東京新聞◆特集『日米同盟と原発』〜抜粋メモ
① 岸信介「名前が核兵器であればそれが憲法違反だ(中略)そういう性質のものじゃないのじゃないか(中略)やはり憲法の精神は自衛ということであり、その自衛権の内容を持つ一つの力を備えていくというのが、今のわれわれの憲法解釈上それが当然できることである。」 @fvjmac
2013-03-04 03:38:16②「なぜ、岸がこの時期にこのような主張をしたのかといえば、それは彼の訪米の目的が日米安全保障条約改定の筋道をつけることだったからだ」「安保条約は、占領を終結させるためのまざるを得なかったもので、幕末の不平等条約にまさるとも劣らない日本にとって不利なものだった」 @fvjmac
2013-03-04 03:40:17③「この条約では、米軍は日本を防衛する義務を負わないにもかかわらず、日本のどこにでも駐留でき、核兵器の持込に際してもなんら制限されなかった。しかも、この条約は期限がなく、日本の側からは破棄できないものだった。岸はこれをより平等なものに改定したかった。」 @fvjmac
2013-03-04 03:40:50④「つまり、日本は米軍にいくつかの基地を提供するが、地上部隊の大部分は日本から撤退してもらう。日本を核戦争に巻き込む可能性のある核兵器の持ち込みはさせない。改定後の条約の期限は10年とし、10年毎に両国で協議のうえ更新する。」 @fvjmac
2013-03-04 03:41:30⑤「この岸の改定案の問題点は、米軍の地上軍のかなりの部分が撤退し、ほとんど無防備になった状態で、日本が中国とソ連の脅威にさらされることだ。」「とくにソ連は核兵器を保有していた。そこで、岸は現行の憲法でも自衛のための核武装は可能であると主張した。」 @fvjmac
2013-03-04 03:42:28⑥「たしかに、そう主張しない限り、岸が考えている改定は現実的とはいえなかった。米国側はこの核武装合憲発言に大きな衝撃を受けた。事実、CIAは岸が帰国したあと、日本の核武装能力について本格的に調査した。」 @fvjmac
2013-03-04 03:43:42⑦「正力松太郎は、米国政府の反対にもかかわらず、英国からコルダーホール型の原発の導入を進めていた。したがって、岸の自衛核武装論は机上の空論ではなかった。米国政府は安保条約の改定に応じるか、さもなければ日本に核武装を許すかの選択を迫られた。そして、前者を選んだ。」 @fvjmac
2013-03-04 03:44:52⑧「66年に日本初の東海発電所が稼動を始め、1年におよそ50キログラムのプルトニウムを産出…米国は日本の核武装能力に縛りをかけるためにNPTへの加入を迫った。当時の総理大臣佐藤栄作は、この条約に加盟すべきか、それとも核武装すべきか検討するよう研究者に命じた。」 @fvjmac
2013-03-04 03:46:00⑨ (内閣情報調査局の秘密文書「日本の核政策に関する基礎的研究」などがある) 「その結果、日本は、当分は核武装せず、米国から引き続き核燃料の供給を受け、原子力発電によって急増する電力需要をまかない、経済的繁栄を目指すことにした。」 @fvjmac
2013-03-04 03:47:10⑩「70年、日本はNPTに署名したが、米国政府の苛立ちを後目に国会での批准を引き伸ばし、正式に加盟したのは沖縄が返還され、日中国交回復が成し遂げられたあとの74年だった。このように、日本の安全保障と原発とは深く結びついていた。」 @fvjmac
2013-03-04 03:47:56⑪「原発がもたらしたのは電力だけではなかった。私たちは、3.11以後の日本で、この二つがどう結びついているのかを確認し、この関係をどのようにすることが望ましいのか考える必要がある。」 @fvjmac
2013-03-04 03:48:152010年4月1日 NPJ通信◆憲法9条と日本の安全を考える 日本の核政策 弁護士 井上正信 http://t.co/MbOyzEphLX 「日本が核武装するなど夢にも思わないし、いざとなっても米国の核兵器を持ちこませないと信じて疑わないのではないでしょうか。」
2013-03-04 04:04:35①「ところが、実際には日本の核政策は極めて危ういものなのです。核兵器持ち込みの密約に関する外務省有識者委員会の報告書が先般公表されましたが、 一部密約ではないと評価していることの問題性があるものの、非核三原則は一貫して破られてきたことが明らかとなりました。」 @fvjmac
2013-03-04 04:04:47②「米国の憂慮する科学者同盟が、「日本とアメリカの核態勢」 という論文を先日ホームページで公表」「この報告書のもととなった日本の資料も併せて公表されており、日本政府が過去に、核武装の選択肢を真剣に検討したことをうかがわせます。」 @fvjmac
2013-03-04 04:05:48③「1968年9月 「日本の核政策に関する基礎的研究」 その1、1970年1月 「日本の核政策に関する基礎的研究」 その2としてまとめられました。 憂慮する科学者同盟の論文が引用している文献の一つが、この 「基礎的研究」 です。」 @fvjmac
2013-03-04 04:07:59④「国民にある核兵器に対する拒絶感情や反核意識は、他の先進国と比較して大変強いものがあり、しかもこれには一貫して変化はありません」「安全保障政策に関わる人たちの間に根強くある核兵器信奉と、国民の反核意識のせめぎ合いの中で、核密約が形成されたといえるでしょう。」 @fvjmac
2013-03-04 04:09:25⑤「日本政府が核抑止力依存政策をとり続けられる理由の一端には、私たち国民のかなりの部分が核抑止力依存政策を受け容れていることが挙げられます。 私たちはそろそろ、この問題について明確に決着を付けなければならない時期に来ているのではないでしょうか。 」 @fvjmac
2013-03-04 04:10:212010年3月9日 外務省◆「密約」問題に関する有識者委員会報告書 - Ministry of Foreign Affairs 『いわゆる「密約」問題に関する有識者委員会報告書』 pdf http://t.co/wK5WztYPjT
2013-03-04 04:14:54毎日◆この国と原発:第8部・自民党、再び 戦後政治と原子力 平和利用、源流は核武装 http://t.co/qeklCVwLZM 原発と核に関する主な出来事 年表1 http://t.co/9Q3yoV6onX 年表2 http://t.co/xtxKh5zJj6
2013-04-10 00:23:38毎日◆この国と原発:第8部・自民党、再び 戦後政治と原子力 九州大副学長・吉岡斉氏の話 http://t.co/sDPFUxBnqT 「核兵器製造につながる「機微核技術」については、自民党政権は強い執着を見せてきた。」 @fvjmac
2013-04-10 01:15:06①「原発については霞が関の決定を粛々と追認し、機微核技術が危機に陥れば介入する。それが自民党政権の基本姿勢だ。背景には「国家安全保障のための原子力」という発想がある。核武装は控えるが、その技術的・産業的な潜在力を外交カードとして使うということだ。」 @fvjmac
2013-04-10 01:15:37②「日本の核武装を嫌う米国にとっては、非核保有国の中で日本にのみ機微核技術開発の特権を与えることで、日本の権力者の自尊心を満足させるとともに、米国への忠誠心を高めさせることができる。機微核技術の維持は、日米軍事同盟の生命線ともいえる。」 @fvjmac
2013-04-10 01:15:57③「原発については、今や米国の原子力プラントメーカーが日本メーカーに製造面で強く依存している。日本が原発から撤退した場合、米国の原子力産業に与える打撃は重大だ。軍事と民事双方にまたがる「日米原子力同盟」は、日本の脱原発に立ちはだかる最大の障害だろう。」 @fvjmac
2013-04-10 01:16:18