東野圭吾『むかし僕が死んだ家』がフランスでコニャック・ミステリ大賞国際部門を受賞! (2年4か月前[2010年10月]に)
東野圭吾『むかし僕が死んだ家』のフランス語版(2010年4月刊)が、その年のフランスのミステリ賞を受賞していたということを、2013年2月になってやっと知りました。
東野圭吾が受賞したのはフランスの「コニャック・ミステリ大賞」の国際部門(Prix polar international de Cognac)。ただし、フランスには「コニャック・ミステリ大賞」は2つあるらしく、さらにそれらとは別に「コニャック・ロマンノワール大賞」というのもあるらしい。
そこで、東野圭吾が受賞した賞について調べながら、フランスのコニャック(町の名前)に関連する複数のミステリ賞についてまとめてみました。
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- コニャック・ロマンノワール大賞の受賞作一覧のデータの参照元は、フランスのミステリファンのサイトのこちらのページ。
- このロマンノワール大賞は2007年までコニャック・ミステリ映画祭(2007年で終了)で実施されたのち、2009年からはボーヌ国際ミステリ映画祭(Festival international du film policier de Beaune)に引き継がれて続いている。
おまけ:コニャック・ミステリ映画祭の映画賞
- 1995年に北野武の『ソナチネ』(1993)がコニャック・ミステリ映画祭批評家賞(Prix de la Critique)を、1999年にサブの『ポストマン・ブルース』(1997)が新人監督賞(Prix Sang Neuf)を受賞している。
- また、水野晴郎『シベリア超特急3』が第20回(2002年)コニャック・ミステリ映画祭特別賞を受賞しているらしい。
(『ソナチネ』と『ポストマン・ブルース』の受賞についてはコニャック・ミステリ映画祭旧サイトの1995年と1999年のところに明記されているが、『シベリア超特急3』の特別賞については記述が見当たらない)
- 下の小説『趣味の問題』は、2000年のコニャック・ミステリ映画祭でグランプリ及び批評家賞を受賞した映画『趣味の問題』の原作。