第一回MCDN定期勉強会 ITを使った美術館教育を考える(1) まとめ
数値的な定量的調査は意味がない。インタビューなどの形での評価を行う。ただこの部分はなかなか進まない。インタビューという形式はやはり手間もかかるので。
2010-08-28 14:56:36大高幸先生のお話は大変よかった。子どもの頃の美術館の思い出は?という問いから、美術館教育の基本は自分が自分に教育することなのだ、とし、美術館における構成主義的な教育についてインタラクティブにお話していただいた。 #MCDN
2010-08-28 17:13:06構成主義的な教育とはもちろん、知識は頭に詰め込むのではなく、自らの中で意味づけて構成するものだというピアジェの議論に基づいている(と思う)。 #MCDN
2010-08-28 17:16:28美術館教育は自分から自分への教育であり、美術館の中では完結しない。そのため出口調査や事前事後テストでわかることは限られており、むしろ美術館体験についての質的なインタビューによって記述するしかない。 #MCDN
2010-08-28 17:21:05大高先生は、「自分から自分への教育」とお話されたが、それを「学習」とは言わないのかな。self-regulated learningのように。教育が専門でない人が多かったから、混乱させないために「学習」という言葉を使わなかったのだろうか。 #MCDN
2010-08-28 17:25:26グッゲンハイムの美術館教育部門がユニークな点は、専門家による教育部門の運営をポリシーとしてやっている。キムカマタニさんは、美術館の教育はボランティアには絶対に任せられないと言っている。それはボランティアを軽視して言っているわけではない。 #MCDN
2010-08-28 15:52:22今のプレゼンテーションで、学校の先生のための素材があったが、学校教育で使える教材を作って、そもそもの専門ではない先生でも教えられるような素材を美術館が作るためには、専門家でなければ絶対にできないとキムさんは、言っている。 #MCDN
2010-08-28 15:54:36美術館の教育部門はキュレトリアルの部門にじゅうぞくしているという時期もあったが、教育部門の地位を高めたのはキムさんの貢献が非常に大きい。 #MCDN
2010-08-28 15:57:22どこの美術館もグッゲンハイムのように教育プログラムをしているわけではない。彼らは今、グッゲンハイムはイスラム圏に美術館を作ろうとしているが、ファミリーで美術館に行くという習慣のないイスラム圏でどうやって美術館教育をやっていくかを考えている。 #MCDN
2010-08-28 15:59:20この20年を考える上で、美術館とIT企業がいかにつきあうかということは非常に重要なことであり、教育部門がどういうポリシーをもって、IT企業とつきあっていくのかということをグッゲンハイムに聴きに行った時に、ちょうどGoogleスケッチアップを使ったコンペをやっていた。 #MCDN
2010-08-28 16:03:16IT企業にアプローチすることが目的になってはいけなくて、教育部門でやるべきことがIT企業にアプローチすることで可能になったからやるのだと言っていた。このコンペはメディアアートのキュレーターが企画に入っているが、美術館の広報的な意味合いも入った企画になっている。 #MCDN
2010-08-28 16:05:37この二十年で、webが発達したことによって、教育できる情報量が圧倒的に増えた。またアーティスト自身の社会的地位がだいぶ変わったのではないか。昔だったら、アーティストがクレジットカードを得られるなんて考えられなかった。 #MCDN
2010-08-28 16:12:26ドル安によって、アメリカ外からの観光客が増えて、ニューヨークの美術館のコレクションの質が非常に高いので、観光資源としての価値が高い。外国人があまりに増えて、近所に住んでる人がきずらくなっているということが今は課題だ、と言っていた。また将来のお客さんが大事だと。 #MCDN
2010-08-28 16:16:52今の子供たちにいかに美術館に来てもらうか、また将来発展する産業は何なのかを常に考えている。将来に大口寄付者としてお金を落としてくれる人をしっかりつかまえていくといことを真剣に考えている。 #MCDN
2010-08-28 16:18:34帰宅ー。今日の美術館教育勉強会で残ったキーワードその1は「変容」。経験によって人が変容すれば、それは全部教育であるということ。だから、"教育"は生きていく中で常に偶然に起こる。 #MCDN
2010-08-28 21:19:50じゃぁ、体感と感動が一番の教師ですね。RT @hari_nezumi RT @junkoy:…今日の美術館教育勉強会で残ったキーワードその1は「変容」。経験によって人が変容すれば、それは全部教育であるということ。だから、"教育"は生きていく中で常に偶然に起こる。 #MCDN
2010-08-29 00:58:15あとは、「意味の発生」。美術館で作品を観る経験がその人の美術館以外での他の体験、人生とつなげないと、”意味”が発生しないということ。 #MCDN
2010-08-28 21:21:07あとは、美術館におけるマーケティングと教育は非常に似ているのだけど、最終的にマーケティングは長いリレーションシップを築くこと(などいろいろ)、教育は個人の変容を考えるところが違う、という指摘。 #MCDN
2010-08-28 21:23:06第二部はとにかく「グッゲンハイムすげー」かな(笑)。とにかく美術館教育を提供するプロとしてのプライドがすげー。あれだけの多岐に渡るプロジェクトをするには、やはりお金も人もいる。でも、それを館内のバジェットではなくグラントでとってきてるのがやっぱりすごいなと。 #MCDN
2010-08-28 21:29:17ほんの10年前まではキュレーションの人たちに比べて格下だったのを、ものすごい努力で地位向上したというのだから、もともとすごく恵まれているというわけでもない。Googleとの提携とかも、外部のIT企業との連携は今の時代マストということで実現したとのこと #MCDN
2010-08-28 21:37:01ITを使った美術館教育を考える勉強会に参加。美術館とは体験を通し学ぶ場である、とそれぞれの幼少期の美術館体験を想起しつつ確認。メトロポリタンやグッゲンハイムの教育プログラムの最新事情から、アメリカの美術館は目先の現実ではなく遠い未来を見据えて運営していると実感した。 #MCDN
2010-08-28 22:29:17