永添泰子さんによる「見えない雲」の著者グドゥルン・パウゼヴァングさんへのインタビュー紹介&抜粋

永添泰子(@packraty)さんによる「見えない雲」の著者グドゥルン・パウゼヴァングさんへのインタビュー紹介&抜粋 WebRonza GrobalPress記事 by 川崎陽子氏
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永添泰子(性暴力から子ども達を守る社会に変えよう) @packraty

3月3日は「見えない雲」の著者グドゥルン・パウゼヴァングさんのお誕生日だったそうで。この方のインタビュj-記事を紹介したツイートがどっかにいっちゃったので、自分で書きます。http://t.co/pUYmPZCT9d

2013-03-04 00:04:21

すべての読者に真剣に受け止めてほしい―原発事故小説(ドイツ児童文学賞受賞)の著者グドゥルン・パウゼヴァング氏インタビュー

http://webronza.asahi.com/global/2011070800001.html

永添泰子(性暴力から子ども達を守る社会に変えよう) @packraty

朝日新聞社の「論座」の記事なのかなあ。「全ての読者に真剣に受け止めて欲しい」というタイトル。「見えない雲」は児童小説で、チェルノブイリ事故後すぐ書き始め86年10月に西ドイツで出版されました。私は日本語訳の初版本を持っていますが今は小学館文庫で読めるようです。2006年に映画化

2013-03-04 00:10:16
永添泰子(性暴力から子ども達を守る社会に変えよう) @packraty

パウゼヴァングさんの「見えない雲」は14歳の少女が主人公。学校で原発事故の発生を聞き、仕事で留守の両親、祖父母は旅行中で弟と二人で自転車に乗って避難する途中弟は車に轢かれ、自分は雨の中倒れてしまいます。気がついたら髪の毛が抜け病院のベッドの中。

2013-03-04 00:13:11
永添泰子(性暴力から子ども達を守る社会に変えよう) @packraty

チェルノブイリ事故が起きた時、パウゼヴァングさんは、もしも1500kmも離れたウクライナではなく人口密度の高いドイツで事故が起こったらということを強く感じ、この本の執筆を考えた。その際西ドイツの原発事故の防災計画の混乱状態が参考になったそう。バスで避難する計画を自治体が立てても

2013-03-04 00:16:12
永添泰子(性暴力から子ども達を守る社会に変えよう) @packraty

いくら自治体の要請があっても、バスの運転手は「家族を思えば危険な所には行かない」と答える。子ども達にはこういったことを伝える本がない。だから自分が書こうと。

2013-03-04 00:17:49
永添泰子(性暴力から子ども達を守る社会に変えよう) @packraty

原発事故を扱った「見えない雲」はドイツだけで150万部売れ、世界各国特に原発の無いデンマークやオ-ストリアからはよく呼ばれた。日本からも呼ばれたが、原発立地自治体からは一度も呼ばれたことが無い。

2013-03-04 00:19:26
永添泰子(性暴力から子ども達を守る社会に変えよう) @packraty

子どものときに読んだ本はハッピーエンドが多く、悪者は必ず懲らしめられる筋書きばかりだった。でも、現実の世界はそうではない。私の3つの主題は「戦争は決してあってはならない、第3世界の問題、原発事故や広島長崎などの核の問題」

2013-03-04 00:21:35
永添泰子(性暴力から子ども達を守る社会に変えよう) @packraty

この三つが私の主題だが、読者には6歳であろうと60歳であろうと、真剣に受け止めてほしい。私の本は子どもを不安にさせると非難されることがあるが、不安がない、あるいは恐れを感じることができないならば、私たちの種族はとっくに存在していないだろう。

2013-03-04 00:21:56
永添泰子(性暴力から子ども達を守る社会に変えよう) @packraty

インタビューの最後にパウゼヴァングさんは日本のみなさんに3つ質問したいことがあると言いました。1日本には常に地震の危険があるのに、なぜ54基もの原発建設を容認したのか。

2013-03-04 00:23:11
永添泰子(性暴力から子ども達を守る社会に変えよう) @packraty

2「Die Wolke」(見えない雲」の原題が有名になってから多くの自治体から朗読会に招待されたが、原発を稼動させている企業から多額の金が流れる原発立地からだけは呼ばれなかった。

2013-03-04 00:24:06
永添泰子(性暴力から子ども達を守る社会に変えよう) @packraty

2の続き「日本の事情も同様だろうが、原発の近くに住み、生まれた子どもが生き続けることができなかったら、何というつもりなのか。」

2013-03-04 00:24:23
永添泰子(性暴力から子ども達を守る社会に変えよう) @packraty

3今回の福島原発事故による大惨事によって、批判的に考えることを学んだか。 1については私も立てた人達に尋ねたいですが、2と3については特に2の最後の方原発の近くに住み、生まれた子どもが生きられなかったらなんというつもりですか?は厳しいけど大人はみんな考えなくてはならないでしょう。

2013-03-04 00:26:54
永添泰子(性暴力から子ども達を守る社会に変えよう) @packraty

ナチス時代が終わり、子ども世代が「ナチスに対抗して何をしたか」と尋ねた時、親世代は何も答えられなかった。私は自分が死んだ後、子孫からそのようなことを絶対に言われたくない。「核エネルギーに反対して、自分でできる限りのことはやった」と答えられることが、私にとっていちばん重要であると。

2013-03-04 00:30:24

ここから永添泰子さんの感想

永添泰子(性暴力から子ども達を守る社会に変えよう) @packraty

私は日本が過去に起こした戦争やアジア諸国に対して行なった侵略について、他に道はなかったのか?と疑問に思いましたが、今は「どうして事故が起こるまでに原発を止めなかったのか?」という質問を子ども達にされたらどう答えたらいいのかと迷います。27年間反対してきたけど、結局止められなかった

2013-03-04 00:33:28
永添泰子(性暴力から子ども達を守る社会に変えよう) @packraty

せめて福島第一原発事故による被害を最小限に食い止めることと、今までの自分達の生活や価値観を見直し、新しいエネルギーの選択を進めていくこと。今再生可能エネルギーに変えていかなくては地震はまた必ず起こるから。どうしても原発を動かしてはならないし廃炉を実現しなくてはならない。

2013-03-04 00:37:02
永添泰子(性暴力から子ども達を守る社会に変えよう) @packraty

ウランは核兵器を作り、原発を動かすことしか出来ない。掘り出さず埋めておけばよかった。ウランを掘る人も、濃縮する人も、核兵器や燃料を作る人も、運ぶ人も、原発で働く人も、使用済み燃料を管理する人も、ウラン鉱山の閉鎖後の残渣を処理する人も被曝し続ける。運転時にはco2でなく放射能を出す

2013-03-04 00:40:40
永添泰子(性暴力から子ども達を守る社会に変えよう) @packraty

核兵器に反対する人は、原発にも反対するべきだ。その反対も同じ。原発に反対するなら核兵器にも反対しなければ。これはセットなのだから。再生可能エネルギーに自民党が消極的なのは、風力や太陽光では核兵器が作れないし自分達が儲からないからだ。

2013-03-04 00:42:49
永添泰子(性暴力から子ども達を守る社会に変えよう) @packraty

その辺をしっかり考えて欲しい。CO2と放射性物質とどちらがより子ども達に悪影響をおよぼし続けるのかを。子ども達が病気になるようなエネルギーはやめなくてはならない。CO2は再生可能エネルギーでも減らせるのだから。

2013-03-04 00:44:39
永添泰子(性暴力から子ども達を守る社会に変えよう) @packraty

あと40年もかかる福島第一の事故処理。いくらかかるかわからないのに、再稼動など考えられない、まだ被害の補償も済んでいない。これから先も被害は増えるだろう。安部総理にもぜひ「見えない雲」の著者からの質問に答えてもらいたいものだ。

2013-03-04 00:47:19
永添泰子(性暴力から子ども達を守る社会に変えよう) @packraty

「全ての読者に真剣に受けとめて欲しい~原発事故をあつかった児童書『見えない雲』著者グドゥルン・パウゼヴァングさんへのインタビュー」http://t.co/pUYmPZCT9d

2013-03-04 00:49:42