昨日発生していたサイトログインできない不具合は修正されております(詳細はこちら)

広島教採塾さん「面接でのCUPの法則」のツイート。

1
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

個人面接や集団面接での話し方の極意は「クリア(Clear)に、ユニーク(Unique)に、ポジティブ(Positive)に」が基本中の基本です。それぞれの頭文字をとって「CUPの法則」と呼んでいます。CUPの法則は、3つのうちどれが欠けても面接は失敗してしまいます。

2012-10-24 21:38:54
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

CUPの法則のうち、今日はまず、クリアに(Clear)話すということについてお話ししましょう。クリアに語るということは明解に分かりやすく話すということです。そのために必要な最重要の3つは、1.結論から話す。2.短文を重ねて話す。3.抽象語だけで話さない。 です。

2012-10-24 21:42:55
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

1.結論から話すというのは、カタチの上で言えば、まず結論を話してから、それから説明なり理由を語るということです。"conclusion first"は分かりやすい話し方の大原則です。カタチだけではなく、心構えの観点で言えば、結論を持って話すということになります。

2012-10-24 21:45:48
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

カタチと心構えの両面から、「結論から話す、conclusion first」を捉えておくことが何よりも重要です。面接の準備をする人なら、カタチの上での「結論から話す」は誰でも知っているでしょう。でも、心構えとしての「結論から話す」をしっかりと理解している人は少ないのです。

2012-10-24 21:49:02
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

心構えとしての「結論から話す」とは、考えながら話さないということであり、話したいことがないのであれば話はできないということであり、想いがなければ言葉は空虚だということに他なりません。語りの下手な人は話しながら考えます。それでは、よい話になりません。やはり、想いの準備が必要です。

2012-10-24 21:51:18
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

想いの準備ということを心に留めておいてください。面接の下手な人にかぎってナイーブなことを言います。「原稿を準備していても仕方がない。自分をそのまま出せばいいんだ。」この言葉を濫用してはいけません。この言葉が教訓になるとしたら、それは言葉だけではダメだということです。

2012-10-24 21:54:03
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

言葉の準備だけではダメなのですが、想いの準備がなければ、人は語ることはできません。この想いの部分こそ、伝えたいことであり、語りたいことであり、結論として先に言いたいことなのですから。

2012-10-24 21:55:32
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

「原稿で言葉なんて準備してもダメだ」なんて言う人は、言葉についてサボっているのではありません。自分の想いを積み上げていくことをサボっているのです。普段からの想いもなしに、理想も志もなしに、面接で上手く語れるはずがありません。ましてや自分を出すことなど無理です。自分がないのですから

2012-10-24 21:57:21
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

だから、「結論を先に」というときには、原稿用紙を埋めるときに結論から書き始めるというカタチの上でのことと併せて、あなたに伝えたい想いや信条がありますか、という心構えの部分にも留意していただきたいのです。

2012-10-24 21:59:25
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

2.短文を重ねて話す。これもとても重要です。一文がダラダラと長くなるのは、考えながら話している証拠です。例えば「私は幼い頃からピアノを弾いているのですが、あまり上手とは言えないかもしれませんが、両親からも支えられて、今まで打ち込んできたのですが・・・」というような話し方はダメです

2012-10-24 22:02:18
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

先程のような話し方になるのは言いたいことがはっきりしていない証なのです。これを例えば、「私が15年間打ち込んだピアノから学んだことは3つあります。一つ目は・・・」のように語れば、遥かに分かりやすくなります。結論が先ということもありますが、短文を積み重ねて話すことは重要なのです。

2012-10-24 22:04:21
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

アメリカの大統領の演説などは、短文をたたみかけて話します。特に重要演説などはその傾向が特に強いです。ダラダラと話すことは聞き手の理解度を極端に下げます。話しの下手な人は1分間くらいの話なら平気で1文で話します。1分間の話なら思いきって8文から10文くらいで話してみるのも効果的です

2012-10-24 22:08:38
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

1分間の文章を何文で話すかは内容などにもよりますので、ルールなどはありませんが、できるだけ短く話してみる努力をしてみましょう。8文から10分でというのは、短文を重ねて話すための練習として敢えてやってみるということでご理解くださいね。いつも切れ切れの文で語るわけではありません。

2012-10-24 22:10:48
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

短文を積み重ねて話すためには、一つ一つの短文を作れなければなりません。短文を作れるということは、言いたいことがはっきりしているということです。文が短ければ短いほど、言いたいことが明確になっていなければなりません。だから、短文で話す訓練をしてみるのです。

2012-10-24 22:12:15
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

3.抽象語だけで話さない。これも非常に大切です。教採などの面接での語りや自己アピール文などでは、抽象語のオンパレードといったこともよくあります。「子どもの心に寄り添うために教師なります」とか「個性を尊重することの大切さを実感しました」といった表現の羅列である場合が多いのです。

2012-10-24 22:15:32
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

抽象語を多用するのは、具体的な想いや、経験に基づいた信条や、未来に向かっての明確な夢がない証拠です。ですから、耳に心地よさそうな抽象語に逃げるのです。抽象語だけで話す人は、面接官から厳しい評価を受けます。時には、意地悪な追加質問に遭遇することになります。

2012-10-24 22:18:42
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

無料添削などで私に添削をリクエストされる方に、私が厳しいコメントを付けながら全面書き換えを求めるのが、今日お話しした「クリアに話す・書く」ができていない場合です。クリアでないと分かりにくい、分かりにくければ伝わりにくい。伝える力が低い人は教師に向いていないから厳しく指導します。

2012-10-24 22:24:00
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

伝わるように話すということは、教師の資質の第1歩でもあります。伝える力を身に付けた上で、教採に臨んでいただきたいと願っています。

2012-10-24 22:25:32
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

明日は、CUPの法則のうち、ユニークに話す、ポジティブに話すということについてお話ししようと思っています。ご期待ください!!

2012-10-24 22:26:23
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

今日は「ユニークに、そして、ポジティブに話す」ということについてお話しましょう。

2012-10-27 18:07:30
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

ユニークに話すとは、誰もが心の中に持っている想いや気持ちを、誰もが使わない新鮮な表現で表してあげる、ということに尽きます。ユニークとは奇抜なことではありません。ユニークとは日頃から何となく感じていることを新鮮かつ意外な表現で捉え直してみることです。

2012-10-27 18:13:34
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

ポジティブに話すとは、語り手の話によって聞き手を「明るく、元気に、爽やかに」するということです。これは話し手が話す時に表情などを「明るく、元気に、爽やかに」するということではありません。話しの内容や話し方によって、聞き手の心を明るく、元気に、爽やかにするということです。

2012-10-27 18:15:52
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

まず、「ユニークに話す」から詳しく考えてみましょう。ユニークに話すの定義は先程、書きましたが、実際にユニークに話すために必要なことは次の3つです。1.平凡からの脱却。2.斬新な切り口と表現。3.普遍的価値の具現化

2012-10-27 18:25:13
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

1.平凡からの脱却、とは簡単に言えば、マンネリズムを捨てる、誰でも使いそうな凡庸な言い方からは卒業するということです。例えば、面接で部活動について聞かれたとします。その答えに単に「部長として苦労して部員をまとめました。」と答えるようでは凡庸なマンネリズムに毒されています。

2012-10-27 18:29:08
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

部長なら苦労して部員をまとめるのは当たり前です。当たり前のことを当たり前に言うだけでは、聞き手の共感も感動も賛同も勝ち取ることはできません。もし、部員をまとめたということを語りたいのなら、そのことをユニークな語りにして話す必要があります。

2012-10-27 18:36:30