リアドライブとフロントドライブの差が気になってたけど、シュピールベルガー先生のパンター本でVK3002DBとVK3002MANの比較が書いてあった。フロントドライブのメリットは、変速装置と操向装置を直接操作できる、ステアリングブレーキの調整を車内で行える、起動輪が異物を噛みにくい
2013-03-09 23:07:00リアドライブのメリットは、変速機やブレーキから生じる熱、騒音、悪臭を戦闘室から除去できる、操縦手と無線手の座席配置に支障がない、戦闘室の空間を有効にできる、車体長を短縮できる、砲塔の下にドライブシャフトを通さなくてよくなるので全高を押さえられる。
2013-03-09 23:11:02@pk510bis ソ連製が多い?ですが、あの頃は機械的な問題で変速機が後にあると硬かったっていいますねぇ。ハンマーが必要っていうw
2013-03-09 23:10:21ここが気になるところなんですよ。ロッドを介するから固かったのか、ソ連製の変速機自体が固かったのか・・・ RT @souseiou: @pk510bis ソ連製が多い?ですが、あの頃は機械的な問題で変速機が後にあると硬かったっていいますねぇ。ハンマーが必要っていうw
2013-03-09 23:13:46@pk510bis どこかで読んだ限りではロッドが硬いようなニュアンスだったように思います。だから独戦車は前に変速機を置く理由のひとつになった、とか。まぁこういうのは書き手の印象によりますから色々あやしいですけどw
2013-03-09 23:15:47@pk510bis 普通に段階が少なかったと思います・・・ T-34は4速だったけど、5速に改良して、マシになったと聞きますし。 それでも5速・・・
2013-03-09 23:16:03@pk510bis @souseiou 初めまして.大戦中のイギリスの中・重戦車は大抵(全部か?)リアドライブですが,操縦操作に特に支障があったという話は聞かないので,「リアドライブ方式が操縦操作に本質的に悪影響を及ぼす」というのは誤った見解だと私は思います.
2013-03-09 23:21:16そういえばフロントドライブだと起動輪にダンパーを付けれないので衝突で破損しやすいって話もあった、リアドライブなら誘導輪が前に来るのでダンパーを付けれる。あんまり高い障害に高速で衝突しないように操縦すれば問題ないか。
2013-03-09 23:33:19さあて、戦車の場合、変速機の段数は多ければいいというもんでもない様子で。ドイツ戦車の場合、エンジンのトルクが細くて常に比較的高回転で回さざるを得ず、つまりエンジン側で走行速度を調整しづらいので、七段だの八段だのの細かな多段変速にすることで走行速度の幅を広く取ってたなんて話も
2013-03-09 23:30:46例えばパンター。従来より大馬力のエンジンが使用できる見込みが出てきた時、同時に変速機の段数削減も検討されていたりします。エンジンの余裕が大きくなれば、変速機できめ細かな変速をしてやる必要がなくなるというわけです。複雑な変速機は高価ですから、出来れば使いたくない
2013-03-09 23:34:59一方の赤軍のV-2系列のエンジンはトルクが強烈に太いので、低回転の時でも戦車という重量物を動かす力があります。低回転でも走るから、さらに回転を上げてやる余地もある。つまり変速機に頼らずにエンジン側だけで速度を調整できる幅が広いのです。4段変速機なんかでも一応走れるのはこのお陰
2013-03-09 23:41:31hmm...戦車の操向装置については少しは調べたんだけども、変速機のほうは実際よくわからない。うまい資料ないかしら
2013-03-10 00:03:11理想は変速機不要のガスエレクトリックなりトルクコンバータですけども、機械式変速機が存在しないってだけで面倒は電気や油圧系統のトラブルに転嫁されただけとかの場合も 現代の重機なんかは殆ど前進後進の選択しかなかったり、あって前進に2速があるぐらい 壊れませんよこいつらは
2013-03-09 23:38:24といってもトルコンはやっぱり油漏れが避けられないらしく、作業1万時間ぐらいで全とっかえ重点みたいですけどね
2013-03-09 23:39:51ポルシェ名物のガスエレクトリックも、マウスの場合では路上走行と路外走行用に最終減速器へ2段の変速機能がついてたり やっぱり大出力電動機だと路上20km/hを発揮するぐらいの回転数が足りないんでしょうかねえ
2013-03-09 23:42:17赤軍戦車の操向/変速機構のレバー類が固いのは倍力機構を用意していない単純なロッドリンク式操縦桿だから、などと聞いたこともあったなあ 軽戦車でもこの動作は結構大変らしくって、チェコのLT-35なんかは操縦桿で操作するのは圧縮空気のバルブで、実際に変速機のロッドを動かすのは空気圧とか
2013-03-09 23:48:06もちろん空気圧系統に異常が起きたときのために機械式操向レバーも用意してあるけども、これが操向ブレーキに繋がる油気圧シリンダーを引くときに65kgの力が必要だったのに対し、空気圧操作であれば20kgで済んだんだとか
2013-03-09 23:50:59LT-38で前部起動輪になりこの空気圧操向変速装置はなくなったようなので、やっぱり後部起動輪で操縦手と変速機が離れている車両では変速操作は力のいる仕事になるのかしら そうなると殆どが後輪起動である英国戦車はどうだったのか気になってくる
2013-03-09 23:58:38A22 歩兵戦車Mk.II チャーチル Mk.Iの部隊配備直後の欠陥報告に「変速機についての大半の問題と原因は変速レバーのリンケージが折損すること」とあるなあ ニッケルブロンズ材で作らないといけないところをニッケル不足からアルミブロンズで代用したところボキボキ折れてしまったと
2013-03-10 00:07:33おっと、A12歩兵戦車マチルダ・シニアにも操向変速機は不明ながら主変速機は空気圧によるプリセレクター式だった、とな マチルダII Mk.Vでさらに変速を容易にするため変速機上へ空圧サーボが取り付けられたとあるので、やっぱり結構力が必要な仕事だったんじゃなかろうかしら
2013-03-10 00:13:37プリセレクター式ってどういうもんなのかよく分からなかったけど、変速したい段へレバーをセットする→クラッチを踏んで離す→ギアが選択した段へ自動的に入る ってもので、ギアにシンクロメッシュ機構がなかった時代のことで必須だったダブルクラッチの技術が不要になるわけね
2013-03-10 00:18:34おお、カヴェナンターとクルセイダーについてははっきりと「操向装置とブレーキシステムを空気圧で操作した」と書いてあるぞ クルセイダー試作車では油圧式が検討されたが芳しくなく、カヴェナンター試作車で試された空気圧式が採用されたと
2013-03-10 00:25:15