ヒブ予防接種のリスクとベネフィット:慎重派を許認可に参加の適否など

まとめ「予防接種で死亡:安全や副反応への配慮は?再発防止は?」のコメント欄でのやり取りをまとめました。 予防接種慎重派の山田真医師の記事内容に対する疑問から始まり、予防接種、特にヒブワクチン接種について。利益が大きく早急に普及させるべきという推進派と、副反応や副作用などの危険性も含め、判断材料となるデータを慎重に検討するべきという慎重派とについて。副作用が多く中止されたMMR予防接種や日本脳炎の予防接種や、更に水俣病や薬害との比較、予防接種行政や許認可の問題も含めたやり取りをまとめました。 ●コメント欄への投稿ツイートなので、末尾が途切れているツイートがありますが、各ツイート末尾のリンクから全文が読めます(@kurizunb氏の一連のツイートは、元のコメント全文をその直後に書き出しました)。 ●追加と削除しました。 続きを読む
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くりず @kurizunb

”慎重派”がリスクとベネフィット(危険と利益)をよく考えて、慎重に判断する人たちだなんてとても言えないと思いますが、見解の相違なので仕方がないでしょう。この点についてはおそらく互いの同意点を見つけるこ.. http://t.co/r3BMz3Q5ng

2013-02-28 16:52:14

 

 ●  ↑ 上記のくりず@kurizunb氏のツイートの元コメント全文 ↓ ------

普通の人が持っている常在菌だから、乳児やハイリスク児にに対してはワクチン接種が必要なのです。乳児は身体の機能や免疫機能がまだ未熟なので、常在菌であっても簡単に髄膜に入り込む可能性があるのです。ワクチンの仕組みはご存知ですよね?

そこら中にある菌で重症化するんですよ、乳児は。チアノーゼで真っ黒になった赤ちゃん見たことあります?

何のために、乳児の予防接種回数が多いのか考えたことありますか?ヒブなんて小学生くらいになればなんてことない菌ですよ。それが身体の機能が未熟な乳児には脅威になるんです。だから、ワクチンで予防するんです。

実際に感染する前に、ワクチンで耐性をつけるのです。これは結核も日本脳炎もヒブも変わるものではありません。

昔の結核や日本脳炎など重症化や流行、接種の利益が十分明確であれば判断しやすい>日本脳炎も2005年に急性散在性脳脊髄炎(ADEM)発症との因果関係が否定できないとして渡航者以外の接種が差し控えられたことがありましたが。現在ではより安全なワクチンが開発され、定期接種が再開されています。

なぜ、日本脳炎のワクチン接種はOKでヒブは慎重にすべきなのか、判断基準がわかりません。まだ年間600名ほどがヒブ由来の細菌性髄膜炎にかかっていることを思えば、患者報告数が1桁台の日本脳炎よりもむしろ積極的に接種すべきかと思いますが。

そうそう、ヒブのことを常在菌と言っていますが、インフルエンザ菌(Haemophilus influenzae )は菌を被う莢膜多糖体の糖鎖構造の違いにより、a~fの6つの血清型と無莢膜株(non-typable)型に分けられ、ヒトの鼻咽腔に常在菌となっているのは無莢膜型インフルエンザ菌です。ヒブ(Hib)はb型の莢膜を持つ株で、これが乳児や小児の敗血症や髄膜炎、急性喉頭蓋炎などの侵襲性感染症の起因菌となっているそうですよ。だからHibワクチンなんですね。

データについては、感染症情報センターでそれなりに公開されていますよ。十分かと言われればわかりませんが。

情報の透明性の確保については同意しますが、予防接種慎重派という医師の根拠が「人間は人体の中にいる細菌、ウィルスとバランスをとって生きている。大腸の中から細菌を取り除いたら生きてはいけないように。病気をすることにも意味がある」などというふざけたロマン主義であるならば私は、絶対に審査に口を出しして欲しくないですね。
なお、日本の薬の許認可については、諸外国で認められているものがなかなか認められない、ということのほうが問題になっていると思いますよ。予防接種も然りです。さらに"慎重派"を加えて混乱させろと?

"慎重派"がリスクとベネフィット(危険と利益)をよく考えて、慎重に判断する人たちだなんてとても言えないと思いますが、見解の相違なので仕方がないでしょう。この点についてはおそらく互いの同意点を見つけることができないと思いますので、この辺にしたいと思います。

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ひじじきき @hijijikiki

「実際に感染する前に、ワクチンで耐性をつける」>私はワクチン接種の利益それ自体を否定はしていません。前から「予防接種もリスクとベネフィット(危険と利益)の兼ね合いが問題」と書いているように、(続く http://t.co/4D8z8gAik0

2013-03-01 01:18:41
ひじじきき @hijijikiki

予防接種をする危険と利益を勘案して、その兼ね合いを考え、接種する利益が危険を上回れば、接種した方がよいと思います。但し、接種の危険と利益が誰にとってのどのような危険と利益なのかが問題です。 http://t.co/0UYFzvfIPO

2013-03-01 01:19:00
ひじじきき @hijijikiki

更に「①利益と危険の実際の現れ、は予想困難」「②利益と危険の兼ね合いの予測は、あくまで確率的な統計上の問題」であり、「予防接種により被害を受けやすい「ハイリスク」の人や状態が存在」と書きました。 http://t.co/A6Bk5gQTaA

2013-03-01 01:19:41
ひじじきき @hijijikiki

具体的には「接種で‥重症化や死亡が何人減少し、副作用・副反応により重症化や死亡が何人発生するかと、接種しなかったら重症化や死亡が何人になるかとを比較なければ、利益と危険の実際の現れはわかりません」 http://t.co/g9q1Ronrjh

2013-03-01 01:20:55
ひじじきき @hijijikiki

故に、①②を議論するためには、上記の実際の比較データ=判断材料が必要ですが、現実には「行政や行政の委託を受けた学者が適切なデータ=判断材料を出さ」ずに、接種するか否かを議論しています。 http://t.co/I0pqBbeNWQ

2013-03-01 01:21:15
ひじじきき @hijijikiki

これを解決するために「ワクチンの承認・接種の厚労省の審査過程に、予防接種慎重派の医者・学者を半数入れて審査過程を公表し透明化すべき」「それにより接種の危険と利益が明確化」すると書きました。 http://t.co/grDaAVWOof

2013-03-01 01:21:48
ひじじきき @hijijikiki

それにより「リスクとベネフィット(危険と利益)との兼ね合いが初めてきちんと議論できるようになります」が「前述②の理由で、「接種に関するハイリスク者」への判断は難しいと思います」と書きました。 http://t.co/ROoQ9z7HEG

2013-03-01 01:22:51
ひじじきき @hijijikiki

ご質問の「日本脳炎のワクチン接種はOKでヒブは慎重にすべきなのか、判断基準」>私は「昔の結核や日本脳炎など重症化や流行、接種の利益が十分明確であれば判断しやすい」と書きました。 http://t.co/RTXk44KX49

2013-03-01 01:24:12
ひじじきき @hijijikiki

1960年頃の日本脳炎はwikiにあるように、年間千人の患者のうち2割死亡、半数以上に重い後遺症という実態がありました。当時は今と違って衛生状態や栄養状態が悪く、ウイルスを媒介する蚊が多かったことなど、 http://t.co/oWMoNQ1r6N

2013-03-01 01:25:55
ひじじきき @hijijikiki

当時の具体的な諸条件を考えると、前述の「接種で‥重症化や死亡が何人減少し、副作用・副反応により重症化や死亡が何人発生するかと、接種しなかったら重症化や死亡が何人になるかとを比較」したときに、 http://t.co/ff5PVujr4B

2013-03-01 01:27:23
ひじじきき @hijijikiki

たぶん接種することが妥当だろうと推測されるからです(再三述べているように、具体的なデータがなければ確かなことは言えませんし、接種に対するハイリスク者の問題は別にあります)。 http://t.co/c1Dxf4f4am

2013-03-01 01:27:59
ひじじきき @hijijikiki

「データについては、感染症情報センターでそれなりに公開」>これも再三ですが、どんなデータでも良い、などというわけではないことはむろんで、接種の危険と利益の兼ね合いがわかるデータ、即ち、 http://t.co/Mk7PcDTCsE

2013-03-01 01:28:45
ひじじきき @hijijikiki

「接種で‥重症化や死亡が何人減少し、副作用・副反応により重症化や死亡が何人発生するかと、接種しなかったら重症化や死亡が何人になるかとを比較」したデータ=判断材料の公開が必要です。前述のように、 http://t.co/w7zPMXVgC0

2013-03-01 01:29:35
ひじじきき @hijijikiki

それがない、それを出さない・隠蔽していることを山田真医師が「ヒブワクチンに対してはコメントのしようがない。日本でのプラスとマイナスを評価するだけの判断材料がなにもないため、困っている」と言っています。 http://t.co/8ZQvMgTyNE

2013-03-01 01:30:20
ひじじきき @hijijikiki

他方で、ご紹介の記事http://t.co/vNfDMtkzvoで、ヒブ推進派の薗部友良医師は、 http://t.co/Z90eXKiGeP

2013-03-01 01:30:34
リンク ロハス・メディカル 細菌性髄膜炎を知ってますか-5歳未満乳幼児に発症、重度後遺症多く|ロハス・メディカル 「ヒブワクチン」や「肺炎球菌ワクチン」という言葉を聞いたことがあるだろうか。5...
ひじじきき @hijijikiki

「去年に比べて(ヒブが)どれぐらい減るかという調査もやる方向にはなっているが、行われていません」と、鍵となるデータを示せずに、ワクチンの効能のみ強調してます。危険と利益を議論できるデータを示すべきです。 http://t.co/EqHYlYaDMC

2013-03-01 01:32:45
ひじじきき @hijijikiki

「予防接種(の許認可に)さらに”慎重派”を加えて混乱」>確かに推進派だけなら、“異議なし”できちんと検討されずに決まってしまい、「混乱」もないかもしれません。このような行政のやり方で、前述のMMRも、 http://t.co/leViF4xuLL

2013-03-01 01:33:06
ひじじきき @hijijikiki

ご指摘の「結局中止されるまで4年かかっています。その間に1600人強の子どもが無菌性髄膜炎に感染」というように、推進派ばかりで対策実施までに時間がかかり被害が拡大した疑念が大きいことはOKなのですか? http://t.co/4ZOrHklg6G

2013-03-01 01:34:15
ひじじきき @hijijikiki

前述の、水俣病について原田医師が「札束を使って安全性を振りまいてきた。政治と科学が一体化して反対派を抹殺してはならない」との指摘が、薬害問題や予防接種行政にも同様に起きている懸念が強いです。 http://t.co/eDCOnaafPX

2013-03-01 01:34:30
ひじじきき @hijijikiki

政治が反対派を抹殺することが民主主義でしょうか?迅速に許認可するために異論を封じることが良い結果をもたらすのでしょうか?国や行政は水俣病対策などの失態の責任を取らず、反省してこなかったと思います。 http://t.co/hX6QCsvnTO

2013-03-01 01:47:39
ひじじきき @hijijikiki

「(予防接種と)水俣病と比較‥公害とでは決定的に異なる点」>があっても、公害や薬害での国や行政・厚労省の、反対派を抹殺するやり方が予防接種で「決定的に異なる」とは思えません。これでよいのでしょうか? http://t.co/Loe9TI9ctX

2013-03-01 01:48:06
くりず @kurizunb

現行の感染法上では「細菌性髄膜炎」でサーベイランスが行われています。したがって原因菌ごとの発生動向がわからないことが現在の問題です。もちろん、細菌性髄膜炎の原因菌のうちヒブや肺炎球菌の割合はこれまでの.. http://t.co/HX6SA6R1Ad

2013-03-01 08:56:14
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