旭丘大戦最終巻第四章〜シークレットサイレントサービス〜

制海権を奪取するため・・・現役軍が隠していた海軍を出し、西軍海軍を追う!だがそこには、最強の魔物がいた・・・進み始めた針は止まらない!
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情熱の赤色 @passion_red_sky

「はあ、こんな所に現役がいるわけないじゃんなぁ。」「だよな。なんでこんなt!」そう言いかけたところで彼らがいた司令部がぶっ飛んだ。

2013-01-06 22:37:08
情熱の赤色 @passion_red_sky

「!艦長!哨戒船のチェッカー、コネクト、バイオがレーダーから消えました!」「・・・!来たか!補給作業を中止!補給船はすぐに西へ針路を取り離脱。第三艦隊はレーダーから消えた哨戒船がいた位置に針路を取り、第二艦隊は第一艦隊の立て直しを護衛しろ。」

2013-01-06 22:37:48
情熱の赤色 @passion_red_sky

「総員戦闘配置!本艦は補給作業の中止が確認され次第、潜航する!同時に一番から八番すべてに魚雷をセット!注水!」「了解!」

2013-01-06 22:38:01
情熱の赤色 @passion_red_sky

「敵哨戒船三隻に直撃!引き続き任務に当たる!」「残り時間1分30秒!」 「補給中止完了!メインタンク注水!潜航ー!」「潜航!」

2013-01-06 22:38:40
情熱の赤色 @passion_red_sky

敵旗艦視認!潜航中!」「かまうな!撃て!」20機ほどの戦闘機から対艦ミサイル、自由落下爆弾が投下された。落ちたところに高い水柱が立つ。「くっ、間に合わなかったか・・・とにかく今すぐここから離脱する!」

2013-01-06 22:40:28
情熱の赤色 @passion_red_sky

「くそっ、ダメージは確認できなかったか!」旭光司令部では熱血少将が机を叩いた。「だが、他の戦艦にはある程度打撃を与える事はできた。これだけでも十分。作戦続行!敵艦隊の40000mにつけろ!砲台戦だ!」ダイス中隊が作った道を現役軍艦隊が進む。

2013-01-06 22:40:46
情熱の赤色 @passion_red_sky

ダイス中隊の奇襲を受けた西軍海軍はちょっとしたパニックに陥っていた。その原因の一つに、これはまだ現役軍は知らなかったのだが、旗艦ウエストキーからの指令が入っていなかったからだった。それでも第二艦隊を中心に立て直し、現役軍艦隊に向き合った。

2013-01-06 22:41:28
情熱の赤色 @passion_red_sky

「46cm砲試し撃ち方、距離40000、撃ち方始め!」そう命令が下されると、現役軍全艦隊の砲台から砲撃が始められた。「ひるむな!撃て撃て撃て!」負けじと西軍も打ち返す。さらにこの上空ではそれぞれの軍艦上機による空中戦が行われていた。

2013-01-06 22:42:38
情熱の赤色 @passion_red_sky

先ほどの奇襲で西軍の多くの艦上機が被害を被ったが、それでも戦力はイーブンだった。「ダイス1より旭光司令部へ、敵戦艦の対空砲が激しい。地上からの支援はできないだろうか?」

2013-01-06 22:42:56
情熱の赤色 @passion_red_sky

「こちら旭光司令部。それは難しい、こちらも砲撃戦にかなりの人員を使っている。だが、攻撃している戦艦を優先的に攻撃しよう。」「よろしく願う。」「旭光司令部より砲台班長へ、ポイント2−3の戦艦を優先的に狙え。」「了解!角度変更、左方向に移動!」

2013-01-06 22:43:30
情熱の赤色 @passion_red_sky

戦艦側面につけられた砲台の班長が指示をする。「主砲は引き続き敵空母を狙え!撃てぇっ!」全砲台が一斉に射撃を再開した。「目標、現役軍各戦艦。撃ち方始めっ!」西軍もこれに反応し撃ち始めた。その瞬間、数十秒だったが、戦場が静かになった。そして次の瞬間、ある戦艦から火柱が上がった。

2013-01-06 22:43:48
情熱の赤色 @passion_red_sky

その戦艦は西軍第二艦隊空母だった。甲板に砲弾が直撃し、艦上機が破壊され、船内は大混乱に陥っていた。続いてその戦列にいた三番艦級戦艦も司令部辺りに直撃。西軍艦隊はかなり焦った。

2013-01-06 22:46:01
情熱の赤色 @passion_red_sky

続いて現役軍の戦艦2隻にも被害が出た。それでも、空母に被害が出てないというのもあり、非常に落ち着いていて、混乱の西軍を追撃した。空でも同じ事が起こっていた。空母から火柱が上がったことに気を取られた西軍空軍は次々と現役軍に落とされていった。

2013-01-06 22:46:11
情熱の赤色 @passion_red_sky

だが、突如、壊滅寸前だった西軍が息を吹き返したように連携反撃を始めた。士気も戻っていた。その理由は、たった一本の無線だった。「西軍海軍。こちらは西軍旗艦ウエストキー。待たせた。これより戦列に復帰する!残っている艦隊を再編成する。地点C3を囲むように配列せよ!」

2013-01-06 22:46:34
情熱の赤色 @passion_red_sky

旗艦ウエストキーは確かに奇襲の砲弾を食らった。しかも前方に。その結果、8門ある砲門の内7門が使えなくなり、浸水も起こっていた。それに対処するため、ぎりぎりの水深まで潜り総員総出で修理を行っていたのだ。そこから状況を把握し戦列復帰したのである。

2013-01-06 22:46:51
情熱の赤色 @passion_red_sky

「!潜水哨戒機ブルーオーシャンより現役軍司令部!西軍旗艦と思われる潜航音を探知!」「敵戦艦が移動!」「第二艦隊、第三艦隊は集合地点に対して二列横隊で展開!第一艦隊は後ろで展開する!上空の状況は?」

2013-01-06 22:48:46
情熱の赤色 @passion_red_sky

「こちらダイス1、敵性戦闘機はすべて排除!制空権を奪取しました!」「了解、第一艦隊上空にて再編成を行う。残存機を確認せよ。」

2013-01-06 22:48:55
情熱の赤色 @passion_red_sky

「浮上地点は確定できたか?」海軍司令官熱血中将が聞く。「敵艦隊とソノブイの探知から推測するに、この地点かと思われます。」そういうと海軍総参謀チャップマン大尉がその地点を指す。

2013-01-06 22:50:03
情熱の赤色 @passion_red_sky

「おそらく、この地点に浮上し、ハープーンミサイルを放つと思われます。ですがこれだけの戦艦が周りにいると対潜ミサイルは弾幕でやられると思われます。潜水艦ミサイルでは致命的なダメージは与えられません・・・どうしましょう?」

2013-01-06 22:50:17
情熱の赤色 @passion_red_sky

「・・・戦闘機はあとどれくらい残ってる?」「25機と報告では。」「6機編成の編隊を4隊組ませてくれ、ただし、ストらバは別任務だ。」「了解しましたが・・・何をするんですか?」「ストらバに繋いでくれ・・・任務を説明する。」彼がそう言うと司令員が繋ぐ。「ストらバ、機体の損傷はどうだ?」

2013-01-06 22:50:31
情熱の赤色 @passion_red_sky

「特にはないね。射出装置も行けるよ。」「よし、作戦を伝える・・・」「・・・それ本気?」「これしかない。こっちでも援護するから。」「わかったよ・・・俺今日最高についてるはずなんだけど。」

2013-01-06 22:51:52
情熱の赤色 @passion_red_sky

「よし、八番にハープーンミサイルを装填せよ!」「了解、装填開始!」チャップマン大尉の予想通り、彼らは反撃に出た後、西へ逃げようとしていた。「航路は出たか?」ほーりー中将が聞く。

2013-01-06 22:52:41