2013年3月6日

知られざる傑作(1)スタートレック パイロット版作品 「THE CAGE(歪んだ楽園)」

スタートレックのオリジナルシリーズでは、カーク船長とスポックを思い浮かべる人が多いと思いますが、実は前任者の船長がいたのです。クリストファー・パイク、彼はカークとは似ても似つかない、「悩める主人公」だったのです。
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白瀬伸一(Sapporo BLUE) @ChromeBranche

シミュレーテッドリアリティをネタにした映像作品といえば、1964年制作のスタートレックの記念すべきパイロット版 「The cage」である。…USSエンタープライズ号船長、クリストファー・パイクは、先の任務で多数の犠牲者を出した責任に苛まれ、除隊を考えていた。(続く)

2013-03-06 02:10:38
白瀬伸一(Sapporo BLUE) @ChromeBranche

(つづき)船は宇宙基地への帰路で18年前に消息を絶った船の救難信号を受信し、タロス4号星に向かう。そこには船の生存者、そして一人の美女がいた。しかしそれは幻で、パイク船長は幻を作り出した異星人に囚われてしまう。(つづく)

2013-03-06 02:16:27
白瀬伸一(Sapporo BLUE) @ChromeBranche

(つづき)異星人は囚われの立場をパイク船長に受け入れさせるため、「宇宙艦隊のキャプテン」ではない、彼自身が望んでいたはずの「クリストファー・パイク」の幻を与える。だが、船長はこれを拒絶する。辛い現実から逃れることよりも、囚われの身であることの方が、尊厳を傷つけるものだった。(続く

2013-03-06 02:21:23
白瀬伸一(Sapporo BLUE) @ChromeBranche

つづき)パイク船長は異星人を逆に捕らえ、脱出することに成功する。先の生存者の幻のうち、実際に生存していたのは美女ただ一人だけで、しかも事故の際に異星人が人間の元の形を知らなかったために、バラバラになった体をでたらめにつなぎ合わされていた。(つづく

2013-03-06 02:26:43
白瀬伸一(Sapporo BLUE) @ChromeBranche

つづき)不憫に思ったパイク船長は、彼女に元の五体満足な幻を与えるよう異星人に告げ、船に戻っていった。パイク船長は、モニター越しに立ち去る異星人と美女、そして自分自身の幻を見届けると、船を発進させ、新しい任務に向かうのであった。(おしまい

2013-03-06 02:31:58
白瀬伸一(Sapporo BLUE) @ChromeBranche

という「シミュレーテッドリアリティ」「悩める主人公」という当時としてはえらく野心的な話をやろうとしたわけですが、当然ながらこんなチャレンジングな企画、テレビ局は首を縦に振らなかったわけで、スタートレックは一度ボツを食らったのです。

2013-03-06 02:34:04
白瀬伸一(Sapporo BLUE) @ChromeBranche

海外だと「投資する価値のある作品」であることを証明してテレビ局を騙…いや説得するため、有望な企画については1話だけ試作品が作られ、見込みがあると判断されれば適宜修正を加えた上でドラマ化されます。スタートレック 「THE CAGE」も、そうした作品の一つだったのです。

2013-03-06 02:44:56

コメント

さんぼん @sannbom 2013年3月6日
「光るめだま」もパイロット作品でしたよね。
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粒あん385えん(税込)のすけ @keroa18 2013年3月6日
アレを受け入れる様な土壌ができてませんでしたからの
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