産婦人科医 @syutoken_sanka さんの子宮頸がんセミナー

まとめました。
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産婦人科医 @syutoken_sanka

【子宮頸ガンセミナー】毎年3500人が死亡。ピークは35歳。初期には自覚症状なし。20歳以上で男性経験があれば2年に一回の子宮頸ガン検診が推奨、それにより早期発見ができる。初期であればほぼ100%完治し、その後の出産も可能

2013-01-27 11:37:34
産婦人科医 @syutoken_sanka

【子宮頸ガンセミナー2】子宮頸ガン検診はガン検診の中で最も有効性が高い。検診だけでも70%のがんを減少させられる

2013-01-27 11:43:27
産婦人科医 @syutoken_sanka

【子宮頸ガンセミナー】子宮頸ガンの原因はヒトパピローマウイルス(HPV)の感染。しかし、感染しても実際にがんに進行するのは1000分の1くらい。そもそも、女性の80%は一生のうち一度は感染する、つまり、パートナーの数が多い人しか感染しないわけではない

2013-01-27 11:46:53
産婦人科医 @syutoken_sanka

【子宮頸ガンセミナー4】HPVワクチンは筋肉注射で痛みが残ることがあるので、大事な大会のある前の日などは避けた方が良いかもしれない

2013-01-27 11:50:43
産婦人科医 @syutoken_sanka

【子宮頸ガンセミナー5】中咽頭がん(のどのがん)の60%はHPVが原因というデータが増えていて、ワクチンは様々ながんを抑制する可能性がある

2013-01-27 11:52:17
産婦人科医 @syutoken_sanka

【子宮頸ガンセミナー6】HPVは100種類以上ある。そのうち30~40の型が生殖器に感染。そのうち16,18型が子宮頸ガンの70%の原因。また6,11型はコンジローマの原因

2013-01-27 11:54:13
産婦人科医 @syutoken_sanka

【子宮頸ガンセミナー7】HPVが原因なのは、子宮頸ガン99%、肛門がん90%、陰茎・膣がん50%、中咽頭がん60%

2013-01-27 11:58:24
産婦人科医 @syutoken_sanka

【子宮頸ガンセミナー7】子宮頸ガン予防 1次予防(発症させない)ワクチン、2次予防(早期発見)子宮頸ガン検診。この2段階で予防する。

2013-01-27 12:00:15
産婦人科医 @syutoken_sanka

【子宮頸ガンセミナー9】子宮頸ガン検診を受けても見つけにくいタイプ(顔つき)のがんがある。腺がんがそれ。扁平上皮がんは見つけやすい。よって、ワクチンによる予防がもう一つの方法として重要となる

2013-01-27 12:07:27
産婦人科医 @syutoken_sanka

【子宮頸ガンセミナー10】HPVワクチンには2種類ある。ガーダシル(子宮頸ガンとコンジローマの予防)とサーバリックス(子宮頸ガンの予防)。ただし、サーバリックスの方が免疫が長く続くとされている(メーカーのお話し)

2013-01-27 12:09:36
産婦人科医 @syutoken_sanka

【子宮頸ガンセミナー11】成人女性が「新たに」HPV感染をする確率は45歳以上でも10%程度の人が新たに感染する。よって、ワクチンによる子宮頸ガンの予防効果は多少はある

2013-01-27 12:25:47
産婦人科医 @syutoken_sanka

【子宮頸ガンセミナー12】現在、HPVに感染している人にワクチンを打っても、治療効果は無い。しかし、その後に新たに感染する確率を減らすことができるので子宮頸ガンの予防効果はある(自費で5万円になりますが)

2013-01-27 12:29:12
産婦人科医 @syutoken_sanka

【子宮頸ガンセミナー13】HPVワクチン接種率は自治体によって大きな開きがあり100%~2%まで。将来、子宮頸ガンの発症に地域差が出てくる可能性がある

2013-01-27 12:35:15
産婦人科医 @syutoken_sanka

【子宮頸ガンセミナー14】HPVワクチンの子宮頸ガン予防効果はすぐにはわからない。しかし、すでに前がん病変の発生率の低下、コンジローマ罹患率の低下は、すでにはっきりしている

2013-01-27 12:37:33
産婦人科医 @syutoken_sanka

【子宮頸ガンセミナー終わり】予防には複数の手段を取るべきということ。それよりさきに、麻疹、風疹、おたふく、水痘、B型肝炎などのワクチンをしないとね

2013-01-27 12:43:30