【ナイス嘘】 エイプリルフールの嘘は自己分析の正確性評価に使われる件 【滑る嘘】

加藤AZUKI @azukiglg

エイプリルフールの嘘の傾向とか毎年どゆ傾向かなあと思ってたけど、マクロにつけミクロにつけ、実は嘘を付いているのではなく「期待されているはずの自分を振る舞う」になってる気がする。「あの人ならやりかねない」とか「あの人にやってほしい」と【思われているはずだ】と考えることを嘘として書く

加藤AZUKI @azukiglg

つまり、「自分は世間にどのように思われているか」をある程度正確に把握できてる人は、「期待通りの嘘」を演じることができる。観客側が期待する「あの人ならやりかねない」がうまくはまった「嘘とされるもの」は評判もよい。

加藤AZUKI @azukiglg

また、その上を行くのが「あのひとならこうのはず、と思っていたら更にその上をいかれた！」という驚きをもたらすタイプの「嘘とされるもの」で、これも自分はどう見られているかというのを正確に把握していないと、それについて効果は小さい。

加藤AZUKI @azukiglg

んで、「滑る嘘」「笑えない嘘」の類は、自己分析に失敗しているのだと思う。自分が周囲から、世間からどう見られているかということに対する読みが外れている、ズレている、もしくはそもそも【世間から何の期待もされていない】人が嘘を付いても、「楽しめる嘘」にはならない。

加藤AZUKI @azukiglg

観客側にとって、その人の発言が嘘かどうかというのは「嘘を付いていない日常との比較」ができて初めて分かる話で、日常について知られていない、または興味を持たれていない、または「日常が嘘ばかり」なら、その人の発言が用意周到な嘘なのかどうかの区別も付かないし、「それで？」としか言われない

加藤AZUKI @azukiglg

「あいつならやりかねない」という期待は日常の発言の傾向に一貫性があり、それが「一貫性がある、特定のテーマに則っている」という共通の認知があるからこそ、そこから逸脱していることに全員が気付ける、だからこそ「あり得ないがありそうだ」という嘘＝ギャップが成立しうる。

加藤AZUKI @azukiglg

つまりそこでも、「日頃の自分」を分かっているかいないかで、それが「自分がどう見られているかを知った上での嘘」になりうるかどうかが決まってくる。自分がわかってない、自分が興味を持たれていないことに気付いていない、日頃の自分が知られていないものが吐いた身の丈に合わない嘘は滑るのだ。

かんげん @friday1942

@azukiglg 上杉隆は、今日だけほんとのことしかいわない綺麗な上杉隆になればいいということでよろしいか？

乙武洋匡 @h_ototake

手足が生えてきた 　#エイプリルフールにつく嘘を考える

加藤AZUKI @azukiglg

例えば乙武氏の「手足が生えてきた」、孫氏の「auのiPhoneに変えた」、この辺りは、【絶対にあり得ない】という共通認識を嘘を吐く側も共有しており【そうあってくれたら嬉しい、面白い、と思われているに違いない】という嘘を吐く側の正確な自己・状況への理解があってこそ成立する。

G３10４ @G3104

虚構新聞は今日ぐらいは事実を報道しちゃっても許されて良いと思うんだｗ RT @friday1942 @azukiglg 上杉隆は、今日だけほんとのことしかいわない綺麗な上杉隆になればいいということでよろしいか？

加藤AZUKI @azukiglg

なので、「うまく嘘が吐けない」「うまい嘘が思いつかない」「ドヤ顔で嘘を言ってみたけど滑りまくりなのがなぜか分からない」という人は、それだけ自分は周囲から興味を持たれていないうえに、自分自身も自分にさほど興味を持っていない、自分を知らないから「嘘」という名の演出が出来ないのだ。

加藤AZUKI @azukiglg

つまりエイプリルフールとは、周囲からの自分への評価を日頃からある程度正確に理解しているかどうかが問われる日である。「嘘に騙された奴がバカ」と笑う日ではなく、「自分のことをちゃんと分かっているか、分かっていないバカなのか」を周囲に笑われることで採点される日なのだ。

加藤AZUKI @azukiglg

というわけで、僕が今日期待されている嘘は、「加藤AZUKI、ゴゴゴ辞めるってよ」か「加藤AZUKI、髪の毛緑にするのやめたってよ」のどちらかだろう。もしくはその上として「ツイアカ削除するってよ」か「髪の毛剃ったってよ」とか辺りだったら「なんだその程度か」と笑われてしまうに違いない

加藤AZUKI @azukiglg

世の中のニュースや、特報の多くは、どれもこれもが巧妙な嘘に見えるだろうし、自分も何かウィットに富んだ嘘の一つも言わなければ、世間から冷遇されるのではと思い込んで、およそ身の丈に合わない嘘を一生懸命考えてみたところで、それは確実に滑る。自分をわかってない、という評価だけが残る。

加藤AZUKI @azukiglg

だったら。そんな、嘘に自信がないのだったら、嘘など吐かなければよい。無理をすることはない。沈黙を通し、また目を瞑り耳を塞ぎ、今日という日の全てを疑いつつ、疑っていると口に出さず、有給でも取って布団かぶってふて寝をするのが、嘘＝自己分析に自信がない人にとっての最適解である。

加藤AZUKI @azukiglg

この辺りに、「自分がどう見られているか判っている人の嘘」と「自分が何を期待されてるかわからない人の嘘」の差が出る。つまりは、嘘で誰かを騙す日ではなく「自分のことをどのくらい分かってるか、オーディエンスに評価される日」ではないかなあ、と。

小迎ちゃんかわいく新垢準備中 @nakamukae

新社会人の皆さん、そろそろ職場についた頃でしょうか。あまり緊張しないで気軽にいきましょうね。みんな脅してるだけで、上司はホントは優しいし、理解のない客なんて実際はいませんよ。定時で帰って家であったかいご飯食べる、そういう人間的な暮らしが待ってるだけです。言い忘れましたが今日はエイ

加藤AZUKI @azukiglg

例えば、４月１日に、上杉隆、虚構新聞、中迎聡、が嘘を吐いても、たぶん改めて笑えないか、衝撃も驚きもヘタすると「日頃の嘘」と比しても恐らく評価もされまい。なので、虚構新聞は今日は嘘を吐けないか、吐いても高く評価されないし、中迎氏は嘘のネタに苦慮している。上杉隆はいつも通り。

加藤AZUKI @azukiglg

虚構新聞は自己評価を分かりすぎてて手を打ちにくい。中迎氏はきっとこんな今日でもいつも以上の嘘を、と自分に期待されていることを分かった上で苦慮し、上杉隆は「自分がどう見られているか、何を期待されているか」を、恐らく読み違えている。

加藤AZUKI bot @azukiglgbot

上杉隆は自分の嘘を上杉隆自身も「本当」だと思って信じ込んでる。虚構新聞は用意した嘘を自分では本当だと思ってない。この相違を、「騙された人間にとってはどちらもデマに違いない」と言ってしまうのは乱暴だと思う。

加藤AZUKI @azukiglg

そんなわけで、僕もそれに倣いたいと思う。今日は――今日くらいは、ゴゴゴなんてしないよヽ(´∇｀)ノ ｼﾅｲﾖ！