質的調査の代表性の問題と海外との研究動向の摺り合わせにおける言語の障害

「質的調査の代表性の問題と海外との研究動向の摺り合わせにおける言語の障害」この2つのテーマが平行して議論されています。
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Ninja DAO | CryptoNinja @CryptoNlnjaNFT

純粋に「調査屋」みたいなポジションは成立しないんですか?調査の専門家と理論の専門家を分けてしまう、ということは不適切なんですかねぇ?RT @sunaneko: だからこそ、事例の説明・データ分析のみのペーパーを「研究ノート」として紹介する回路があるのだと考えています。

2010-08-23 04:54:18
Ninja DAO | CryptoNinja @CryptoNlnjaNFT

「全て」なのですが、成果だけではなく、その前提になるアイデアも入りますね。RT @siuye: それは研究成果ですか?>「出す前に確認したい、という感覚です。」

2010-08-23 04:55:08
Ninja DAO | CryptoNinja @CryptoNlnjaNFT

いや、正直、抄録は殆ど意味がないと思いますよ。だって自分の読めない言語で本文が書かれている論文は、抄録がどんなに魅力的でもジャッジできませんからね。RT @wagonthe3rd: 英文抄録こそ命、になりそう。

2010-08-23 04:56:20
Junya Tsutsui @sunaneko

社会学だとアカデミシャンとして「調査屋」がいることは、ちょっと想像しにくいですね..。 RT @kankimura 純粋に「調査屋」みたいなポジションは成立しないんですか?調査の専門家と理論の専門家を分けてしまう、ということは不適切なんですかねぇ?

2010-08-23 05:29:48
金明秀 Ꮶɨʍ, ʍʏʊռɢֆօօ @han_org

両方とも同感です。前者は相対的に調査設計の自由度が高く、混乱を招きやすいせいかな。 RT @yamtom: |社会学の場合は事前にメソッドとして論|にかなりそって研究する/論文として書く段階での方法論的なものへのこだわりも強いかなと。

2010-08-23 12:37:28
Junya Tsutsui @sunaneko

一人暮らしの高齢者の方のところに「調査」に行くと、歓迎された上、一時間も世話話を聞かされ...じゃないしてくれることもあるんだぞ。

2010-08-24 00:50:20
Junya Tsutsui @sunaneko

まあ「何らかの形でデータ(裏付け)を取らないと、誰も話を聞いてくれなくなるからしゃーないだろ」ということでしょう。そのかわり採取したデータは有効に利用しているというフィードバックもちゃんとする。

2010-08-24 00:52:43
Junya Tsutsui @sunaneko

というわけで、「学問的に誠実に話をする」ことが「データ採取(調査)」と結びついている以上、たいていどんな学問であれデータ採取における軋轢は避けて通れないことだ、ということは、データを取る研究者ならたいてい知っているのです。

2010-08-24 00:56:35
masuda minoru @mimimasumasu

学術の世界で英語で成果が公表されないと人類の知的コミュニティに共有されず無意味であるという考えは、おおざっぱにいう理系では言わずもがなで、これもおおざっぱにいう文系では多分少数だと思うが、なぜこういう違いが生まれたのだろう。明治の始まりの時点ではどちらもほとんどが輸入だったのに。

2010-08-24 02:29:00
masuda minoru @mimimasumasu

日本語で生み出された研究成果が日本語を知らない人には伝わらないということとそれが学術としての価値がないということとは違うはずだ。伝わらなくてもいいと思う人がなぜこんなに沢山いるのか。

2010-08-24 02:36:43
masuda minoru @mimimasumasu

自然科学とか数学の世界で研究成果が共有されずにいたとして生じる問題は、無駄な再試行や再発見が起こること動員されるリソースの縮小が全体の進度を遅らせること、などまあ効率の問題ということになるだろうか。

2010-08-24 02:37:39
masuda minoru @mimimasumasu

さて人文学や社会科学の一部で研究成果が共有されなくても同じ問題は起きるはずだが、それが放置されているのはつまり、そのような効率の低下自体があまり深刻な問題と思われていないということだろうか。

2010-08-24 02:39:13
masuda minoru @mimimasumasu

この違いはつまりいわゆる文系の学問がそれほどがんばって効率を追求するほどの重要性があるとは思われていないということに由来すると考えてよいだろうか。

2010-08-24 02:40:23
autumnsnow,cottonpan @akiyuki_

その結論は悲し過ぎますね。RT @mimimasumasu この違いはつまりいわゆる文系の学問がそれほどがんばって効率を追求するほどの重要性があるとは思われていないということに由来すると考えてよいだろうか。

2010-08-24 02:44:33
masuda minoru @mimimasumasu

現実のパターンを考えると日本の研究者の多くは英語での成果は認知している。この状態ではむしろ日本の研究者はより多くの成果に接することになる。他方で日本語を解さない人たちは日本語での成果を認知しない。

2010-08-24 02:44:55
NHachiya @Khachaturian

@mimimasumasu あるいは人文学や社会科学の一部の研究成果については、(研究の対象とする)地域によって生じる成果の固有性が前提されていて、各地の研究成果が共有されなくても普遍的な研究の進歩に与える影響が限定的だから、とも考えられますね。

2010-08-24 02:46:40
masuda minoru @mimimasumasu

この状況に問題があるとすればそれは、日本語で真に先端的で有為な成果が存在するのにそれが日本語を解さない研究者に認知されず、当該学問の進展に深刻な悪影響を及ぼすというパターンであるが、そういう問題はあるのだろうか。もしそうなら誰かが翻訳すれば良いはずである。

2010-08-24 02:47:06
@parrot_paganus

RT @mimimasumasu: 現実のパターンを考えると日本の研究者の多くは英語での成果は認知している。この状態ではむしろ日本の研究者はより多くの成果に接することになる。他方で日本語を解さない人たちは日本語での成果を認知しない。

2010-08-24 02:48:03
NHachiya @Khachaturian

@mimimasumasu ということは日本での研究が最先端である確率が高いはず…。 @mimimasumasu 日本の研究者の多くは英語での成果は認知。この状態ではむしろ日本の研究者はより多くの成果に接することになる。他方で日本語を解さない人たちは日本語での成果を認知しない。

2010-08-24 02:48:59
masuda minoru @mimimasumasu

ということは、別に日本語でだけ成果を発表しようが、それが当該学問分野全体にとっての真に重要な成果でない限りは特に問題は無いし、真に重要な成果であればさすがに誰かがその重要性に気づくから、翻訳もされる(というかされざるを得ない)ということでよいだろうか。

2010-08-24 02:49:12
K_Hara @K_Hara10

@mimimasumasu ちょっと気になったのですが、研究者の世界では、自国の国際競争力と言うのはそれなりに意識されているものなんですか?日本などのマイナー言語の国であれば、ある程度母国語で成果を集積する事によって競争力を高める事は出来そうですよね。していいかどうかは別として。

2010-08-24 02:55:05
masuda minoru @mimimasumasu

文系の学問の一部は、普遍的真理などそもそも追求していない、特定のコンテクストの中で特定の読者層に読まれることが目的であるから、日本語(もしくはその他の非英語)で書く方が意味があるということもあるのではないか。

2010-08-24 02:57:13
Ninja DAO | CryptoNinja @CryptoNlnjaNFT

@mimimasumasu 実際に翻訳される文献の量は、限られています。何よりも、研究には「日本語の読める研究者が沢山いる分野」と「そうでない分野」がありますから、後者においては、日本語で書いた論文が発掘され、翻訳されると言う可能性は、ゼロに近いのではないでしょうか。

2010-08-24 02:59:52
masuda minoru @mimimasumasu

私の知る英語や仏語がネイティブである研究者でほとんど日本語で成果を公表している人たちもいる。理由を聞いたことはないのだが彼らにとっては日本語で公表することの方に意義があるのだろうか。

2010-08-24 03:00:21
masuda minoru @mimimasumasu

@kankimura 私の想定しているのは、例えばアインシュタインの相対性理論に匹敵するような業績が政治学の分野で日本語オリジナルとして公表されれば、その価値の高さ故翻訳されざるを得ないが、そこまでの価値のない業績は英語で公表されなくても問題ないのではないかという事態です。

2010-08-24 03:07:07