広島教採塾さん「能力・適性・魅力」のツイート。

レトリカ教採学院（教採塾）河野正夫 @kyousaijuku

今日は10月1日です。10月1日という日は、年度（4月1日から3月31日）の後半のスタートの日です。今日から平成24年度の後半がスタートします。会社によっては今日から新しい会計年度になったり、今日から施行される法律もありますよね。

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そんな10月1日の今日、広島教採塾の教員採用試験の情報発信もグレードアップしていきます。情報の質と量も高めていきます。特に普段は気付かないような視点、教採のちょっとした裏側、合格のための「あと一工夫」など、教採を受験する人が「そこが知りたい」と思うようなことを配信していきます。

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教採に合格するにはいくつかの不可欠のファクターがあります。まずは、教採に向けてしっかり勉強・準備することが必要ですが、いわゆる机上での勉強だけでは教採には合格しません。すでに何度も言っていることですが、教採は就職試験だからです。

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就職試験だからこそ人を選びます。ですから、勉強したからだけで合格するとは限りません。教採で見られる資質を3つにまとめるとすれば、能力・適性・魅力です。能力・適性・魅力の全てが優れていれば合格は勝ち取れます。どれか１つでも欠けていれば合格は難しいでしょう。

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能力とは教師としての力です。それは専門教科の知識でもあるでしょうし、社会のことがよく分かっているということでもあるでしょうし、授業力であったり、指導力であったりします。特に専門教養の力は大切です。数学ができない数学教師、英語を知らない英語教師、本を読まない国語教師ではダメですね。

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適性とは、要は教師に向いているかどうかということです。世の中には良い仕事・悪い仕事というものはありませんが、自分に合う仕事・合わない仕事というものはあります。教師が自分の性格や信条に合わない仕事であれば、適性がないということになります。適性の部分は見過ごされがちですが実は重要です

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能力は勉強や演習・トレーニングでぐんぐん伸ばすことが可能ですが、適性はしっかりと自分を見つめ直し、情熱と志をもって取り組まないと思うように改善することは難しいものです。でも、適性を伸ばすことは就職試験ではとても大切なことであり、合否を決する場合も多いものです。

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教師に向いていない人とはどんな人でしょうか？　まず、暗い人はダメですね。暗いと教師にはなれません。自宅で暗いのは構いませんが（笑）、子どもの前では、学校では、明朗快活でなければなりません。別にオチャラケである必要はありません。でも、陰気で暗い人は教採に合格することは難しいです。

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適性という観点からは、教育には全く興味がないのに、単なる安定した仕事、給料もまずまずの職業としてだけで教採を受ける人も、人物評価のところで落とされる可能性が高いですね。教育に関して情熱もやる気もなく、ただ採用されて定年まで安定して給料を稼ごうという姿勢では悲しいですよね。

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もちろん、教師という職が安定した職であるということは重要です。失業におびえていたのでは教育に熱は入らないでしょう。また、あまりにも給与が低くても教育に集中することもできないでしょう。ただ、子どもが好きでもなく、教育に何の興味もなく、ただ給料のためにだけ教師になるのは悲劇ですね。

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今日からはグレードアップした情報をお届けすると言いましたので、具体的な「悲劇」のエピソードをご紹介しましょう。

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ある日、広島教採塾に電話がかかってきました。電話の主は、いきなり「お金を払うから、教採の時に提出する単元指導計画を書いてくれ」と言い出しました。私は、添削してほしいという意味ですかと聞き返しました。すると、添削ではなく代筆しろという要求でした。もちろん、きっぱりとお断りしました。

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でも、その電話の人はなかなか電話を切らずしつこく代筆を頼んできました。私もできないものはできないと断わり続けながらこの人に聞きました。「なぜ、代筆なんて頼むんですか？」その人は答えました。「授業なんかできないし、書き方も知らないし、子どものことも分からない。」私は唖然としました。

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呆れかえって私が「ならばもし合格して教師になってからはどうなさるのですか？」と聞くと、その人は「その時は教師用指導書を見てそのままやるから大丈夫。とりあえず合格して教職につきたいのだから、お金は払うので代筆して欲しい」と言うのです。

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私は憮然として「もしあなたが本心でそう仰っているのなら、あなたのような方が教師に向いているのでしょうか？」と言うと、その人は「教師ってみんなそんなもんでしょ。」と言いました。私は、そんなことはない、あなたみたいな人は始めてですよと伝えましたが、信じようとはしません。

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その人は、どうやら教師になる人はみんなその人と同じような人間だと思っているようでした。私は、「広島教採塾は不正には絶対に加担しませんし、あなたのお役に立てる指導を提供することも無理です。失礼します。」といって電話を切りました。

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その人が結局、教採に合格したのかどうかは知りません。その人の名前も知りません。でも、適性のない人が教師になることの恐ろしさを改めて感じた電話での会話でした。

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きっと採用側は能力もさることながら、適性を重視するはずです。適性がなければ能力があろうがなかろうが悲劇となるからです。能力がないのも困りますが、適性がないと子どもたちが傷つきます。適性を見極める、これが教採の人物評価の根本です。

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能力・適性があれば、基本的には教師になれます。でも、教員採用試験には競争倍率があります。4倍とか10倍とか、結構、高倍率です。能力・適性があれば教師になる資格・資質はありますが、それだけでライバルとの勝負に勝ち抜けるかというとそうではありません。ライバルに勝つ秘訣が、魅力です。

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ですから、教採に合格するためには、能力・適性・魅力の3つが必要になってくるのです。

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では、魅力とは何でしょうか？　いろいろ定義はありますね。でも、一番重要なのは、「側にいたい、いてほしい」と相手に感じさせることではないでしょうか。話して楽しい、一緒に働きたい、同僚でいてほしい、部下に欲しい、一緒にいると楽しくなる、そんな感じを持ってもらうことが魅力です。

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教師の場合、魅力と適性は相通じるものがあります。例えば、明るい、話し上手といったものです。これらは魅力でもあり、教師としての適性でもあるでしょう。外見も当然、魅力の一つですから、いわゆるイケメン・美女は教採では（あらゆる就活でも）有利です（微笑）。

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そんなのは否定したくなるのが人情ですが、イケメン・美女の合格率・採用率は、かなり高いものになります。もちろん、誰をイケメン・美女と呼ぶかは主観的なものですが、外見がカッコいい・カワイイのは人を魅了することは紛れもない事実です。また、教師になってからも、子どもに憧れられるでしょう。

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でも、外見というのは自分で整えることができます。ちょっと抽象的なのですが、心が明るい人は表情も明るいですし、心が綺麗なひとは表情も綺麗なのです。だから、イケメン・美女はDNAだけでは決まりません。案外、心の持ち方、態度で決まる部分も大きいものです。

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ということは、いわゆるイケメン・美人と呼ばれた人も、心が暗くてダーティーだと教採や就活では高評価や好感は勝ち取れません。見た目は大事ですが、見た目だけで合格できるほど、面接官は甘くありません（微笑）。まあ、当たり前のことなんですけれどね。