yunishio氏と化学物質過敏症
はじめに
基礎知識一般に「化学物質過敏症」あるいは「多種類化学物質過敏症」と呼ばれる病気があります。環境省は「本態性多種化学物質過敏状態」と呼んでいるようです。別名として「本態性環境不耐症」とも呼ばれます。
多種多様な化学物質がほんのわずかに存在するだけで身体が不調をきたす、という(主張がなされている)病気なのですが、その実態については論争があります。
ぶっちゃけた話、一部の医師(「臨床環境医」という人たち、この病気の提唱者)以外の医師からはトンデモと思われている様子。そういう症状と患者は存在するものの、原因は違うんじゃないのか、と。そして、患者(の一部?)はこれに強く反発する、という構図が存在しているようです。
議論の発端katot1970さんとandou0725さんが化学物質過敏症に言及したところへaoi_azumaさんが登場。さらにcom_zzzzさんも参加したが、ここでaoi_azumaさんは「あなたのことN氏も笑ってましたが」と発言。文脈より「N氏」はNATROMさんのことらしく、ここでNATROMさんから『そんな記憶はない、そのN氏とは誰か』とツッコミ。ここから化学物質過敏症についての対話となりました。
そもそものはじまり化学物質過敏症について、NATROMさんは今初めて話題にしたわけではありません。以下のページにNATROMさん御自身がまとめておられます。
化学物質過敏症に関する覚え書き
http://members.jcom.home.ne.jp/natrom/CS.html
ところで、実はaoi_azumaさんとNATROMさんの関わりもこれが初めてではなかったようです。
葵東【がれき受け入れ賛成都民】 @aoi_azumaさんとの議論
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/5329/1338419306/
yunishioさんの問題提起
化学物質過敏症をめぐる議論がTogetterでまとめられました。これを見たyunishoさんは、NATROMさんに対して批判的なツイート。

医学的な評価は分からないけど、患者の訴えに耳を貸さず「トンデモ」呼ばわりするのは、臨床医としての誠実さを疑われると思うなあ。/ NATROM氏の主張『化学物質過敏症は臨床環境医によってつくられた「医原病」だと思う』への批判 http://t.co/3AhgjL7AbM
2013-06-16 06:59:55
NATROM先生は、このときもそうだったけど「患者の訴えより臨床医の見立てのほうが絶対的に正しいはずだ」という信念をお持ちのようで取りつく島がない、って感じに見える。/ インフォームド・コンセントはパターナリズムを克服できるか http://t.co/lJGVbSlAUU
2013-06-16 07:02:12
品定めされているのはマジョリティも同じだけど、マジョリティが他人を品定めするときは「自分もまた試されているのだ」という自覚のないこと、または「自分だけは品定めの視線を向けられるべきでない」という確信が、見すごせない特徴ではないかな。https://t.co/Takgw7enRn
2013-06-16 07:28:30ただし、NATROMさんはこういうことを言った覚えはない、としています。(NATROMさんの返答を参照)
Ntokunakiさんからの質問
いや、これは説得かな。通じませんが。前提が共有されていないのかも。

@Ntokunaki 患者がもう充分だと納得することと、臨床医が無制限に取りあげることが、あなたにとっては同じことなんでしょうか。いずれにせよ、あなたが「患者が不充分に感じていても、臨床医がもう充分だと考えれば診療を打ちきってよい」とお考えなのはよく分かりました。
2013-06-16 07:49:10
「従軍慰安婦の証言を聞くことと、それが事実であるかどうか分析することは違う」 「証言はもう充分に聞いた」 「慰安婦の要求を無制限に取りあげることはできない」 これらの言い分に、慰安婦の悲しみに寄りそおうとする意志はまったく感じられない。
2013-06-16 07:51:19
@Ntokunaki あなたが、そうお考えになることは止めません。それによって、希望をたたれる患者が出てきてしまう事実があるのみです。
2013-06-16 08:07:13
@Ntokunaki 患者の希望が叶えられる「べき」かどうかは、患者だけが決定します。患者が望むなら、論ずるまでもなく、それは叶えられる「べき」です。
2013-06-16 08:27:08