四国羅針盤スペシャル「巨大地震から“いのち”を守れ」 2012年3月8日

去年、国は南海トラフにおける巨大地震の被害想定を公表した。 四国で震度7と想定された地域は全体の6割に及ぶ58市町村。10mを超える巨大津波は沿岸部の28市町村。 最悪の場合、約8万6千人が犠牲になるとしており、早急な減災の取り組みが求められている。 番組では、耐震化を進めるための対策、巨大津波から逃げ切るための処方箋、四国に潜む知られざる脅威への向き合い方など“いのち”を守るための方策について考える。 続きを読む
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しまなみ @shimanamis

四国羅針盤50 溜池。四国全体で2万、その8割が香川県にある。東日本大震災の後、地震で決壊する恐れと対策の難しさが明らかに。香川県は1万5千ある溜池の耐震診断を進めている。東日本大震災では福島でため池が決壊し、死者・行方不明8人、20棟がこわれた。

2013-03-08 23:42:10
しまなみ @shimanamis

四国羅針盤51 笹原克夫高知教授「段波という特殊な波が起きたのではと考えている。段波が持つ威力はため池の深さ、つまり水位の高さが影響する。流速が長く、水深が深い。その2つが相まって構造物に与える力が大きい。地震の規模が非常に大きいので、溜池が決壊することは想定される」

2013-03-08 23:42:44
しまなみ @shimanamis

四国羅針盤52 溜池の耐震性が不十分だと県が判断した場合、県が耐震工事を行うが、これまでの経験から非常に難しいことが分かっている。ため池はつくられた時代や場所によって工法が変わり、ひとつずつ違った対応が必要。全部を改修するには相当な時間がかかる。

2013-03-08 23:43:10
しまなみ @shimanamis

四国羅針盤53 さらに費用の面での難しさも。工事費用は行政と利用する農家が負担するが、農地の宅地化や高齢化で溜池を維持する農家が減り、耐震工事費用を負担するのが難しくなっている。

2013-03-08 23:43:50
しまなみ @shimanamis

四国羅針盤54 香川県「改修となると莫大な費用がかかるし、特定の農家に費用を負担してもらうのは現実放棄。現地と上手く整合性を測りながらやっていく必要」。

2013-03-08 23:44:23
しまなみ @shimanamis

四国羅針盤55 香川県のため池は千年以上前に作られたものも。国の指針がないのも対策が進まない理由の一つ。まずは今ある堤防の丈夫さを保つ努力。しかし、そのための草刈作業も難しくなっている。

2013-03-08 23:44:48
しまなみ @shimanamis

四国羅針盤56 岡村「溜池の水位を下げておくことが重要。これから田植えの時期から夏場にかけて水位を高く保つ時期。過去400年間、4回の南海地震は晩秋から冬場に来た。このため社会的に危険性が共有されなかった。<続く

2013-03-08 23:45:37
しまなみ @shimanamis

四国羅針盤57 岡村「続き>ため池は割れ目が拡大し、大崩壊に。時間がかかる。早く浸水想定息をつくり、逃げる訓練を」

2013-03-08 23:46:16
しまなみ @shimanamis

四国羅針盤58 NHKアナ「南海地震は明日にも起きるかもしれない。何をすべきか」 黒崎「逃げる、命を守るためにすぐ逃げることがともて大切。日頃から訓練をしておく。生きる希望が湧いてきたとのいうのは非常に重要。その展望をみんなで知恵を出し合って助け合っていくことが重要」

2013-03-08 23:46:58
しまなみ @shimanamis

四国羅針盤59  岡村「揺れ始めると何もできない。予防が大切。そんなに時間は残っていないが、しっかり供えることが重要」 以上

2013-03-08 23:47:31