『氷菓』(アニメ)視聴三回目のつぶやき(第1話から7話まで)

恒例アニメ例会課題は『氷菓』。長丁場なので、適宜切っていきます。今回はその第1回。第1話から第7話までです。致命的なネタバレはありません(よね?)が、原作かアニメを視聴した後が望ましいと思います。
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じねん @jinensai

さて、ちょっとずつ2月のアニメ例会の課題作『氷菓』予習というか復習していくよ。ゆっくりコツコツ行きます。

2013-01-04 23:53:12
じねん @jinensai

【ゆるバレ】『氷菓』第1話視聴。原作の「二 伝統ある古典部の再生」と『遠まわりする雛』所収の短編「やるべきことなら手短に」の合作になっている。時期的にはこの順番なので、人物紹介も出来るしこの構成で問題はないと思う。その長さを補うためかEDはカットされている。(続

2013-01-05 00:44:22
じねん @jinensai

【ゆるバレ】承)「一 ベナレスからの手紙」が1話で端折られたのは、尺の問題というより、物語を分かりやすくするための演出かと思う。原作では1冊の本の構成として冒頭はベナレスでなければならない必然があるのだが、「古典部」という集団の関係性を周知させる意味では良改変だろう。(続

2013-01-05 00:53:06
じねん @jinensai

【ゆるバレ】承)後々触れるが、原作が西暦2000年であることはアニメ化の際、結構難しかったのではないか(ある事件関係者の年齢的に)。この件は出てきた時に改めて…。また、千反田閉じ込められ事件の伏線の打ち方はアニメ独自(原作には無い)で、これは巧いと思う。さすが京都アニメーション。

2013-01-05 01:06:01
じねん @jinensai

今宵はここまでにいたしとうございます。

2013-01-05 01:07:10
じねん @jinensai

【ゆるバレ】『氷菓』2話視聴。冒頭に原作の「一 ベナレスからの手紙」の供恵ねーちゃん(cv雪野五月さん)の手紙ダイジェスト。ふと考えたことはアニメ1話は時折見掛ける第1話に番外編的に主人公活躍回を配置するアニメセオリーの役割も果たしていたのかも知れない。(続

2013-01-05 23:00:36
じねん @jinensai

【ゆるバレ】承)この回は月日と曜日の組み合わせが頻出する。5/18が(金)なのは直近だと2012年、つまりアニメは(放送当時の)現在進行形であることが分かる。原作ではここまで具体的ではない。この改変は視聴する側とのシンクロ率を上げる効果は確かにあるのだが、困ったことも生じる。(続

2013-01-05 23:06:58
じねん @jinensai

【ゆるバレ】承)それは出てきた時に語るとして、アニメならではの画像伏線も結構楽しい。後に重大な役割を果たす分厚い学校史はここで出てくるし、原作だと折木のモノローグ表現だった某さんの名前の伏線が映像として提示される。(続

2013-01-05 23:12:59
じねん @jinensai

【ゆるバレ】承)メディアの違いを理解した演出は好感を覚える。原作通りではなくアニメ作品として一歩も二歩も踏み込んだ作りになっているのだ。そう考えると1話目Bパートに「やるべきことなら手短に」を持ってきたことにも合点が行く。(続

2013-01-05 23:19:04
じねん @jinensai

【ゆるバレ】承)事柄の起きた順がそこだからというだけではあるまい。ここで後々の筋に絡む人物がしっかり出てきている。読み返しがきかないアニメで伏線を打つとなるとストーリーの川上から仕掛けて行く必要があるのだろう。(続

2013-01-05 23:23:24
じねん @jinensai

【ゆるバレ】承)そして今回(本放送、創作中のBGM代わりと合わせ3回目)気づいたことは、やはりアニメ構成上からの視点だ。1話のEDキャンセルは「やるべきことなら手短に」の積極的挿入のためと考えていたのだが、どうもそればかりではなさそうだ。(続

2013-01-05 23:27:25
じねん @jinensai

【ゆるバレ】承)第1話をアニメの初回ボーナス回的にとらえ、「やるべきことなら手短に」を折木の性質を補強するための説明と考えたり後々の伏線を打つためと考えるのは順当だろうが、アニメ構成的にもっと大切なことがある。(続

2013-01-05 23:30:40
じねん @jinensai

【ゆるバレ】承)つまり第1話には、どうあってもEDを入れるわけには行かなかったのではないか? EDは謎のエロさが話題をさらった例のアレである。 http://t.co/pv0wpyXC 1話で流したら、当然あの小さい方が…となるだろう。(続

2013-01-05 23:40:32
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じねん @jinensai

【ゆるバレ】承)この2話は折木と千反田的には千反田が「一身上の都合」を折木に相談することを決意する回であるが、アニメ構成的には1話に登場しなかった新キャラクター伊原登場回なのである。1話のEDにアレを出すと視聴者のイメージは否応無くEDに引きずられることになる。(続

2013-01-05 23:45:55
じねん @jinensai

【ゆるバレ】承)OPにも当然ながら伊原は登場しているが、あのEDを見た後では(特に男性は)冷静ではいられまい。まず本編で伊原のキャラをきちんと立ててからでなくては、あのEDは本編とのギャップ萌えという本来の役割を果たしづらいのだ。(続

2013-01-05 23:49:27
じねん @jinensai

【ゆるバレ】承)演出的には「薔薇色」と「灰色」を抽出して折木寄りにイメージの挿入をしているアニメは、原作では少しすかした感じの語り口の折木の深層を表現する上でかなり巧くやっていると思う。つまりヤレヤレ系無気力男子高校生は全能感と裏腹な中二病の一種なんだと思う。(続

2013-01-05 23:58:05
じねん @jinensai

【ゆるバレ】承)「三 名誉ある古典部の活動」のラストに「四 事情ある古典部の末裔」の「告白」シーンを持ってきて「引き」にしたのもアニメ化のGJ。これは効果としてアニメに軍配を上げざるを得ない。

2013-01-06 00:03:48
じねん @jinensai

今宵はここまでにいたしとう御座います。

2013-01-06 00:04:41
じねん @jinensai

【ゆるバレ】『氷菓』アニメ第3話視聴。原作では「四 事情ある古典部の末裔」「五 由緒ある古典部の封印」にあたる。OPキャンセルで前回ラストの「告白」の続きから。全くうかつなことに、3回目で気づいたが折木目線で恋愛モードに勘違いしてる最中は画面のトーンが「薔薇色」なのね。(続

2013-01-06 23:46:24
じねん @jinensai

【ゆるバレ】承)そして店の柱時計の振り子が円盤じゃなくてハート型になっている。で、勘違いが分かった後は普通の色使いモードに戻っている。(細かすぎて分からないくらい)いちいち芸が細かいぞ、京アニ。アニメ全般に言えることだが原作より折木と千反田の関係性が恋愛寄りに設定されている。(続

2013-01-06 23:52:44
じねん @jinensai

【ゆるバレ】承)私も古代史ネタに延々と言葉の掛け合いだけが続く作品書いてるので、それを情景描写することの難しさは身につまされるわけだが、とにかく「動き」が乏しい。アニメではなおさらなわけで、飛び出す絵本演出など京都アニメーションの頑張りが光る回でもある。(続

2013-01-07 00:03:15
じねん @jinensai

【ゆるバレ】承)そして古典部シリーズの黒幕(というかOGだから彼女も古典部でOKなのか…。)供恵ねーちゃんからの手紙で示唆された文集のバックナンバー保管金庫捜しの一幕が続く。ここで壁新聞「神高月報」の遠垣内先輩登場。そして折木のダークな一面が明らかとなる。(続

2013-01-07 00:16:03
じねん @jinensai

【ゆるバレ】承)1話Bパートの効き目はここにも生きてるわけで、原作では唐突だったダークさが、抗体が出来てるおかげでかなり和らいでいる。そして今回連呼される「45年前」が曲者だ。ここは原作では「33年前」である。ここは留意しておきましょう(※試験に出ます)。(続

2013-01-07 00:25:24
じねん @jinensai

【ゆるバレ】承)原作との違いと言えば、生物準備室が原作では講義室(地学の方も)であり、準備室は講義室の中からドアで行けるようになっていて狭さの点から換気にはアニメの広い部屋よりも原作の狭い準備室の方が適している。そして里志の出番は原作にはない。(続

2013-01-07 00:37:05
じねん @jinensai

【ゆるバレ】承)里志は「ひまわり」の扮装で現れるが、これはカンヤ祭でのあの扮装の伏線としてここにねじ込んだのだろう。全般に唐突感を緩和するのが京都アニメーションは巧みだ。そして遠垣内先輩と渡り合う伊原が原作より男前度1割り増しで好感度アップ。(続

2013-01-07 00:44:55