荒山徹『十兵衛両断』を人に勧めてみる
- nokkaranoumu
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@odenko1007 ちなみにノッカラノウムというのは「魂の入れ替え」という韓国語で荒山徹の伝奇小説に出てくる妖術だったりします。カタギの面白さじゃないですが面白いですよ(無理に勧める気にはなれない)。
2010-09-03 19:26:36読みたい本リスト追加 RT @nokkaranoumu: @odenko1007 ちなみにノッカラノウムというのは「魂の入れ替え」という韓国語で荒山徹の伝奇小説に出てくる妖術だったりします。カタギの面白さじゃないですが面白いですよ(無理に勧める気にはなれない)。
2010-09-03 19:29:26ちなみにおでんこさんに『十兵衛両断』をネタバレにならない程度に説明します。キーワードはノッカラノウムという朝鮮妖術で、これを巡って江戸初期の有名な剣豪・柳生十兵衛がひどい目に遭ったり、逆境を覆したり、後日談(『剣法正宗遡源』)ではとんでもないことになったりします。
2010-09-04 00:16:22『十兵衛両断』は短編集なので、他にも柳生が出てきます。主なところを並べると、十兵衛の父で、剣豪で剣法の教科書を作った偉人でありながら、政治家・監査役として出世したため悪役として描かれることの多い柳生宗矩(愛称ムネリン)。
2010-09-04 00:20:59覚え書きを兼ねてふぁぼった RT @nokkaranoumu: ちなみにおでんこさんに『十兵衛両断』をネタバレにならない程度に説明します。キーワードはノッカラノウムという朝鮮妖術で、これを巡って江戸初期の有名な剣豪・柳生十兵衛がひどい目に遭ったり、逆境を覆したり、後日談(『剣法正
2010-09-04 00:22:13柳生でありながら妖術師(陰陽師)というチートキャラ、柳生(幸徳井)友景。彼は後に『柳生陰陽剣』(旧題『柳生雨月抄』)の主人公にとなってチート全開っぷりを発揮します。
2010-09-04 00:23:49荒山徹を言い表す用語として「朝鮮・妖術・柳生」という標語があります。朝鮮大好き(色んな意味で)で朝鮮の話しか書かない、特撮大好きでゾンビだの動く大仏だのバンバン出す、柳生十兵衛(やそのそっくりさんの末裔や祖先)や宗矩パパや友景が主役、とかそんな感じです。あと捏造とか男色とか。
2010-09-04 00:28:11そして組み合わせることでさらに発狂。日本を侵略しようとする李氏朝鮮王の下で戦う怪人・朝鮮妖術師、日本の色んな流派がある柳生とはまた別に分かれて敵として立ちふさがる朝鮮柳生、友景の妖術柳生(とはあんまり皆言わない)。頭ががんがん悪くなる! すてき!
2010-09-04 00:32:31そんな娯楽作家なのに案外話はしっかりしていて、歴史と地理の無常を感じさせたり、人の業のすさまじさとむなしさを感じさせたり、意味は分からんが美しいエンディングにしたり、ほっこりする話を書いたり、頓智な落ちを持ってきたり、普通に小説として面白いです(歴史オタでなくても面白いかも)。
2010-09-04 00:37:28あすハナミズキ観たあと紀伊国屋行って探してくる(手にとるのはもっと暇が出来てからと思ったけど買っておきたい) RT @nokkaranoumu: そんな娯楽作家なのに案外話はしっかりしていて、歴史と地理の無常を感じさせたり、人の業のすさまじさとむなしさを感じさせたり、意味は分から
2010-09-04 00:49:50以前「荒山徹を人に勧めるのは、人を吸血鬼にするような背徳的な快楽がある」といってる人がいたが、何か今そんな感じでござます RT @odenko1007 あすハナミズキ観たあと紀伊国屋行って探してくる(手にとるのはもっと暇が出来てからと思ったけど買っておきたい)
2010-09-04 00:52:46いや!聞かずにおくw RT @masarured: ネタばれしましょうか?(まてまてーい! RT @odenko1007: あすハナミズキ観たあと紀伊国屋行って探してくる(手にとるのはもっと暇が出来てからと思ったけど買っておきたい) RT @nokkaranoumu: そんな娯楽
2010-09-04 01:00:13