@yasuda_yusuke バングラデシュの娼婦たち #Bangladesh

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安田祐輔 『学校に居場所がないと感じる人のための未来が変わる勉強法』(KADOKAWA)発売中 @yasuda_yusuke

ハゲタカ見てた。数年前の外資人気って、不景気による日本の閉塞感を打ち破るための唯一の手段に思われたからでは。リーマンショック以降、結局「外資的なやり方」もうまくいかないことが分かり、ますますこの社会は閉塞感に覆われてしまったのかもしれない。

2010-08-06 01:49:10
安田祐輔 『学校に居場所がないと感じる人のための未来が変わる勉強法』(KADOKAWA)発売中 @yasuda_yusuke

「社会」起業と起業の違いとは、前者が「社会問題を解決する」という一点をミッションとしているところだ。後者は社会のニーズに答えるという点において、社会に貢献しているといえるかもしれないが、それが社会の課題を解決するわけではない。

2010-08-09 23:53:19
安田祐輔 『学校に居場所がないと感じる人のための未来が変わる勉強法』(KADOKAWA)発売中 @yasuda_yusuke

僕は「不幸」を「幸福」に変えることには関心がわくが、「幸福」を「もっと幸福」にすることにはそこまで関心がわかない。特に後者は、「幸福」を「もっと幸福」にする裏に、「幸福」が「不幸」に転じる可能性を否定できないからかもしれない。

2010-08-09 23:55:24
安田祐輔 『学校に居場所がないと感じる人のための未来が変わる勉強法』(KADOKAWA)発売中 @yasuda_yusuke

たとえば安い衣料品メーカーの誕生は、先進国の多くの消費者を「幸福」にするかもしれない。しかし、途上国の労働者を搾取することは往々にしてありうるし、先進国の地方の衰退を招くこともありうる。そして「マーケットが全て正しい」という結論は余りに短絡的だと思う。

2010-08-09 23:59:13
安田祐輔 『学校に居場所がないと感じる人のための未来が変わる勉強法』(KADOKAWA)発売中 @yasuda_yusuke

バウマンが言う様に、近代は「もっと」という際限のない欲求を喚起することで成り立つ社会だ。しかし僕にはそれが人々を幸福にしたようには見えないし、だから企業が顧客のニーズを満たしていたとしても、社会に貢献しているとは一概に言えないと思う。足るを知ることの方が人は幸せになれるのでは。

2010-08-11 01:12:07
安田祐輔 『学校に居場所がないと感じる人のための未来が変わる勉強法』(KADOKAWA)発売中 @yasuda_yusuke

「私の存在は罪なの」僕が四年間関わり続けたバングラデシュの娼婦達は、ことあるごとにそう呟いた。最近、その言葉をよく思い出す。騙されて売られてきたにもかかわらず、彼女らの多くは金銭的には農民・工場労働者よりも豊かだった。でも不幸だった。

2010-08-11 16:33:29
安田祐輔 『学校に居場所がないと感じる人のための未来が変わる勉強法』(KADOKAWA)発売中 @yasuda_yusuke

しかし、彼女には戻るべき農村も工場もなかった。娼婦街を出て社会に戻る自信もなかった。僕はその姿を映像に撮り続けてきたけれども、何もできないことが悔しかった。何をしたらいいのかも分からなかった。そして僕は日本に戻った。

2010-08-11 16:36:28
安田祐輔 『学校に居場所がないと感じる人のための未来が変わる勉強法』(KADOKAWA)発売中 @yasuda_yusuke

今、教育に関わっているのは、それがdrop outした者たちが社会にreintegrateするための最も有効な手段だと思っているから。それは7年前の僕を考えてみれば明白なことだった。そして今の事業の根底には、バングラデシュの娼婦達への思いがある。全ては繋がっていた。

2010-08-11 16:41:29
安田祐輔 『学校に居場所がないと感じる人のための未来が変わる勉強法』(KADOKAWA)発売中 @yasuda_yusuke

元ニートの方々への学びなおしプログラムを作成中。「落ちこぼれ」の受験教育は何度もやってきたけれども、今回は目標が「受験」ではないため到達点がなかなか見えづらい。学習が「楽しい」、そして「自信」に繋がるようなものを作りたいなぁ。

2010-08-13 03:49:42
安田祐輔 『学校に居場所がないと感じる人のための未来が変わる勉強法』(KADOKAWA)発売中 @yasuda_yusuke

山谷に行ってきた。4年前に通っていた頃と比較すると、町はどんどん「近代化」されていく。かつての日雇い労働者たちが年老いて亡くなっていく今、都心に近く交通の便も良い南千住周辺は、再開発のチャンスとなるわけだ。

2010-08-16 00:30:15
安田祐輔 『学校に居場所がないと感じる人のための未来が変わる勉強法』(KADOKAWA)発売中 @yasuda_yusuke

今週分のメルマガ原稿書き終わった。バングラデシュのマイクロクレディットに頼るNGOについて。http://bit.ly/bCBDyE 向こうで暮らしていた頃のことを整理するいい機会になっている。 しかし一週間でいいからエグゾダスしたい。一年以上海外出てないのは約十年ぶり。

2010-08-18 04:20:07
安田祐輔 『学校に居場所がないと感じる人のための未来が変わる勉強法』(KADOKAWA)発売中 @yasuda_yusuke

プレゼン練習に付き合ってくれる方を募集したところ、色々な方からご連絡頂きました。本当にありがとうございます!日曜夜7時頃から都内のルノワール会議室(朝、予約します)、火曜夜は8時頃から田端にて行うつもりです。「プレゼン見てやってもいいぞ」という方、まだまだご連絡お待ちしてます。

2010-08-22 00:19:14
安田祐輔 『学校に居場所がないと感じる人のための未来が変わる勉強法』(KADOKAWA)発売中 @yasuda_yusuke

バングラデシュで生活をしていた頃、「彼らは貧しくても幸せなのではないか?」という疑問が浮かぶようになった。言語を徐々に覚え、滞在期間が長くなるにつれ、その疑問は確信に変わるようになった。日本の高度経済成長のように、「発展」の中にいる彼らの未来には「希望」があった。

2010-08-22 00:21:46
安田祐輔 『学校に居場所がないと感じる人のための未来が変わる勉強法』(KADOKAWA)発売中 @yasuda_yusuke

その中で、僕の頭の離れなかったのは娼婦街にいた女性たちだった。村から騙されて売られ、その場所から出る手段を持たなかった。出ることができたとしても、「差別」と戦わなければいけなかった。

2010-08-22 00:24:11
安田祐輔 『学校に居場所がないと感じる人のための未来が変わる勉強法』(KADOKAWA)発売中 @yasuda_yusuke

彼女らはいつも笑顔を絶やさなかった。表面上、「幸せ」であるように見えた。でもある女性の腕にはリストカットの跡があり、一度客と結婚して娼婦街を出た女性には、あちらこちらに暴力の跡があった。彼女らは「この娼婦街にいる方が幸せよ」といった。諦めがあった。

2010-08-22 00:26:08
安田祐輔 『学校に居場所がないと感じる人のための未来が変わる勉強法』(KADOKAWA)発売中 @yasuda_yusuke

彼女らの多くは、一般の工場労働者より金銭的には「裕福」だった。勿論それは若くてきれいな間だけであり、年を取れば多くの女性は物乞いなどになり極端に貧しくなる。でも、若い時点ではお金があった。でも、彼女らは自らを「罪」を呼んだ。諦めていた。

2010-08-22 00:28:32
安田祐輔 『学校に居場所がないと感じる人のための未来が変わる勉強法』(KADOKAWA)発売中 @yasuda_yusuke

その時から僕は、人を不幸にするのは「金銭的な貧困」ではないのではないかと考えるようになった。尊厳の欠如、そして失った希望、それが人の絶望を産む。そして発展の中にあり、人と人との繋がりが残る一般のバングラ人よりも日本人の方が、「不幸」なのではないかと考えるようになった。

2010-08-22 00:31:21
安田祐輔 『学校に居場所がないと感じる人のための未来が変わる勉強法』(KADOKAWA)発売中 @yasuda_yusuke

ちょうどその頃、日本ではリーマンショック→派遣切り、が話題になっていた。バングラデシュにいても、ネットやNHKの国際放送などで、情報は伝わってきた。バングラデシュにいる意義が、徐々に見出せなくなってきていた。娼婦街にいる意義は見出せても、何をするべきなのか見えなくなっていた。

2010-08-22 00:35:17
安田祐輔 『学校に居場所がないと感じる人のための未来が変わる勉強法』(KADOKAWA)発売中 @yasuda_yusuke

考えてみると僕自身、20歳の頃までは闇の中をひたすら彷徨っていた。希望がなかった。頭も悪かったし、家庭環境も悪かった。毎晩朝までナンパするか、バイク乗るか、そういう生活をしていた。でも目指したいものが見つかって、大学受験を志し、大学に合格してから未来に希望を見出すようになった。

2010-08-22 00:38:12
安田祐輔 『学校に居場所がないと感じる人のための未来が変わる勉強法』(KADOKAWA)発売中 @yasuda_yusuke

2009年からはほとんど日本にいた。その中でお金のない高校生の家庭教師をしたり、東京山谷で勉強会をしたりする中で、どのようにして日本に希望ある社会を創れるか考えるようになった。それが起業へのモチベーションにつながっている。

2010-08-22 00:41:45
安田祐輔 『学校に居場所がないと感じる人のための未来が変わる勉強法』(KADOKAWA)発売中 @yasuda_yusuke

勿論、その女性たちのことを忘れてはないし、「私たちの存在は罪なの」という言葉を思い出さない日は一日もない。でも不思議とあの頃を遠く感じないのは、当時感じていたことと今が、繋がっているからだと思う。彼女らや、彼女らと過ごした時間に対して、恥ずかしい生き方をしていないと思えている。

2010-08-22 00:46:23
安田祐輔 『学校に居場所がないと感じる人のための未来が変わる勉強法』(KADOKAWA)発売中 @yasuda_yusuke

もう一つ、起業しようと思ったきっかけには親友の死があった。その半年前には先輩の死があった。娼婦街の人々、先輩、親友、もし僕が伝えられる何かがあるとすれば、「希望」についてだと思っている。色々な物事を諦めても、「未来」だけは諦めて欲しくない。だから希望のある社会を創りたいと思う。

2010-08-22 00:59:52
安田祐輔 『学校に居場所がないと感じる人のための未来が変わる勉強法』(KADOKAWA)発売中 @yasuda_yusuke

その思いは、現地に長くいればいるほど、感じます。RT @nakatagalileo これは完全に同意です。日本人よりバングラ人の方が目の奥に力がありました。 RT @sayuritamaki RT人と人との繋がりが残る一般のバングラ人よりも日本人の方が、「不幸」なのでは・・・

2010-08-22 01:49:39