噂に聞いたアクティブ乱流制御SF(違)を見かけたので買ってみてたのをパラパラ。冒頭読み始めて、なるほどね、と。 そんな余裕ないはずなのに・・・
2010-08-29 21:44:38イルカの皮膚筋肉の微小振動が摩擦抵抗低減に関わっているのではないか(グレイのパラドックス、で調べると出てくる)という研究はあるんだけど当然それは壁近傍のストリーク構造に影響を与えるものであって、壁近傍の渦構造が減衰するので摩擦抵抗が減るもの。(続く)
2010-08-29 21:45:17そして、おそらく流れ自体の描写は「お客様、当機は現在・・・」な乱気流のイメージなのではと思われ、その中での姿勢制御に壁面形状によるアクティブ乱流制御が一役買っているような描写はとても気になる。でもそれは立て続けに描写されているだけで(続く)
2010-08-29 21:46:15「役に立っています」と明言されているわけじゃないので、どうしても人工筋肉描写をそこにいれたかった作者が「バレちゃいました?(ニヤリ」な感じで入れた可能性もある。しかし、それなら一体何の役に立っているのかという問題になると、どうなんだろうと。(続く)
2010-08-29 21:47:14普通に摩擦抵抗低減案-自由落下で抵抗低減する必要ある?(でもできるだけ早く目的地に着きたいのかも。目的としては弱い気がするが) 乱流騒音低減とか-傘を開いて減速時にすごい音しそう。そもそも乱気流渦巻く上流でそんなに音が重要なのか?(自分が詳しくないので「重要」と言われたら信じる)
2010-08-29 21:49:35まぁあって困る機能でもないから、とりあえず付けときました☆ミ みたいなものだと思っておけばいいのかしら・・・ と、話の本筋に関係ないところで何を考えているんだろうなぁ・・・いや、でもきっと乱流やってる人なら ここで突っかかってしまうと思う。普通普通。大丈夫大丈夫。平気平気。
2010-08-29 21:51:34@dynamicsoar ですねぇ。しかし輸送機なら摩擦抵抗低減=燃料節減=経済的!になるので納得です。想像すると気持ち悪いですが。
2010-08-29 22:02:04@YJSZK いや、乱流アクティブ制御描写がでてくるだけで、本筋は脳神経系の話です。有名なのでご存知かもと思いますが、伊藤計劃著の『虐殺器官』です。
2010-08-29 22:06:45まーだれしも自分の専門分野に近いところはニヤリとしながら「まぁちょっと違うけどね」と思いながら読むのがsci-fiなんじゃないかな
2010-08-29 21:56:34ニヤリとするの楽しいです。そして流体についてこれだけ色々考えられる作品はレアなので、それだけで嬉しいのはあります。 RT @dynamicsoar: まーだれしも自分の専門分野に近いところはニヤリとしながら「まぁちょっと違うけどね」と思いながら読むのがsci-fiなんじゃないかな
2010-08-29 22:04:28個人的にはグレイのパラドクスとやらの元論文をちょっと読みたくなったな。たんにquasi-steadyで流体力概算しててunsteadyとdiscrepancyあったってことではないのかな。「昆虫は飛べないはずだ」みたいな感じで
2010-08-29 21:59:53…っぽい?http://en.wikipedia.org/wiki/Gray's_Paradox PIVしてみたらGrayの推測より10倍の流体力が出てたぜとあるが…PIVの分際で(失礼)"measure the force"と言うのはちょっとなぁ
2010-08-29 22:02:29"which allowed researchers to calculate precisely how mush force the dolphin was producing." これステレオじゃなくて2DのPIVだよね?ここまで言うか
2010-08-29 22:06:54でもってgoogle scholarってもPoFとAPSのmeeting proceedingsしか出てこない、と。なんでJEBに出さないかね
2010-08-29 22:09:57グレイのパラドクス自体は、「イルカの形状と泳ぐ速度を考えるとこれくらいのエネルギーが必要なはずで、筋肉1kgあたりの発生できるエネルギーを考えるとイルカの筋肉は○kg必要なはずなのに実際はそれより軽いよ!」という話です。
2010-08-29 22:08:59「イルカの皮膚が柔らかく振動(進行波の生成)」が乱流摩擦抵抗低減に寄与してるんじゃないかという話で数値計算やってる人(というか一部グループ)がいますが、論文になってるかは知りません・・・
2010-08-29 22:11:50@dynamicsoar たぶん国内では数箇所で研究してる人がいるように見えて、皆同じ研究室の出身者だったりしてると思います。何でそんなに詳しいかって?それはうちの隣の研究室の先生が出身者だからです・・・
2010-08-29 22:18:46