130330 archiforum in OSAKA 第5回「抜き差しなる関係」長坂常氏×今津康夫氏( #AF0330 )
今津:それは「抜き差しなる関係」の説明にもなると思うのですが、途中の状態を作るということが自由? 長坂:都市を見ても支柱を見つけ出すことはできないが、上書きされるような関係にも強度を見出せる。 #AF0330
2013-03-30 18:42:15今津:長坂さんの言うフィニッシュワークのプレゼンに終止した僕に対して、長坂さんはそのレンジに収まらない自由を感じました。青木淳さんの「原っぱと遊園地」でドラえもんの空き地に土管の必要性を語っていたが、そのようなものも感じた。 #AF0330
2013-03-30 18:44:16長坂:今までなかったストリートな感じ(渋谷など)の感覚を、今だと当たり前のように感じられる。最後まで躯体を信じているので、躯体をいじらず、その状況に対して挑む状況を作る。自分でつくったシナリオではあるんですけど、そこに委ねてしまってできるということが大事。 #AF0330
2013-03-30 18:48:50今津:長坂さんの事務所に伺ったとき、事務所にいた人が料理していた。 長坂:あまりに事務所に他人が入ってくるのでわからないほどオープンな場所。そこでは僕とスタッフが1対1でなく社会になってる。そういう自由さも関係しているのかなと。 #AF0330
2013-03-30 18:52:42今津:今回のレビュー執筆者の大山さんから質問を。 大山氏:途中を作るというのは面白いなと思った。ユーザー自体が抜き差し「できる」という状態がいいなと。相手の状況に対して手段を選ぶという進め方(パーソナリティ)はどこから? #AF0330
2013-03-30 19:00:22長坂:デザインとは伝えること。そのためにまず自分が新しい価値を知ることが大事だと思っている。自分が何かを知るまではコンセプトは生まれない。知の更新がデザインによって共有される。 #AF0330
2013-03-30 19:01:51長坂:幼少期はいわゆる元気な子どもで、小さい頃アメリカにいたこともあり、そこでの価値観と今とのバランスをとるという時に、予定調和的なことに違和感を感じ、自分の目の前でそのようなことが起これば楽しいのではと思う。そういう意味で自由でいたい。 #AF0330
2013-03-30 19:04:59