要約できる人というのは、リアルタイムで喋る内容を編集、改変できる印象

medtoolz @medtoolz

ものすごく丁寧にしゃべっている、相手を不快にしたくないという思いこそ伝わってくるのに、その人が何を言いたいのか、自分に何をしてほしいのか、本題が一向に見えてこない人というのが、けっこうよくいる。そういう人に急ぐように促しても、本題はむしろ遠のいたりする

medtoolz @medtoolz

ああいうのもたぶん、自分がこれから会話する内容を要約できる人と、そもそも自分が何を言いたいのか、相手に何をしてほしいのか、そこまで含めて最後までしゃべりきらないと自分でもわからない人とがいる。

medtoolz @medtoolz

これから伝える内容をあらかじめ要約できる人は、丁寧に最初からしゃべることもできるし、急ぐように言われると、本題のところに飛べる。会話文に段落ごとの番地がついていて、ランダム・アクセスできるというか

あんのうん＠自閉モード @_unkonwn_

@medtoolz 脳内データにタグが付いていて、瞬時にアクセス出来る様に整理出来ているんでしょうね、きっと

medtoolz @medtoolz

@_unkonwn_ やっぱりそれができる人はすぐにできるし、できない人は男年たってもできない印象だったり

あんのうん＠自閉モード @_unkonwn_

@medtoolz そういうスキルを要求される環境や生活というのはそう多くはないでしょうからね。必要は発明の母と言いますが、返すとそれは必要性の薄いもの身につきにくいという事ですし、致し方なしです

medtoolz @medtoolz

ひたすら丁寧にしゃべることしかできない人に急ぐように促すのは、ちょうど大昔のアナログテープレコーダーで早送りをするような感じになる。一生懸命早くしゃべるんだけれど、やっぱり本題に到達するまでの工程それ自体は、急いでも変わらない

igi@爆益資産無双 @igi

割愛した部分は想像の及ぶ範囲であって、読み手で補完しうる箇所だから、ユニークなところだけを抜粋して、尚且つ文章として成立させるのが要約。

medtoolz @medtoolz

段落ごとに、段落を代表する文章だけを抽出したのが要点、要点を並べてまるごとの文章を短く伝える試みが要約、文章を読み、「作者が本当に伝えたかったこと」を逆算して述べるのが要旨なんだという。言葉の定義が曖昧で、どうすればそれができるのかを教えないのが問題なんだと

medtoolz @medtoolz

自分たちの社会だと、医師に対して求められるのは「判断しろ」「あとからでいいからこれをやってくれ」「報告だけ聞いてくれ」「とにかく今すぐ来い」の4つしかない。まずそのうちのどれなのかが分かる人と、そこからまずは全部喋らないと分からない人とがいる印象

medtoolz @medtoolz

このあたりは、その4系統だけまずは電話口で強制的にでも語ってもらうことでずいぶん業務が改善された印象を持っている。警察の人たちが電話を受けるときにやる「事故ですか?事件ですか?」と同じ

medtoolz @medtoolz

国語の先生が書いた本にも、要約ができることは大事なんだと書いてある。要約のやりかた、教えかたも一応書いてある。でもこう、どういう要約がいい要約といえるのか、悪い要約があったとして、どうしてそれは悪いのか、そのあたりもうちょっと踏み込んでほしい

medtoolz @medtoolz

その業界が学問として成立することと、その業界の「良さ」をなるべく具体的に、できれば数字で表現できることとは等しいんだろうと思う。「いい音」を定義するのは恐ろしく難しい。「いい要約」はなんとなくどうにかなる、どうにかしている人がどこかにいるんじゃないかと思う

medtoolz @medtoolz

要約できる人というのは、たとえば喋りながら「主題から遠い順」とか「結論から先に」とか、あるいは「修飾多めに相手を悪者っぽく」とか「無味乾燥に」とか指定しても、リアルタイムで喋る内容を編集、改変できる印象。そうできることが「いい要約が作れる」の意味にもなっているような

medtoolz @medtoolz

こう、誰かから指示をもらうためにしゃべる人と、誰かに指示をさせるために喋る人とがいる。相手に操作を試みるのは道徳的には悪徳っぽいけれど、指示を待たれた人と、指示を引きずり出された人とでは、たいてい後者のほうが快適であったりもする

medtoolz @medtoolz

そういう意味で、「いい要約を作れる人」というのは、個人的には各段落の要点の順列/組み合わせを変更しても、そこからまとまった文章を生成できる人なんだと思う。作者の並べかたから自由になれる人というか