小倉秀夫氏と大屋雄裕氏のやりとり 2013年3月2日~3月3日

司法制度改革(そのうち主に弁護士数増強)について、弁護士側と大学側とそれぞれの話。終盤はなぜか「所得」概念の話にスライド。いろいろとためになったのでメモ。
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Takehiro OHYA @takehiroohya

@Hideo_Ogura 井上達夫や嶋津格の発言から「法哲学者はかくかくだ」と決めつけていいのなら、小倉先生から「弁護士ってこういう種族だよね」と主張していいのかしらん。あ~もちろん冗談なのでまともな弁護士の方々は怒らないでほしいのですが。

2013-03-03 11:46:43
Takehiro OHYA @takehiroohya

@Hideo_Ogura 全体と個人の利益は異なり得ます。「功成り名遂げた」人が、後輩のポスト問題など考慮しないこともあるでしょう。あるいは、利益より正義だという立場もあり得ます。その「正義」が正しいかという問題はさて置けば、井上達夫などは後者のタイプだと思います。

2013-03-03 11:51:31
Takehiro OHYA @takehiroohya

@a_commissioner 統合修習は戦後法曹改革の理念でしたからね……LS制度の「失敗」には多くの要因があり分析は難しいですが、大学の中の人間として「74は多すぎる」と当時から言っていました。「3000は多すぎる」と主張していた、という法務省の中の人にも会いました。

2013-03-03 12:01:40
Takehiro OHYA @takehiroohya

「本業で喰えなくなる弁護士が出る」でしょうね(また量化に失敗してるな)。そしてご自身で言及した質疑録に書いてある通り、市場競争から保護されて特権化することが不正義だと井上は考えている。RT @Hideo_Ogura: 弁護士が本業では喰えなくなる社会を作り上げることが正義。

2013-03-03 12:04:28
Takehiro OHYA @takehiroohya

@Hideo_Ogura 従って《公正な競争の結果であれば》(←ここ大事)、喰えなくなる弁護士が出ることは彼らの保護費用を不当に社会に転嫁しないという意味において正しいということに、井上の議論では、なります。

2013-03-03 12:05:43
小倉秀夫 @Hideo_Ogura

つまり、弁護士が本業で喰えなくなることを正義と考えていると言うことですね。RT @takehiroohya: そしてご自身で言及した質疑録に書いてある通り、市場競争から保護されて特権化することが不正義だと井上は考えている。

2013-03-03 12:05:50
小倉秀夫 @Hideo_Ogura

法科大学院の教員が高給を得ることのコストを社会に転嫁することは正義ですね。RT @takehiroohya: 喰えなくなる弁護士が出ることは彼らの保護費用を不当に社会に転嫁しないという意味において正しいということに、井上の議論では、なります。

2013-03-03 12:07:00
Takehiro OHYA @takehiroohya

@Hideo_Ogura LS教員の給与を「高給」と呼ぶべきかという点から問題があるような気がしますが(苦笑)。いや私学のことは知りませんが、そこで新たに禄を食まれた方々には多くの弁護士さんが含まれるようですね。

2013-03-03 12:09:01
小倉秀夫 @Hideo_Ogura

学者さんは、自分たちはいくらもらってもまだその能力に見合っていないと言い続ける傾向があるように感じられますね。RT @takehiroohya: @Hideo_Ogura LS教員の給与を「高給」と呼ぶべきかという点から問題があるような気がしますが(苦笑)。

2013-03-03 12:10:19
Takehiro OHYA @takehiroohya

@Hideo_Ogura 数の数えられない人間以外にその議論の仕方は通用しないと思いますが、論理的な思考能力を持たないようなダメ弁護士が本業で喰えなくなることは正義だと、井上達夫は言うでしょうね。

2013-03-03 12:10:32
Takehiro OHYA @takehiroohya

@Hideo_Ogura とりあえず私もLSで講義担当はしているのですが、それによる昇給や手当支給はなく、他の講義負担が減ったわけでもない純増なので、純粋に単価を切り下げられたことになります。国立はこんなものでは。

2013-03-03 12:12:36
小倉秀夫 @Hideo_Ogura

もともと大学教授は高給取りですからね。RT @takehiroohya: @Hideo_Ogura とりあえず私もLSで講義担当はしているのですが、それによる昇給や手当支給はなく

2013-03-03 12:13:33
Takehiro OHYA @takehiroohya

@Hideo_Ogura その主張がいかなる根拠に基づくのかわかりませんが、本当に比較対象の問題だと思います(労働時間や強度も含めて)。ブラック企業よりは高給でしょうが、霞ヶ関や製造業トップと比べると額面では安い。いわんや金融とは比較にならないが、彼らほど働いているかどうかは。

2013-03-03 12:16:45
Takehiro OHYA @takehiroohya

@Hideo_Ogura つまりそのあたりを詰めずに「もともと高給取り」のように言う人がいかに非科学的・非論理的かという話になるわけです。小倉さん、ますます悪化してますね。

2013-03-03 12:17:35
小倉秀夫 @Hideo_Ogura

http://t.co/rPIPSrhbgo を見る限り、普通の人たちからは高給取りに分類されるかと。RT @takehiroohya:

2013-03-03 12:20:29
Takehiro OHYA @takehiroohya

@a_commissioner その通り、アメリカン・スタンダード化の一環です。ただ、そこに普遍的に正しい要素もあるのと、制度的ハーモナイゼーションはアメリカだけではなく世界的な需要に対応して求められているというところが難しい。

2013-03-03 12:21:16
Takehiro OHYA @takehiroohya

@a_commissioner ヨーロッパでも、長年の伝統にもかかわらず高等教育制度や学位制度の統一・共通化を進めているご時世ですので、日本だけがその外側にいるというのはなかなか困難(いや決断の問題ではありますが)。

2013-03-03 12:22:14
Takehiro OHYA @takehiroohya

@Hideo_Ogura 同様の統計に以前も文句を言ったことがあるのですが、職階別平均は年齢格差を無視しているので、産業間比較のためにはとてもスジが悪いのです。准教授のコマには、26から65くらいの人間が入っている。重要なのは「何歳でいくらもらえるか」「総額いくらか」のはず。

2013-03-03 12:25:45
Takehiro OHYA @takehiroohya

@Hideo_Ogura それでも、たとえば大卒全労働者平均より高いことは否定しませんが、我々のほとんどは大学院修了で就労開始年齢も高いので、相当の直接費用と機会費用を支払っている。額面で高くてようやく実質が対等になるのですが(自分が双方の例外であることは棚の上に置く)。

2013-03-03 12:28:07
Takehiro OHYA @takehiroohya

@Hideo_Ogura それでも額面が高いから「高給」だと言われるなら、普通の人たちから見れば弁護士さんは全体的に特権階級でしょうね。日弁連調査で、収入の平均値が3000万以上、中央値でも2000万以上。

2013-03-03 12:29:55
小倉秀夫 @Hideo_Ogura

弁護士の場合、収入から経費を引いたものしか、使えませんからね。RT @takehiroohya: 普通の人たちから見れば弁護士さんは全体的に特権階級でしょうね。日弁連調査で、収入の平均値が3000万以上、中央値でも2000万以上。

2013-03-03 12:33:18
Takehiro OHYA @takehiroohya

@Hideo_Ogura そういう事情を無視して額面で比較されたでしょう? なお所得でも平均値1500万円、中央値1000万円。

2013-03-03 12:35:03
小倉秀夫 @Hideo_Ogura

大学教授って、研究室の賃料を別途払ったりしているのですか?RT @takehiroohya: @Hideo_Ogura そういう事情を無視して額面で比較されたでしょう? なお所得でも平均値1500万円、中央値1000万円。

2013-03-03 12:36:06
Takehiro OHYA @takehiroohya

@Hideo_Ogura 所得という概念の意味をご存じないのですか?

2013-03-03 12:39:11
小倉秀夫 @Hideo_Ogura

熟知された上で、ミスリーディングな発言をされたのですね。RT @takehiroohya: @Hideo_Ogura 所得という概念の意味をご存じないのですか?

2013-03-03 12:40:38