正統BLまとめ

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須藤安寿/水冷式妄想機械 @anjusuto

@takenoko_BL 「ごめん……ぼくは、できないんだ」ある日、先生はそう告白した。先生の目の底には、いつもいつも、深い悲しみの色が見える。「こうしているだけじゃ、きみを満たして上げられないことは分かってる。でも、やっぱり、きみは男の子だから……だから……ごめん。許してくれ」

2010-09-01 16:01:03
須藤安寿/水冷式妄想機械 @anjusuto

@takenoko_BL 「正当BL 14 目の底に(2)」です。

2010-09-01 16:01:17
須藤安寿/水冷式妄想機械 @anjusuto

@takenoko_BL 先輩たちの行為に完全に背を向けられなかったのは、そのせいかもしれない。先輩たちに牝犬と呼ばれて犯されるときには「ぼくは男なのに」と感じていた。でも、先生に見つめられるときは違う。「男だなんて思わなくていい、ぼくは牝犬だから」そう叫びたくてたまらなかった。

2010-09-01 16:01:30
須藤安寿/水冷式妄想機械 @anjusuto

@takenoko_BL 「正当BL 15 目の底に(3)」です。

2010-09-01 16:01:48
須藤安寿/水冷式妄想機械 @anjusuto

@takenoko_BL 「きみはいつも、目の底に深い悲しみがあるように見える。だから……放っておけない。抱けないのに、きみをぼくのものにしておきたいんだ」先生はまるで喉の奥から搾り出すように声を発して、ぼくを強く抱きしめた。「あいつらと、別れてくれ。ぼくだけのものになってくれ」

2010-09-01 16:02:00
須藤安寿/水冷式妄想機械 @anjusuto

@takenoko_BL 「正当BL 16 熟れたる恋の」です。

2010-09-01 16:02:16
須藤安寿/水冷式妄想機械 @anjusuto

@takenoko_BL 告白以来、先生は少し変わった。ぼくが悲鳴を上げるまで容赦なく責めるようになったのだ。ぼくの敏感な場所に歯を立てて、赦してと叫んでもやめてくれない。そしてある日先生は、真紅の布で包んだ性の玩具をぼくに見せた。「これで、きみのお尻も、もう寂しくないだろう?」

2010-09-01 16:02:33
須藤安寿/水冷式妄想機械 @anjusuto

@takenoko_BL 気が狂いそうな強烈な刺激。それなのに真紅の布で目隠しをされ、後孔を性の玩具に犯されて先生に愛撫されることに、ぼくは驚くほど簡単に馴染んだ。「きっときみは誰に可愛がられてもイッてしまうだろうね」そう囁いた先生の声は、見知らぬ誰かの声のように好色そうだった。

2010-09-01 16:03:05
須藤安寿/水冷式妄想機械 @anjusuto

@takenoko_BL 「正当BL 18 裏町を行く(1)」です。

2010-09-01 16:03:24
須藤安寿/水冷式妄想機械 @anjusuto

@takenoko_BL 先輩たちが卒業してしまうと何の邪魔もなくなった。先生は望み通りぼくを独占したはずなのだ。でも……満足しているというようには見えなかった。「一緒に、出かけないか? きみに裏町を見せたいんだ」ある日先生はぼくを責める行為を途中で切り上げて、そんな提案をした。

2010-09-01 16:03:44
須藤安寿/水冷式妄想機械 @anjusuto

@takenoko_BL 「正当BL 19 裏町を行く(2)」です。

2010-09-01 16:03:54
須藤安寿/水冷式妄想機械 @anjusuto

@takenoko_BL 先生に手を引かれて裏町を歩きながら、後孔に入れられた玩具の違和感がずっとぼくを支配していた。先生が見知らぬ男と話しているあいだも、行為のさなかに置き去りにされた気分。何を話していたのかは知らない。ただ、それがぼくを売るための商談なのだと気づいただけだ。

2010-09-01 16:06:13
須藤安寿/水冷式妄想機械 @anjusuto

@takenoko_BL 「正当BL 最終話 ちりて腐れり」です。

2010-09-01 16:06:32
須藤安寿/水冷式妄想機械 @anjusuto

@takenoko_BL 男娼のように客の相手をした。そのあとでシャワーさえ使っていないぼくを、先生は抱きしめた。ぼくの一番感じる場所を撫でながら。ご褒美のように。「ぼくのものに、なるね?」先生の声に、ぼくは躊躇うことなく頷いていた。もう、ぼくは……骨の髄まで先生のものだった。

2010-09-01 16:06:54
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