2013年3月編集記録(@biopoltcartesさん)

「肉体の組織化」
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デュシャン

初めて文字を見る人 @koaustanzen

そしてなぜか、ふとデュシャンの〈泉〉を思った。あれは便器が横たわっているわけだが、あれはなるほど便器が寝ているのだ、と。なにかで読んだ記憶が実感された気がする。こちらの言うことを聞かずに寝ているのだ。寝ている=抗っている。「便器」として意味されたものが、否!と言い続けている。

2013-02-23 21:26:34
初めて文字を見る人 @koaustanzen

床に這いつくばった=零度の抵抗。だから〈泉〉において否!と言い続けている〈もの〉は「ただの便器」ではなく、まさに〈もの〉なのかもしれない。しかし、この〈もの〉とはなんだろう…。どこか他所へと横滑りすることはない。なにか特定の指示作用を持っていないから。その意味で「記号」ではない。

2013-02-23 21:30:18

嘔吐

初めて文字を見る人 @koaustanzen

嘔吐=反転、で何かが外化され作られるというのなら、吐くものが何もないとしたらどうなるの、という疑問はあってもいいのかしら。確かに吐くものが何もなくても嘔吐感は生じるけれど。

2013-03-03 21:38:16
初めて文字を見る人 @koaustanzen

そういった「パフォーマンス」としての嘔吐には嫌気がさしたから「何もしない」「何も起こらない」、ただただ「寝ている」だけのハプニングを仕掛けた。デュシャンの泉が寝ている便器なのだとしたら、それはすでにこのゲリラでなされているということだろう。

2013-03-03 22:03:27

荒川修作

初めて文字を見る人 @koaustanzen

印象的だったエピソードとしては、河本先生が荒川に「あなたは徹底的に制御し計算し尽くして作品を作っている。しかしその内部でなぜか新たに生じてくるもの・こと(内部速度)があるのではないか?」と問うたところ、荒川は半年ほど口を聞かず目も合わせなくなったそうだ。この荒川の動揺は示唆的。

2013-03-09 20:09:24
初めて文字を見る人 @koaustanzen

徹底した計算から反転を生じさせようとしたわけだが、その厳密な論理空間がA or Bを観客に課すとすると、観客はそれ以外の解答をしてしまうということか。まだよくわからないが。「どうすればいい、どうせよと言うんだ」と電話越しに言ってきたという荒川のエピソードについてでした。

2013-03-09 20:15:28
初めて文字を見る人 @koaustanzen

奈義の龍安寺がその例として挙げられていたわけだが、なるほど「内部速度」というのは面白いと思った。厳格な境界条件の設定(=切り閉じ?)によって内部が一定の環境に保たれる、というわけにはいかない。有機体ー人間が無限速度を内部に持ち込んでしまうないしは発生させてしまう。

2013-03-09 20:12:23
初めて文字を見る人 @koaustanzen

構成主義的アプローチ(作りながら考える)を「意味のメカニズム」あたりから徹底して始めた荒川。これが100以上の作品数にのぼったというのも知ってはいたが興味深い。続けるしかなかったのかもしれないな、と。創発の最中に居合わせよう・居合わせさせよう、そして創発させ続けようという狙い。

2013-03-09 20:19:17

彼の人

初めて文字を見る人 @koaustanzen

もはや吐けないのだとしたら…

2013-03-03 21:39:02
初めて文字を見る人 @koaustanzen

なぜに荒川が精神病理学的にどのタイプかなどという話で総合討論の8割が占められてしまうのか…

2013-03-09 19:51:24

It is true...,but...

初めて文字を見る人 @koaustanzen

ボトムアップのアプローチからすれば、池上さんが仰ったようにどのレベルに達すると「死」が構成されるのか、そこから「死」を考えることができる可能性がある。こういう話こそ面白いと思うのだが。

2013-03-09 19:55:17