震災と原発事故後2年を目前に、今改めて考えるリスクコミュニケーション

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buvery @buvery

この政治的判断を松永さんは評価しているのだけれど、逆にもう上げても良いのではないかとも言えます。RT @asahipress_2hen: 松永和紀氏──「認めざるを得ないのは、新基準値案が公表された途端、市民、消費者の食に対する不安は一気に沈静化した、という事実だ。

2013-02-06 15:12:25
buvery @buvery

現状の規制値で被曝のコントロールはできているから、食材に応じて上げても良いのではないかと思います。実際、スウェーデンでは、最初に決めたトナカイ肉の規制値をその後10倍に上げています。@asahipress_2hen

2013-02-06 15:14:11

(↑スウェーデンでは事故1年後に食品の市場流通食品の購買調査をもとに平均的国民の市販食品による放射性セシウムの年間被曝線量を0.1-0.2 mSvと計算し、放射線防護庁が設定した放射性セシウムによる内部被曝の年間限度量1 mSvとくらべて相当低いと判断した結果、国民が一般的には少量しか食べないと判断された食品=野生動植物とその加工品について基準値を一般食品と同じ300 Bq/kgから5倍の1500 Bq/kgに引き上げました。くわしくは「スウェーデンは放射能汚染からどう社会を守っているのか」高見幸子、佐藤吉宗訳、合同出版のp.112-114)

@buvery @asahipress_2hen 横失。基本的に賛成。前提として食品データの実態を衆知する必要があると思います。厚労省は http://t.co/zohZR9EG とか http://t.co/xWFvMKp1 のようなものしか出していなくて、その間がない。
birdtaka 2013.2.6 15:41:12

@buvery @asahipress_2hen 早野先生が国のデータで作っているグラフや、エートス福島の自家栽培の野菜で作っているようなグラフなどを国は提供していない。だからたまに報道される高い値だけが印象に残って、正しく実態が分かっていない人が多いのでは。
birdtaka 2013.2.6 15:42:58

朝日出版社 第二編集部 @asahipress_2hen

@birdtaka そうですね。ただ大多数の関心が薄れているとは思います。松永氏の記事 http://t.co/jnKLihP2 に以下が紹介されています。福島県、農水省「放射性セシウム濃度の高い米が発生する要因とその対策について」2013.1

2013-02-06 15:47:06

@asahipress_2hen 大多数の関心が薄れているのは、私もそう思います。心配なの(は)、現状の認識のまま引き上げとなった場合、それがどう報じられてどういう事態を引き起こすかです。無関心層に誤った事実認識に基づいた関心を引き起こす可能性が心配です。
birdtaka 2013.2.6 15:56:40

補足

朝日出版社 第二編集部 @asahipress_2hen

松永和紀氏──「米の放射性セシウム数値が示す農家の努力、科学者の献身」http://t.co/jnKLihP2 「「福島産だから、東北産だから食べない」という消費者に理解してほしい内容」「しっかりしたデータを根拠に…暴論は排除できるようになった」「誇りのようなものを感じるのだ」

2013-02-06 15:17:09
朝日出版社 第二編集部 @asahipress_2hen

連続講演会「放射線について『知って・測って・伝える』ために」、Phase2は明日開催ですが、以下は、昨年の講演会第三回のまとめ(松永和紀氏ご本人の文章)──「福島原発事故対策では、市民、消費者が俯瞰の目を持つための情報提供、解釈、見通しを伝える努力が足りなかったと思う。(続

2013-02-06 15:51:44
朝日出版社 第二編集部 @asahipress_2hen

承前)「行政は、データは次から次へと公表するけれども、肝心のデータの解釈を伝えることに尻込みしてしまった。マスメディアも、私のような仕事の者も、多岐にわたる情報の提供がまったく足りなかった」「「伝え方」、ハウツーの前に、市民が暮らしの中で判断するのに必要な情報と解釈を、(続

2013-02-06 15:52:02
朝日出版社 第二編集部 @asahipress_2hen

承前)「しっかりと投げかける努力をすることが大事なはず。国がそれをできなかったのは、国の責任だけではなく、解釈を伝えようとした省庁を「国民を誘導する」とめちゃくちゃにたたいたマスメディアに問題があったのではないか。恐れずに、プロとして伝えてほしい」(続

2013-02-06 15:52:16
朝日出版社 第二編集部 @asahipress_2hen

承前)「「田崎教授が「次は、官僚がクローズドの場で話す場を作るべきだ」と仰っておられて、私もまったくその通りだと思った。話し合って実際の行動に結びつけてこそ、意味がある。それには、クローズドの場での本音のぶつかり合いが必要だ」http://t.co/bpT8X1xH

2013-02-06 15:52:25

(↑引用の松永さんの文章、ぜひ全編通読をおすすめします)

[参考]
9/5 連続講演会「放射線について『知って・測って・伝える』ために」第1回。学習院大学の田崎晴明先生「放射線の基礎知識をめぐって:科学的にわかること、わからないこと」
田崎先生による講演と質疑応答の要約(講演スライドのリンクもここに)
http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/d/1209.html#05
@hideoharada さんのツイートによるまとめ
http://bit.ly/YT2EJG

9/18 連続講演会「放射線について『知って・測って・伝える』ために」第2回。東京大学・早野龍五先生「福島のデータを見て考えよう」
当日出題の試験問題(ヒント付き)http://t.co/u7aXbDiP
講演スライド(試験問題の正解付き)http://t.co/o5Yj6tIX

9/26 「連続講演会「放射線について『知って・測って・伝える』ために」第3回。科学ライターの松永和紀さんの講演「放射線影響と食品規制 どう理解しどう伝えるか」と全3回の講演者によるパネルディスカッション
@hideoharada さんによる連ツイ要約のまとめ
http://t.co/bKDDA302(by @leaf_parsley さん)
http://t.co/biPhcwgD (by @inabaure さん)
@sjozk さんによるパネルディスカッション文字起こしと参加者の声のまとめ
http://bit.ly/YT2dz9