべて、誰かからどこかから与えられたもので、きっと自分の物に出来るものなんて本当に何もない。けれど、今の瞬間に取れる行動は自分だけのものだと思うんです。
2013-01-01 14:18:59それはきっと広大な画用紙に落とされた点でしかない。ただ、その点を打ち込み続けても、像にはなりません。それは落書きでもなければ、よくて点の集合でしかない。現代芸術と言えば格好はつくかも知れませんが、格好が良くても役に立つことはほぼ無いでしょう。
2013-01-01 14:24:30