過越の祭とイエスの十字架
- wancupmaster
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10〜14日までの間、イエスは4回にわたり様々なグループの指導者から挑戦を受けることによって、吟味されました。それは、イエスを公に辱めて民衆からの指示を失わせるためであり、ローマ法に違反しているという証拠をみつけ、死刑にするためでした。*ユダヤ法の最高刑は39度の鞭打ち。
2013-03-13 08:48:19吟味1)祭司長、民の長老たち(サンヘドリンの代表)からイエスの権威が問わた。2)パリサイ人の弟子(政治的には反ローマ)とヘロデ党(親ローマの立場)の者たちから政治的テーマによる吟味。3)サドカイ人たちは公の場でイエスを辱めるため。4)パリサイ人たちから律法的な挑戦を受けられた。
2013-03-13 09:04:40これらの吟味の結果、言えることは、①現代のユダヤ教は“パリサイ的ユダヤ教”であって、聖書的ユダヤ教ではないということ。②キリスト教は“聖書的ユダヤ教”だということです。
2013-03-13 09:08:52そこには、律法主義と本物の信仰の違いがあります。私たちも教会に行くことのみや、◯◯しなければならない、△△してはならないというような律法主義的な信仰生活から、主に在って自由にして頂き、みことばによって霊的に養われ、愛をもって神と人とに仕えて行く信仰生活へと変えられていきましょう。
2013-03-13 09:14:22〜過越の食事の順序〜①第一の杯ー感謝の杯。②母か娘が水の入った鉢とタオルを持って回り、人々は指を洗いタオルで拭く。③第二の杯ーさばきの杯。④カルパス(パセリ)を塩水に浸して食べる。若さの象徴。塩水の鉢は数人に一つ用意された。イエスがユダの裏切りを予告されたー マタイ26:23。
2013-03-13 09:25:42⑤アフィコーメンの儀式。⑥ハロセットと苦菜を食べる。この時点でユダは、席を立ったーcfヨハネ13:29~30。⑦メインコース。⑧アフィコーメン(デザートという意味)を食べる。「これはわたしのからだです」ーcfマタイ26:26。⑨第三の杯ー贖いの杯。「これはわたしの契約の血です」
2013-03-13 09:36:19弟子たちはゲツセマネに行く前に4杯ものぶどう酒を飲んでいたのですから、眠くなってしまったのも分かりますね。弟子たちとは対照的に、イエスは血の汗を流して祈られていました。イエスは3度の祈りを捧げていますが、弟子たちは最後まで眠っていました。霊的に無防備な状態です。
2013-03-13 09:50:38「わが父よ。できますならば、この杯をわたしから過ぎ去らせてください。しかしわたしの願うようにではなく、あなたのみこころのように、なさってください」ーマタイ26:39。これがイエスの祈りの内容でした。ご自分の胸の内を正直に伝えながらも、父なる神のみこころのみの成就を求める祈りです。
2013-03-13 09:55:25私たちも祈る時は、御父のみこころを求めないとですね。くれぐれも“ショッピングリストの祈り”にならないように注意しなくてはいけませんね。
2013-03-13 10:01:00私たち異邦人信者にはあまり馴染みのない過越の食事。その中で「アフィコーメンの儀式」について、ちょっとだけお裾分けを…
2013-03-14 20:57:13この「アフィコーメンの儀式」を挟んでメインコースがあります。①まず、三つの部分に分かれた布袋に三枚の種なしパンを入れますー父・子・御霊の三位一体の神を表わします。
2013-03-14 21:01:39②真ん中のパンを取り出して、二つに裂いて、半分を亜麻布に包んで隠しますー十字架上で裂かれたイエスのからだ、葬りを表わします。
2013-03-14 21:04:03③メインコースの後でそれを持ち出して食べます。*種なしパンーイエスには罪がないことを表わす。このパンには、筋が入っていますー鞭打ちの傷を表わす。このパンには小さな穴があいてますーイエスの手と足の釘と脇腹の槍の痕を表わす。このパンを食べるとは、イエスの十字架を信じ受け入れることです
2013-03-14 21:19:12イザヤ書53章は、第5の福音書と言われています。それは、イエスの十字架が預言されているからです。しかしサタンの策略は、①十字架以外の方法でイエスを殺すこと。②過越の祭以外の時にイエスを殺すことでした。
2013-03-14 21:35:43だからサドカイ派である祭司長たちと、パリサイ派である民の長老たちが、イエスを共通の敵として集まり、相談したのですーマタイ26:3~5。相談の内容は、①イスカリオテのユダが手引きをして、民衆の目に付かない所で騙して捕らえ、②過越の祭が終わってから殺すというものでした。
2013-03-14 21:50:52十二弟子のひとりで、イスカリオテと呼ばれるユダに、サタンがはいったールカ22:3。悪霊付きではなく「サタン付き」になったということです。これによりユダは、サタンの計画を実行する器になったわけです。*私達は「神の器です」ハレルヤ!
2013-03-14 22:03:06ユダは銀貨30枚で主イエスを売り渡しましたーマタイ26:15。これは死んだ奴隷の代金と同額ですー出エジプト21:32。このお金は神殿の金庫からだされたので、彼らは最後の犠牲であるイエスを買い取ったことになります。皮肉ですね。
2013-03-14 22:10:39こうしてユダは祭司長、民の長老たちから送られた役人とローマ兵たち群衆を引き連れて、イエスを捕まえに来ました。この時の群衆は、約400~600人と言われています。そして親しい挨拶である口づけが、イエスを裏切る合図として用いられましたーマタイ26:49。
2013-03-14 22:22:09そのユダに対して、イエスは「友よ」と呼びかけています。マタイ26:50ー「友よ。何のために来たのですか」 *これは主がユダにご自身との関係を思い起こさせ、悔い改めを迫る精一杯の愛情表現です。そして神に背を向けている人に今も「友よ」と呼びかけているのです。親しい関係への招きとして…
2013-03-14 22:28:07イエスを裏切った人物というと、このイスカリオテのユダとペテロが有名ですね。では、ほかの十人の弟子たちはどうだったでしょう?最後まで主に従い通したでしょうか? マタイ26:56bー“そのとき、弟子たちはみな、イエスを見捨てて逃げてしまった。”イエスは十二弟子全員に裏切られたのです。
2013-03-14 22:33:56マタイ26:57〜いよいよイエスの裁判が始まります。①ユダや人のよる宗教裁判ー神に対する冒瀆罪を立証するため。②ローマ人による政治的裁判ー反逆罪を立証するため。
2013-03-14 22:47:34ここには神の摂理が働いています。神殿が崩壊する40年前に、ユダヤ人達は死刑執行の権利をローマ政府によって剥奪されていました。神殿崩壊はAD70年です。イエスの裁判はAD30年に行なわれました。
2013-03-14 22:53:18もしイエスがユダヤ教の宗教裁判で死刑になっていたなら「石打ちの刑」であって「十字架刑」ではありませんでした。十字架以外の方法でのイエスの死は無効となり、イエスは偽預言者ということになってしまいます。 この裁判でイエスは最低限の答えしかしていないのは、相手に聞く耳がないからです。
2013-03-15 19:30:43福音を語っても、相手に聞く耳がなければ、私たちもそれ以上語らずに、その人のために祈ることに集中した方がいいでしょう。そして聞く耳のある人に語ればよいのです。無理せず、自然体で…。語るのは私たちですが、救ってくださるのは神さまです。
2013-03-14 22:59:07