コンヴィチュニー オペラ・アカデミー in びわ湖(2013年3月)まとめ

コンヴィチュニー オペラ・アカデミー in びわ湖 日程:2013年3月25日(月)~3月28日(木) 会場:滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 小ホール 講師:ペーター・コンヴィチュニー氏 続きを読む
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Arisa Tachi @arisa_aries

個人的に実は興味あったシーンが、花冠の乙女達の合唱シーン。単純な歌であることを利用して、逆に彼女達それぞれの境遇やアガーテに対する思いetc. を複雑に織り込んでしまっているのが印象的。ここはコンヴィチュニーだけでなくベルクハウスも大変興味深い演出をしています。

2013-03-29 02:05:08
Arisa Tachi @arisa_aries

ちなみに現代風に言えば、コンヴィチュニー氏にとって魔弾≒必ず当たる株のようなものだと。でもそれが当たると思っているのは、実は不幸なことだよと。

2013-03-29 02:09:02
Arisa Tachi @arisa_aries

ブログを更新しました。 『コンヴィチュニー氏の演出アカデミー1日目について』 http://t.co/L81V4xirUH

2013-03-27 01:39:45

コンヴィチュニー オペラ・アカデミー in びわ湖:2日目《ドン・カルロス》《魔笛》

鈴木淳史 @suZukiatSufmi

コンヴィチュニー・オペラ・アカデミー2日目終了。午前中は《ドン・カルロ》を3幕まで。カットされがちな第一幕について「二人の出会いの場面を見せることが重要」「大切なモチーフで始まるこの幕はカットできない」と説明。それと、このオペラには、「戦争という状況が大きな影を落としている」。

2013-03-26 19:30:44
鈴木淳史 @suZukiatSufmi

午後は、歌手を招いて《魔笛》のいくつかの場面のワークショップ。「状況がわからないと、その後のアリアは観客に理解されない」ということで、細かい所作の指導、そして対話を交え、演技が完成されていく様子はいつもそうなのだけど、じんわり胸に響くのだよなあ。

2013-03-26 19:32:15
Miho Morioka 森岡実穂 @MoriokaM

@suZukiatSufmi 今日も楽しかったみたいですね~。《ドン・カルロ》の戦争の影っていうのは、具体的にはどんなお話があったのでしょうか?

2013-03-27 00:18:41
鈴木淳史 @suZukiatSufmi

@MoriokaM 当時スペインが戦争状態にあったということで、それによって人々の諍いが起こりやすい(他人を信用できない)状態を最初に理解しておく必要があるということでした。そして、それがすべての不幸の源であると。

2013-03-27 07:49:11
Miho Morioka 森岡実穂 @MoriokaM

@suZukiatSufmi ありがとうございます。冷戦下ドイツで成長した人の言としての重みがありますね。(いま大学生に「冷戦」と言っても結構通じるかあやういくらいに遠い話になってきちゃいましたが……)

2013-03-27 19:51:03
鈴木淳史 @suZukiatSufmi

@MoriokaM それこそドレスデンは最近まで戦災の瓦礫が街に転がっていたくらいだし。円環構造で歴史が忘れられる日本とは状況が全然違いますよね。

2013-03-27 23:32:51
端山梨奈 Rina Hayama @ripplerina

コンヴィチュニー オペラ・アカデミー2日目でした。午前は「ドン・カルロ」途中まで、午後は「魔笛」演習。演習では思いがけず舞台上に参加することとなり、興奮覚めやらぬ感じで帰ってきました。今回はこれで参加終了です。最後まで見届けたかったなぁ。

2013-03-27 00:19:02
端山梨奈 Rina Hayama @ripplerina

「魔笛」2幕No.17アリア(パミーナ)沈黙の試練中のタミーノ、パミーナに話しかけられても背を向けて耐える。コンヴィチュニー氏は、更にタミーノに、むしゃむしゃと食事をするように指示。こんな演出初めてで驚いたけど、これが非常にリアルな効果を生み出していくことになりもっとびっくり!!

2013-03-27 00:34:59
端山梨奈 Rina Hayama @ripplerina

タミーノは何かしていないとパミーナを抱きしめ、話しかけてしまいそうで、どうしようもなくて。目の前にあった食料を、むしゃむしゃと食べ続ける。食べたくもないのに。そんな態度、パミーナからしたら本当に屈辱的。取り上げても、掴みかかっても、コップの水をぶちまけても無視する男ってどうよー?

2013-03-27 00:41:58
端山梨奈 Rina Hayama @ripplerina

愛し合っているのにすれ違う二人の思いが、よりハッキリと見えてきて鳥肌立った!!逆にそんな状況を見ていたパパゲーノは、生まれて始めて、食事を前にしながら食欲を失ってしまう。食べるタミーノに食べないパパゲーノなんて!!信じられないけど、めっちゃリアルでした。

2013-03-27 00:48:34
端山梨奈 Rina Hayama @ripplerina

@MoriokaM パパパのKnabenです!!歌ったわけではなかったのですが、ともかく9名必要!とのことで、歌い手演出家男女混合の Neun Knabenでした♪明日もやりたかったー。

2013-03-27 01:04:36
端山梨奈 Rina Hayama @ripplerina

コン様と2ショットー!! 今回も素敵な体験させていただきました。 あと2日あるけれど、今回はこれで参加終了( ; ; ) 次は8月に会いに行きます!! ありがとうございました。 http://t.co/cectY4fUMu

2013-03-27 01:27:06
端山梨奈 Rina Hayama @ripplerina

「魔笛」No.3アリア(タミーノ)生まれて始めて恋をした男の子の喜び!そうだ!!これが恋なんだ!!僕、恋をしたんだー!!嬉しさのあまり客席を歩き回って観客一人ひとりに話しかけていく。「良い意味でおめでたい男の子」「そんなに喜んじゃって、可愛いなあ~とお客さんに思わせて!」

2013-03-27 09:14:22
端山梨奈 Rina Hayama @ripplerina

2011年夏のボエーム、ロドルフォのアリアを思い出した。あの時は、あの甘いアリアを、なんと若者の怒りとして爆発させて客席にまでぶちまけていたけれど、ともかく若者の純粋な叫びは、大人の心を揺さぶるものがあるのかも。

2013-03-27 09:19:37

コンヴィチュニー オペラ・アカデミー in びわ湖:3日目《ドン・カルロス》《魔笛》

鈴木淳史 @suZukiatSufmi

コンヴィチュニー・オペラ・アカデミー3日目。午前中は昨日の「ドン・カルロス」の続き。劇場全体を使って、観客を火刑の場の共犯に仕立てる3幕4場で、受講生からの戸惑った意見に、コンヴィチュニーは異化について丁寧に説明。エボリについては「全体のシステムのなかでもっとも危険な因子」。

2013-03-27 23:34:49
鈴木淳史 @suZukiatSufmi

彼の「ドン・カルロス」の最後は盲目という設定の大審問官の杖の音だけが虚しく鳴り響くのだけど、「これは自分たちは何も見えない状態を表す」。カット無しの長時間オペラなので、時間の関係でコンヴィチュニーのコメントが少なかったのが残念かな。

2013-03-27 23:37:26
鈴木淳史 @suZukiatSufmi

午後からは「魔笛」のワークショップ。本日のメインは、実演ではテレビショーになっていたパパゲーノのアリア(シュトゥットガルト歌劇場でも、もっとも時間をかけて作った場面とか)。「中身のないのが中身」であるパパゲーノのエンタメに徹する演技の難しさ。

2013-03-27 23:38:42
鈴木淳史 @suZukiatSufmi

今日の最後は「魔笛」についてのレクチャー。「悲劇と喜劇の融合」であり、その演出では「整合性に欠けた、矛盾をはっきりと見せなければならない」。そして、「観客も呈示されたパーツをポテンシャルを総動員して繋ぎ合わせることを要求される」。

2013-03-27 23:41:06
鈴木淳史 @suZukiatSufmi

「舞台芸術がイリュージョンだった時代はスタニラフスキーシステムで終着であり、その先はない」(コンヴィチュニー)。まあ、東京の新ハコモノ劇場では今でも金だけ掛けまくったイリュージョン全開ですけどね。そんなにオペラを伝統芸能にしたいのか。

2013-03-27 23:44:41