ニセ科学はどうして産まれ広がるのか考えてみた

n番煎じでしょうが、考えてみました。 少々長いですがおつきあいください。
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♪てぃ・りり@矢沢美琳™ @joulli

ニセ科学がなぜうまれるかについて、ちょっと考えてみたので、整理してみる。

2013-01-12 05:00:10
♪てぃ・りり@矢沢美琳™ @joulli

その背景の構造に次のような要素がある。

2013-01-12 05:00:31
♪てぃ・りり@矢沢美琳™ @joulli

1. 権威への失望(なんらかの形で、権威や権威によるやり方に疑問をもったり失望してします。幻滅してるかも)

2013-01-12 05:01:29
♪てぃ・りり@矢沢美琳™ @joulli

2. まだ一般に知られていない不安な/嫌な事実やその予感・恐怖があります。これは権威から取りこぼされています。

2013-01-12 05:02:27
♪てぃ・りり@矢沢美琳™ @joulli

3. それを一足飛びに解決しようとする気持ちがあります。じつはそれは、自らの期待にあまりに都合よすぎるのですが、仕方あるまい。

2013-01-12 05:03:37
♪てぃ・りり@矢沢美琳™ @joulli

4. 更に、親切心。似た状況の方へ有用っぽい解決を、「こんないい方法があるよ!」と教えたい、という気持ち。それは実は、"もしかしたらそれすらも信用に値しないかもしれない"という猜疑心の裏返しもあるかもしれません

2013-01-12 05:05:14
♪てぃ・りり@矢沢美琳™ @joulli

次に、ニセ科学が産まれるときの、登場人物です。

2013-01-12 05:05:50
♪てぃ・りり@矢沢美琳™ @joulli

1. 権威。この場合の権威とは、例えば従来の科学の"科学者"や、"医師"といった"専門家"、"政府"・"軍"など情報を持って至り、実務に関わっていたりする方です。

2013-01-12 05:06:57
♪てぃ・りり@矢沢美琳™ @joulli

2. 次に、不安に思う・不満に思う方々です。例えば、"過去に医師に酷い扱いをされたりして不信をもった"とか、"面倒な病気とかを抱えていて、医師の治療法が合わず不信をもった"などです。

2013-01-12 05:11:10
♪てぃ・りり@矢沢美琳™ @joulli

「今の科学だって全然わかってないじゃん」っていう科学が完璧であるかのように思うから逆に科学に不信に思うこともあります。

2013-01-12 05:11:24
♪てぃ・りり@矢沢美琳™ @joulli

また、政府はなにをやっているのですか、とか、そういう、疑問・不信をもっていたりします

2013-01-12 05:11:52
♪てぃ・りり@矢沢美琳™ @joulli

3. 一足飛びな解決をもたらす存在がいます。"この方法が効くらしい"、"この商品にはこんな効果があるよ"、そういうのをもってくる人です。

2013-01-12 05:12:56
♪てぃ・りり@矢沢美琳™ @joulli

この人たちは、2の不安・不満に思う人々であることも多いです。例えば環境汚染等から近代科学に不安を持ち、オーガニックなものに興味を持ち、そこから、"強い石鹸より、オーガニックな石鹸がいいよ"という具合で、紹介したり、商品開発をしたりします。

2013-01-12 05:14:40
♪てぃ・りり@矢沢美琳™ @joulli

或は、なんとなく納得されそうなところを巧みについて"新商品開発"したり、"新たな理論"をつくったりします。

2013-01-12 05:15:29
♪てぃ・りり@矢沢美琳™ @joulli

マイナスイオン云々がこれですね。

2013-01-12 05:16:02
♪てぃ・りり@矢沢美琳™ @joulli

個別のケースについてみてみましょう。

2013-01-12 05:16:07
♪てぃ・りり@矢沢美琳™ @joulli

アレルギー関係で、過去にいろいろ代替医療、それもどうなの?っていうのが流行ったことがありました。

2013-01-12 05:16:27
♪てぃ・りり@矢沢美琳™ @joulli

アレルギーの治療の中で理想な効果が期待できなかったり状態のコントロールが難しかったり、そういう患者さん、つまり結構重症な患者さんは、いろいろ試してみたくなるものです。

2013-01-12 05:18:08
♪てぃ・りり@矢沢美琳™ @joulli

ここで、大事なのは、飽くまで医師を信頼し、指導通りにステロイドを使ったり、患部のコントロールをしたり、といったことなのですが、ステロイドを指導通りに使わないと、副作用等がでてきますし、そこからステロイドへの不安が産まれてきます。

2013-01-12 05:19:42
♪てぃ・りり@矢沢美琳™ @joulli

患部のコントロール等は、医師の方もそこまで知識経験が豊富でない先生も多くいらしたりして、そうして権威である医師への不信が生まれます

2013-01-12 05:20:14
♪てぃ・りり@矢沢美琳™ @joulli

ここで、例えば、身の回りの、似た患者さんから、"うちはこれでよくなったよ"というケースを耳にします

2013-01-12 05:20:53
♪てぃ・りり@矢沢美琳™ @joulli

お布団を干したらよくなった、というものから、"まぐろの目玉療法が効いた"というもの、"水を変えたらよくなった"、"転地療法が効いた"とかいろいろです。

2013-01-12 05:21:54
♪てぃ・りり@矢沢美琳™ @joulli

これは"飽くまで個別ケースだけれど、でもうちでも効くかもしれない"という期待からいろいろやってみたりするんですよね

2013-01-12 05:22:22
♪てぃ・りり@矢沢美琳™ @joulli

それでよくなるかというと、まぁ、たいていよくならない結局、権威である医学の研究が進み、いいお医者さまに、コントロールしてもらうことが一番重要です。

2013-01-12 05:23:29
♪てぃ・りり@矢沢美琳™ @joulli

でも、こういう、困って至り悩んでいたりして、不安で不信をもつ人に、さっきでてきた、商品開発する人がいるんです。

2013-01-12 05:24:40