明日からできる応用行動分析学(ABA)について
今日のテーマは、明日からできる応用行動分析学(以下ABA)についてです。ABAは、ビジネス、スポーツ、教育等の幅広い分野で広まっています。特に最近では、発達障害児者に対して支援について効果が期待されている方法の一つです。
2013-03-28 20:52:01今回は専門用語を使いません。そして、本当に一部分しか伝えることができませんが、使い方はみなさまに考えていただければと思います。 行動分析学では、ターゲットとするのは行動のみです。考えることも、話すことも、実際に体を動かすことも行動として捉えます。これは前提とします。
2013-03-28 20:57:25今回は、行動の理解についてです。当事者にとって、日常生活や職場などで過ごしていると、何でこんなことになったのだろうかと考えることがあります。例えば、褒められたり、トラブルになったりしたときがあります。普通は原因と結果を追求しようとする傾向にあります。当事者はこれだと分かりにくい
2013-03-28 21:01:36ABAでは、自分が行動した前後の状況を先ずは調べます。ABC分析といいます。Aはきっかけ、Bは行動、Cはその後の状況に分けることからします。これからどうしてこんな行動が起こっているか考えてみると非常に面白いです。というのは、行動が適切ではないだけで自分自身に問題はないと考えれます
2013-03-28 21:05:32最近の例を挙げますと、パニックになって焦る、この事前事後を考えてみると、A事前:家の鍵が見つからないとき、B行動:パニックになって焦りまくる、C事後:鍵が見つかる。これは簡単に言うと、パニックになった後に鍵が見つかるパターンです。この循環に陥っていることです。
2013-03-28 21:11:20負の循環に陥ったときには、自分自身で気持ちが整理することが苦手です。多分、発達障害者の人は状況の整理がとても苦手なことが多いと思います。またあれは、誰のせいであるとか他罰的になったり、自分のせいだと落ち込んでしまうといった間違った信念に駆られることもあると思います。
2013-03-28 21:13:41客観的に考えようといわれることがありますが、一体何を客観的に考えるのか分からないときが僕にはあります。そういう時に、行動だけに着目して事前のきっかけはどうだったか、行動の後に誰がどうしてくれたのか、自分がどうしたかったのか振り返るようにしています。
2013-03-28 21:16:28どうしても混乱している場合には、紙に書いて考えるようにしています。頭の外に思考を出すことで、不安も少なくなります。ずっと考えなくてもよいですので。このABC分析は、日々の良かったことを振り替えるにもよい方法だと思います。
2013-03-28 21:18:26自分が嬉しかったことの行動の事前に、誰が何をしてくれたのか。事後にどんな嬉しいことが待っていたのか、振り返ることができます。今回はちょっと難しい感じになったかもしれませんが、少しずつ状況理解できる方法であることは間違いないです。みなさんはどういう風に普段の行動を振り返っていますか
2013-03-28 21:21:30行動分析学から派生した考えが、応用行動分析学、行動療法、認知行動療法です。違う訳ではありませんが、ベースは同じです。アプローチ法は様々ですけどね。
2013-03-28 23:08:44