“山辺豊彦氏 特別講演”「これだけは知っておきたい木構造のポイント」
会場着。風が台風並み(~_~;) (@ 朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター (TOKI MESSE)) [pic]: http://t.co/7s0dvZcZPG
2013-03-02 08:45:44山辺さん書籍を多く出されているが、実務者向けには基礎から上部構造まで一貫して解説している「ヤマベの木構造」が一番オススメ。
2013-03-02 09:43:07木造(四号建築物)の設計のポイントは6つ。壁量計算、バランス(4分割法)、N値計算、基礎の仕様、梁の断面設計、水平構面の先行破壊防止。最初の3つは仕様規定だが、下の3つはぜひ心掛けてやって欲しい。
2013-03-02 10:00:11擁壁がからむ建物の被害。切り土と盛り土の境界で上下動が加わると被害が出る。隣り合う建物でも無被害、被害と分かれ目に。基礎が無筋など古い建物は特に注意。
2013-03-02 10:10:281891年濃尾地震:1.基礎構造に注意する。2.木材の切り欠きを出来るだけ避ける。3.接合部には鉄材(金物)を用いる。4.筋交いなどの斜材を用いて三角形の架構を造る。
2013-03-02 10:33:001981年:新耐震設計法。必要壁量の強化(変形角の制限)。ここを境に変形角制限が1/60から1/120になり壁量が増えた。
2013-03-02 10:39:00木材らめり込み、せん断、引っ張り破壊があるが、めり込み以外は脆性(もろい)的な壊れ方。めり込みが一番粘る。
2013-03-02 10:45:29含水率の話。30%以外になり20%になると乾燥材と言われるようになり。結合水が減り体積が変わる。つまり割れが入る。
2013-03-02 10:47:00乾燥割れ。最近は高温乾燥が増えているが、内部割れが増える。天然乾燥には見られない。大工は高温乾燥は内部割れがあると加工しているとボロボロだと言う。
2013-03-02 10:49:15人工乾燥と強度低下の関係を観察すると、引っ張り、圧縮、せん断など色々あるが、樹種全般的にせん断強度の低下が傾向としてみられる。
2013-03-02 10:54:36横架材の設計はたわみ。一次梁、二次梁でたわみ量が加算される。これは法律では規定されていない。基準法は最低なのでそれで仕方ないが設計時にはよく考えるように。たわみ制限1/250以外基準も過信しない。1/300でやっているところも。大工塾では1/450としている。
2013-03-02 11:12:44水平構面の話。セットバック建物は2階外壁直下の1階部分には大概壁がない。あっても柱くらい。下屋部分の屋根面を構造的にしっかり作り力を下屋の外側の壁に流す。
2013-03-02 11:16:16吹き抜けのあるプランが最近多い。そのままでは吹き抜け回りの梁の変形が大きくなる。ゾーニングし吹き抜けを境に分けて別々で耐力壁をバランスよく配置することで変形を減らす。
2013-03-02 11:18:46