動物園のおはなし。動物園大学3 in 熊本/3/24 熊本市動物園から「ず~ばってん。」の会場中継...

@yamatoshさんのツイートをまとめました。
1
yamatosh @yamatosh

戦後、1951年に日本山妙法寺の斡旋でインドから象を導入。門司港に到着して移動は熊本まで歩かせるかどうか検討されたというこの象の骨格標本が資料館に展示されている。象の標本化は溶けちゃったりして難しいと聞いたのですが、どうなのでしょうか?>お詳しい方

2013-03-25 09:49:11
yamatosh @yamatosh

1969年に水前寺公園から上流にある江津湖に隣接した水辺動物園として移設。開園当初から水辺をベースにした企画を多く行っていた。一方水辺にあるという事で困難も。それは度重なる水害に見舞われてきたという事で、職員は動物の避難に馴れてしまうほど。これも加勢川改修でなくなる。

2013-03-25 09:55:17
yamatosh @yamatosh

そしてこの水環境を活用して動物園が出来る事として構想されているのがカバの群飼育・展示。構想はこことか→ http://t.co/yaNgI9np2q

2013-03-25 09:59:13
yamatosh @yamatosh

本田園長がスライドで提示した同動物園の古い写真を、木下直之先生がバシバシ写真に収めておられていた姿に少々笑えるなど。

2013-03-25 10:03:43
yamatosh @yamatosh

次にディスカッションですが、午後にします。

2013-03-25 10:05:00
yamatosh @yamatosh

【読売】政宗「密書」、被災土蔵で発見…裏切り促す。茨城史料ネットが確認。 http://t.co/wTDMApoRhF

2013-03-25 10:18:26
yamatosh @yamatosh

@ktomooka おめでとうございます!

2013-03-25 12:51:57
yamatosh @yamatosh

さて、JAZA熊本シンポのパネルディスカッションについて。まず木下直之先生の論点整理から始まる。現在の動水の危機感がこのシンポにつながる。多くの動物園は戦後まもない時期に出来た。現在あるのは70%が公立、正確には市立が殆ど。このウェイトが他の博物館とは異なる。

2013-03-25 12:56:27
yamatosh @yamatosh

そうすると昨今の自治体の財政状況をモロに被る事になる。現代の動物園の課題は種の保存・生物多様性の保持が大きいが、この問題はグローバルな課題であって、地域社会への施策を遂行する地方自治体の役割とは異なってしまう。このギャップが大きい。

2013-03-25 13:02:56
yamatosh @yamatosh

さらに展示動物の減少。ゾウに典型的なように野生動物を収集・繁殖させる事は困難を要する(私見:大きなゾウはブリーフィングローンで貸借するのが難しい)。また動物福祉の要請もこれに加わってくる。

2013-03-25 13:05:07
yamatosh @yamatosh

動物園の社会的地位の問題がある。教育施設なのか娯楽施設なのかが外部にも、或いは内部にも正確に位置づけられていない。これは戦後の多くの動物園の出自によっているが、全体としてみて博物館としての意識が必ずしも高いのかという点もある。

2013-03-25 13:07:27
yamatosh @yamatosh

@ktomooka はい。先週おわりました。卒業式は独特な空気観がありますよね。

2013-03-25 13:08:11
yamatosh @yamatosh

果たして「動物園の使命・役割とは何か?」という理念の共有が(動物園人にはあったとしても)内部でも外部でも共有されていない。JAZA加盟園は現在86園。

2013-03-25 13:10:29
yamatosh @yamatosh

動物園設立は1950年前後がピークで、その頃導入されたゾウが寿命になってきている。札幌市の円山動物園でのゾウはどうしていないのか?という問いかけが重要。 http://t.co/AkWMwwfSCh

2013-03-25 13:12:43
yamatosh @yamatosh

小田原城跡址公園動物園が危機。ゾウが亡くなってから動物園そのものの存続も。これは小田原城の史跡整備に動物園はひっかかるという事がある。動物園を優先するか、史跡を優先するか。

2013-03-25 13:15:01
yamatosh @yamatosh

水族館ではラッコの導入について1990年代がピーク。現在では減少の一途をたどる。→これは鳥羽水族館のブームが切っ掛けだったかな?

2013-03-25 13:16:53
yamatosh @yamatosh

一方で日本産動物を飼育する方向性。希少生物の域外保全や地域社会に生息する動物をより観せる事の重要性。こうした様々な課題から動物園の未来はどうあるべきかを鑑みると、専門家の団体であったJAZAをもっと外向きの団体にしていこうという意図。これが全国6ヶ所で行われるこのシンポの目的。

2013-03-25 13:21:59
yamatosh @yamatosh

続いてディスカッション。最初に京都大学野生動物研究センター伊谷原一先生:動物園展示について旭山がヒットすると他も同じように活動をはじめた。重要なのはそれぞれの動物園がオリジナリティを念頭に置くべき。展示は時代によって変化するものだが展示構想からスタートしてどうしても時間がかかる。

2013-03-25 13:26:40
yamatosh @yamatosh

伊谷:その間に時代の変化もあったりしてもう追いつかなくなってしまう事も。時代の流れを考えるべき。

2013-03-25 13:27:33
yamatosh @yamatosh

東京大学総合研究博物館遠藤秀紀先生:動物園は経済的合理性に対して何が出来るのか?様々な人間がこの場所にやってきて交錯する場所であるべき。本田園長の話のように動物園は一朝一夕に出来るものではなく歴史があり、社会、人間とともに歩んできた。一過性ではない動物園の有り様を。

2013-03-25 13:30:26
yamatosh @yamatosh

元旭山動物園園長小菅正夫先生:動物園は実際に減っている。皆さんが声をあげないとなくなる。しかし理念的な問題ではなくどうしても経済的問題が全面に出てきてしまう。旭山や再生の時に挙げたキャッチフレーズが命を伝える動物園。

2013-03-25 13:34:40
yamatosh @yamatosh

小菅:熊本が水というキーワードからカバというテーマ設定を導き出したのはすばらしい。動物園ではカバは既に絶滅危惧種である。

2013-03-25 13:35:15
yamatosh @yamatosh

かごしま水族館館長、荻野洸太郎先生:水族館の展示では、例えばかつてはキスの展示解説で「塩焼きにすると美味」等が書かれていた。また来館者が「何人分のお刺身がとれるのか?」等の質問も。果たして水族館は命を伝えられているのか。鹿児島では錦江湾等の地域の海を伝える事に尽力している。

2013-03-25 13:40:13
yamatosh @yamatosh

荻野:「メダカ」の方言は全国で5000を越える。中にはどう考えても幼児言葉が方言になったものもあって子供の体験・日本人の暮らしに極めて密接であった。それが今はどうか。野生復帰だが、魚を野生に戻す川自体が変わってしまっている。

2013-03-25 13:42:39
yamatosh @yamatosh

荻野:かつて瀬戸内の水族館に勤務していた時、瀬戸内海に赤潮が蔓延していたのを経験。海は死滅したと思ったが、それを思い出す。

2013-03-25 13:44:46