@ninomae_fumi @futaba_AFB にのまえさんも先日挙げていましたが『普通の人びと』の方がよりおっかないですね。
2013-01-22 23:37:49@RASENJIN @futaba_AFB アーレント「イェルサレムのアイヒマン」ブラウニング「普通の人びと」は本当に凡庸な(まあアイヒマンは立身出世主義の官僚主義的側面が強いんですが)人々が容易に邪悪に染まるリポートとして興味深いですね。
2013-01-22 23:39:28@ninomae_fumi @futaba_AFB レーニンからスターリン時代にかけてのソ連ともいろんな点で比較せねばとはいつも思ってます。
2013-01-22 23:50:38@ninomae_fumi @RASENJIN @futaba_AFB アーレントの「悪の凡庸さ」という表現に対して、ドラッガーが「悪が凡庸じゃなくて、凡庸で普通な人が悪に染まるんだよ」と言ってましたが、これはドラッガーの言うとおりだと思いますね。誰でも染まってしまうことの恐怖
2013-01-22 23:49:53結局のところ、誰でも我が身は可愛いし、どんな状況でも一線を超えちゃったら最後、モラルなんてのは簡単にハザード起こしますからね
2013-01-22 23:58:45@dragoner_JP @ninomae_fumi @RASENJIN @futaba_AFB P.F.ドラッカーの言葉ですか?引用した書籍名を教えてください。もしドラが流行る遥か前に卒論でドラッカーの研究したのですが、思い出せないので…。
2013-01-23 00:12:20「傍観者の時代」だったかと RT @unlimited_blue @dragoner_JP P.F.ドラッカーの言葉ですか?引用した書籍名を教えてください。もしドラが流行る遥か前に卒論でドラッカーの研究したのですが、思い出せないので…。
2013-01-23 00:15:09@dragoner_JP @ninomae_fumi @futaba_AFB 『普通の人びと』がまさにそうなんですが、否応なく自分が撃つ方にまわってしまうことを考えざるをえないので暗い気分になります。
2013-01-22 23:52:11@RASENJIN @dragoner_JP @ninomae_fumi @futaba_AFB ああいうのを読むと、「ああ、俺でも抵抗は無理、従っちゃう」と思いますよね。他人の命より自分の家族の暮らしのほうが普通は大事だもの
2013-01-22 23:55:22@dragoner_JP @RASENJIN @futaba_AFB コリン・ウィルソンは「悪とは、結局は想像力のなさに基づくものだ」と「現代殺人の解剖」辺りで述べてますね。他者の苦痛への想像力の欠如、自己にその危害を引き受ける想像力の欠如、より創造的に問題解決する想像力の欠如。
2013-01-22 23:53:03@ninomae_fumi コリン・ウィルソンの本、未読で大変興味がわきましたので注文しました。ありがとうございます
2013-01-23 00:07:26@dragoner_JP 「現代殺人の解剖」「夢見る力」辺りがそちらの興味ある分野に近いと思います。後者は文芸批評の本ですが>ウィルソン。
2013-01-23 00:25:36あっ、ナチ的なもののおっかなさの解析についてはアーレントとブラウニングもそうですが無論言うまでもなくフランクフルト学派が重要でホルクハイマー&アドルノ「啓蒙の弁証法」とか暇があったらぜひぜひ!
2013-01-23 00:31:03@ninomae_fumi こちらです。未読なので評価はまだできませんが。http://t.co/F6X2PpBl
2013-01-22 23:55:09にのまえさんや螺旋人さんやdragonerさんが出してる書名がさっぱりわからんです。orz
2013-01-22 23:56:41ぼろ太さんが真実の戸口に立たれましたね RT @futaba_AFB: ナチスはホロコーストをしたから悪いとかじゃなくて、ホロコーストでさえ彼らの一面でしかないという風に認識を改めましたよ...
2013-01-22 23:23:48@MyoyoShinnyo 今までちゃんと気がつけなかったんだなというのに少し愕然としてます。。。
2013-01-22 23:58:41そうなんですよ、ナチスは「ホロコーストをした」から悪い、「いっぱい人を殺した」から悪い……という、悲惨な結果のみを悪としてしまうと、「でも良いこともしたじゃないか(国民の健康を推進する政策を実施した、etc)」という、「見方を変えればナチスも悪くない」という陥穽にはまってしまうの
2013-01-22 23:27:07ナチスの健康政策というのは、福祉に見えて実はそうでなく、優生学的に良い血を育んで理想の民族を作ろう……という、ナチス上層部の頭の中にあった観念的な「我が民族」を育てるシミュレーションゲームであって、リアルの国民の方を向いたものではなかった。そういったものを包括した非人間性。
2013-01-22 23:31:43「我が民族」を育てるシミュレーションゲーム。それを頭の中で、机の上で、サロンで論じて、まるで演出用のボードゲームの駒を動かすみたいに、“現実”の人間を生かしたり、殺したりした。このアゴが外れるような非人間性の前では、「共産主義の方が通算で多く殺した」といった反駁は弱々しくすらある
2013-01-22 23:36:26でもって観念的な「シミュレーションゲーム」を弄ぶ人がいる一方で、指導者原理の属人的・人治主義的な側面を利用してこれ幸いとばかりに蓄財や権力獲得に奔走する俗物どもと、中途半端に高スペックな技術者・官僚が加わって、更にSAN値の削れる何物かになっていた、それがナチスドイツであります。
2013-01-23 00:02:13こういうことに気づくと、戦後ドイツの「戦う民主主義」や、言論弾圧だとよく指をさされるヒステリックな非ナチ化も、実はカルネアデスの板のような「非常の選択」であるとわかってくるのです。
2013-01-23 00:08:20