津波/水害に【ライフジャケット】は意味があるか?

津波/水害対策として【ライフジャケット】を備蓄しよう、という話を最近よく耳にする機会があったので、東日本大震災から2年を迎えようとするこの機会に考えを呟いたらかなりの勢いでretweetされたのでツギャっておく。
ライフハック 津波 東日本大震災 ライフジャケット 水害 防災
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山本康史 @yasusy1973
最近、そこかしこで聞く取組のひとつ。 【津波・水害から命を守る為にライフジャケットを備蓄しておこう】 というもの。 みなさんはどう思いますか?
山本康史 @yasusy1973
「津波・水害」って、ライフジャケットの有無で生死が決まる、と本気で信じているひとが、たくさん居ることに困惑してしまう。 ライフジャケットを売りたい、というポジションの人の話ならともかく、これが意外に、自治会長だったり、ボランティアの代表だったり、地方議員だったりする。。。
山本康史 @yasusy1973
そうすると、来年度予算で「ライフジャケットを整備しましょう」なんて話になってくる。 東北からの学びって、本当にそれで良いのか? そんなお金の使い方で、本当に命が守れると思っているんだろうか???
山本康史 @yasusy1973
仮にその話が【三重県ではなく、瀬戸内の沿岸部(広島や岡山)】なら、100歩譲ってアリかもしれない。 (瀬戸内の津波は太平洋岸より穏やかに水位が上がり、ゆっくり水位が下がっていくと想定されるから) しかし、そんな話を太平洋岸の三重県沿岸部、津波想定が数m、という土地の方から聞く。
山本康史 @yasusy1973
分かりやすくいうと、三重県南部の沿岸域は、東日本大震災クラスの津波が、東日本大震災のときより早く(地震の揺れから数分〜)沿岸部を襲う事が想定されている。 その浸水域で、果たしてライフジャケットの有無が生死を分ける命綱になり得るだろうか?
山本康史 @yasusy1973
仮にライフジャケットを備蓄・配布していたとして、「助かった人の中には、ライフジャケットを着ている人もいるだろう」 しかし、それは「ライフジャケットがあるから命が繋がった」のでは無く、ライフジャケットを着ていようが着ていまいが、助かった可能性の方が圧倒的に高いと思う。
山本康史 @yasusy1973
この手の話は、古くは「防災ずきん」でもある。あれは戦時中、焼夷弾の火の粉が髪の毛に燃え移らないようにかぶるもので、地震の時、頭上から落ちてくるものから頭を守る能力は【まったく無い!!】 なのに、「防災ずきん」として、地震の避難の時にかぶらせようとする。
山本康史 @yasusy1973
そんな「やったつもり防災」の無意味さを私たちは東日本大震災から学ばなきゃならない。 「意味のあるなしじゃなく、防災意識啓発の一環で、低予算でできる」なんてお茶を濁したような事業はむしろ災害を「甘く見せてしまう」弊害の方が圧倒的に大きいんだ、ということが東日本大震災からの学びの一つ
山本康史 @yasusy1973
繰り返す。 【ライフジャケットで津波から命を守る事はできない】 津波から命を守るのは【いち早く高いところに逃げる】 これしか無い。これ以外に無い。それが東日本大震災の教訓。 地震の揺れが起きてからでは逃げられないなら、必要なのはライフジャケットじゃなく、災害前の【引っ越し】だ。
山本康史 @yasusy1973
【引っ越し】にはもちろん費用がかかる。しかし、一人の人が命を落とすよりは【圧倒的に安価】だ。 この価値観を共有するのが、【東日本大震災の教訓を学ぶ】事だし、【東日本大震災を忘れない】ことだと強く感じる。 くどいけど3回目だけど書く【ライフジャケットでは津波・水害から命は守れない】
山本康史 @yasusy1973
東日本大震災からもうすぐ2年の今日、心に誓っておこう。 【私は、『津波から命を守るためにライフジャケットを』という意見を聞いたら、嫌われることがあっても、その方の面前に立ち、その考えを変えてもらえるよう訴える】と言う事を。 これが、私が東日本大震災を忘れない為の一つの行動指針
山本康史 @yasusy1973
なんか、ライフジャケットで妙に熱くなってしまった(*^_^*)ポッ (ちょっと恥ずかしくなってきたナリ・・・)
山本康史 @yasusy1973
ライフジャケットについて、一つだけ余談。 津波に呑まれて行方不明になる人が【しっかりと身体に縛り付けるように】ライフジャケットを着ていれば、ご遺族の元に戻れる確率を上げる効果は見込めるでしょう。 安否確認の時間が短縮できるという意味で行政的には意味がある、なんて悪い冗談だよな。

追記をまとめました


山本康史 @yasusy1973
「津波/水害に【ライフジャケット】は意味があるか?≪追記≫」をトゥギャりました。 http://t.co/GIJU63jItR

コメント

頭文字爺 @initial_g3 2013年3月11日
工事現場のヘルメットだって、重量物の衝撃に対しては無力で、破片から護る目的で装着しているに過ぎない。同様にたかが頭巾でも、ガラス片から護る程度の効果は期待できるはずです。ライフジャケットも同様。意味が無いと言うのはやや言い過ぎかと。もっともその程度の効果しかないので、逃げ遅れてまで装着する必要は無い、という意見は全面的に同意。
長峯明子 @xshochanx 2013年3月11日
確かに。緩慢に増水する川の氾濫とかだったら、ライフジャケットは有効だけど、津波には大きな船から車、コンクリ片、材木片などが含まれるので、飲み込まれたらお終い。ライフジャケットで防げるものではない。これは津波に飲み込みれて九死に一生を得た人の話を聞けばわかること。
めがです(*´ω`) @megadeth0906 2013年3月11日
聞く話によると津波被害の死因で多いのは挫滅(全身打撲のひどいやつ)だそうですね。勿論溺死は防げるのでしょうがYoutube等で見た津波の映像からはライフジャケット程度でとても助かるとは思えませんでした。
act @zaylog 2013年3月11日
津波は第一波、第二波というように複数回に渡って来ます。第一波で逃げ遅れたり、流出家屋に取り残された人が脱出する際にライフジャケットは有効だと思います。海面に浮いた瓦礫は足場になりそうに見えても、足をかけた瞬間に沈んだりしますし、底の見えない黒い海水を漕いで歩かなければならない場合なども有効です。
ザビガじんをたおした ◯5001点 @moon_chakra 2013年3月11日
とても大事な議論だと思う。欲を言えば、ツイ主氏は「なぜライフジャケットが役に立たないか」についてもより具体的にツイートした方が良かったのではないだろうか(「(この状況で)役に立つと思いますか?」「世間は認識が間違っている」という言葉のみなので説得力に欠ける)。危険性の周知よりも世間へのイラつきを明かすことが目的になっている感がややあった。素人考えでは「ライフジャケットも意味があるのではないか」と思いがちなので、それを覆すためには「言わなくてもわかるだろう」ではなく丁寧な説明力が必要だと思う。
act @zaylog 2013年3月11日
津波はザーときてサーッと引いていくものではなく、浸水した地域の海抜や地形によっては数日に渡り水が引きません。そういった浸水地域を往来せねばならない事態が誰にでも起こりえます。津波の水は黒く濁って底が見えませんので、万が一足場を失って水没した場合などにライフジャケットは有用なのです。
hiroharu.minami @hiroharu_minami 2013年3月11日
ライフジャケットが「全く」役立たずかと言えばそうでもないのだろうが、他に防災予算の使い道はいくらでもあるだろう! ジャケット引っ張り出して着てる間に10mでも高台に走れ! と言う主張だよね。
海人(Kaito)@やる気なし症候群 @kait_atc 2013年3月11日
津波にライフジャケットが所謂命綱として機能するかというと微妙と感ずる。浮いていた所で瓦礫に潰される可能性もあるだろうし、あまり言いたくは無いが沖に流されてしまったら運に身をゆだねるしかなくなる。水に浮いていられるという意味では有りかもしれんが…やはり高台に逃げると言うのが最善手だよね
nekosencho @Neko_Sencho 2013年3月11日
ないよりはマシだけど、探して装着する時間で高いとこに逃げたほうが格段にマシだよなあ(恐らく普段は使わない=なかなか見つからないところにあるはず)
nekosencho @Neko_Sencho 2013年3月11日
ちなみに探すのに一分かかったとして、その間歩いて逃げたとしても時速3.6キロで60m、ジョギング並み7.2キロで120m移動できます。
@sbayasi 2013年3月11日
「津波の時にライフジャケットが意味があるか」って話の前提としては、「水に流された時」のイメージで考えるより「土石流に呑まれた時」ってイメージで考えたほうが近いのかもしれない。津波っていうとどうしても水ばっかりが押し寄せてくる印象が大きいんだよね
tantanQtan @tantanQtan 2013年3月11日
家の屋根とか取り残された人を救助するのに避難所とかにあってしかるべきだと思うけど・・・・・
そら豆 @solamame_k 2013年3月11日
膨張式の邪魔にならないものをクルマに放り込んでおけばお守りになるかも知れないな。みんな津波の映像や被害の報道を眼にしてるんだから、他者の「要、不要」の考えに流されず必要と思う人は準備しておきましょう。
@izanamu 2013年3月11日
主旨は「コンマ1%程度の生存率Upしか望めないライフジャケットや防災頭巾よりも、事前に引っ越すとか10秒早く逃げる方が、圧倒的に生存率高くなるよ」って話じゃないの?要は日本人大好きの「意味は無いけど努力した(どや!」ってのは税金使ってやる話じゃないって事でしょ。対費用効果。
@izanamu 2013年3月11日
後、マジで命に関わる事だから強く言って置くけど…。防災頭巾でガラス片は防げない!防災頭巾でガラス片は防げない!!防災頭巾でガラス片は防げない!!!
oomisuzi @oomisuzi 2013年3月11日
ライフジャケットについては全く同意なんだけど、命より安いとか言って引越しなんていう極論を持ち出す点だけは批判したいなあ。それでは一周回って役に立たないライフジャケット装着を呼びかけるのと同じ事にしかなってないと思うから
山本康史 @yasusy1973 2013年3月11日
予想した以上に観ていただき、コメントまで頂きありがとうございます。 時間を頂いて、コメントへのレスも含め少し追記します。
ヘビクイワシ @hebikuiwasi 2013年3月11日
素人考えで議論しててもあまり意味が無いので専門家の見識を聞きたい所。個人的な考えでは(俺も素人だけど)無いよりはあった方がいいんじゃないの。あとは他の防災対策との兼ね合いで優先順位をどう付けるか、という話かな。
三月レイ@令和もミクや艦娘達と旅をする @mitsukirei 2013年3月11日
川下りでさえ、激流の渦に捕まったらライフジャケットあっても浮かんでこれないというのに。何々があるから大丈夫って言う考えから脱した方がいいよ。
三月レイ@令和もミクや艦娘達と旅をする @mitsukirei 2013年3月11日
取り残された人を救うなら、ボートの準備をお願いします。極寒の中ならライフジャケット付けて飛び込んでも水死体になるだけです。今にも流されそうな人を救うって意味なら、ロープ付きの浮き輪を(ビニール製じゃないやつ)
ちくわ@だいぶヱロい @tikuwa_ore 2013年3月11日
「装着したからと百%の安全は保障されないので、逃げられるヒマがあるなら先に逃げろ」って意味なら同意だけど、さっと読むと「ライフジャケットとか役に立たねーから」って書いてるようにしか見えないんだが。
頭文字爺 @initial_g3 2013年3月11日
izanamu氏にご指摘頂いたので補足しますと、防災頭巾はビルの窓ガラスみたいな巨大なガラス片に対しては氏の指摘通り無力です。が、蛍光灯とかの細かいガラス片に対してなら有効なはずです。もっとも冷静に考えると、蛍光灯の真下から移動する方が手っ取り早いか…
山本康史 @yasusy1973 2013年3月12日
たくさんコメントを頂いたので、続きをツギャリました。 http://togetter.com/li/470150
hiroharu.minami @hiroharu_minami 2013年3月12日
まとめ人の主旨としては「公費を入れる物、防災啓蒙の在り方」として津波災害にライフジャケットを有効視する考え方は害が大きいと言っている訳なので、個人がライフジャケットを購入する事まで「バカじゃねぇの?」と言ってるのでは無かろうと思う。
hiroharu.minami @hiroharu_minami 2013年3月12日
東京にいて放射線対策として引越しをするのは合理的とは言えないけど、不安の解消方法としてそうする選択は侮蔑されるべきじゃない、と言うのに近いのではないか? お守りとしてはライフジャケットはかさばるし高いけどね。
kartis56 @kartis56 2013年3月12日
同様のまとめを見たのがこれで2度めか3度めです。逆の意見でのまとめは見た記憶がありません。
そら豆 @solamame_k 2013年3月12日
ボンベの耐熱温度を調べずに「クルマに放り込んでおけば」と書いてしまいましたが、ひょっとしたら危険かも知れないです。申し訳ないです。
山本康史 @yasusy1973 2013年3月13日
zaylog コメントありがとうございます。 津波が収まったあとに水が引かない状態での避難の時なら確かにライフジャケットは安心材料になりますね。そういう趣旨で備蓄するのは構わないと思います。ただ、「命が助かるために」という売り文句で備蓄されるのはちょっと違いますよね。
山本康史 @yasusy1973 2013年3月13日
Neko_Sencho コメントありがとうございます。まさに「ないよりゃ良いけど、その前に逃げようね」が本質だと私も思います。
山本康史 @yasusy1973 2013年3月13日
sbayasi 津波の多様なイメージを整理して体感できるコンテンツがあって欲しいですね。
山本康史 @yasusy1973 2013年3月13日
solamame_k 確かに「道具の限界を理解して、必要と思う人が自分で手元に備えておく」という事が一番いい提案ですね。まさに、個人の防災対策の原点だと思います。
山本康史 @yasusy1973 2013年3月13日
oomisuzi コメントありがとうございます。確かに「引っ越し」は極端な意見に聞こえると思いますが、本当に命を守るなら必要な発想だと思っています。 例えば、私のすむM県の某地では、今から設置する地域のコミュニティーセンターが「津波浸水想定場所」に計画されていたりするので、、、orz...
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