2013年4月4日放送 ニコニコチャンネル『ボクタク』第4回配信 烏賀陽弘道×開沼博対談 実況まとめ

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#bokutaku 開沼博「これも同じ毎日新聞だが、記者さんが仮設住宅と借り上げ住宅の親子、子供の学力を調べると、大量のデータはない調査だが、下がっていると。色んなことが起きている。例えば戻る戻らない問題、戻らないで生活するという子と戻った子それぞれで変わっている」

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#bokutaku 烏賀陽弘道「大人でさえ辛いと。雪が多くて除雪が大変だという話など。あるいは料理の味付けが違っているなど。些細に思えるが、何日もの生活では大きな集積になっていく、大きなストレスになっていく。当たり前の話、生まれて初めて引越し、それも強制的に」

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#bokutaku 烏賀陽弘道「2点目の論点として、何が何でも震災由来ではないと。震災前からの問題についても原発事故のせいだと誤解があると。」

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#bokutaku 開沼博「震災さえなければ、として語られることなど。例えば地域コミュニティの崩壊などはどこでも言われていた話、過疎医療の問題もそう。人口減の問題。産業の衰退も一次産業二次産業共にあって、三次産業の観光業もそう。」

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#bokutaku 開沼博「これらは放射線などの話をずっとしていても解決しない問題。過疎医療の話など、これまでは毎回全国紙で取り上げられなかったこと、こういうこともつけが今になって出てきているのではないか。平時に出来てないことを緊急時に出来るわけがない」

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#bokutaku 開沼博「震災前からの問題も見ないといけない、3年目になるとそここそ見ないといけないと」

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#bokutaku 烏賀陽弘道「南相馬などに行ってみて、やっぱり生活の中心は大きいショッピングモール。皆車できて中の店で落ち合う。地元の人へのインタビューでもそこで集合、駅前などではない。原ノ町駅前も商店街などもほとんどない、皆車で生活、商品も東京と変わらない」

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#bokutaku 烏賀陽弘道「そういう経済を前提とした生活形態だった。駅前商店街の寂れ用などの人が逃げたからとするものもあるが、地元にとってはショッピングモールのほうが大問題、だが誰も取材していない。誰も地元の構造、商店街なんてないことを忘れている」

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#bokutaku 烏賀陽弘道「開沼さんの見て、震災前からの問題と混合されててややこしくなってること。少子高齢化もそうだが、南相馬は案外子供も多い。小学生の4割しか戻ってないというのがよっぽど大きなニュースだったが浜通りの少子高齢化は」

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#bokutaku 開沼博「確かに少子高齢化は進んでいたが、雇用の場などはあるので、会津などと比べると良い方。」烏賀陽弘道「地元に残って働いている人も多いと 原子力電力関係の仕事も非常に多い」

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#bokutaku 開沼博「（原子力関係の仕事も多い）避難の箇所とほとんど重なっている。いわきでは工業地帯などもある。高速道路もあるので。そういうのが打撃と受けているという話。家族の話や、医療の話、あるいは学校関係では赴任したくないという人もいる」

mariko m @bluebird7777777

【ニコ生視聴中】【第四回】烏賀陽弘道×開沼博対談【ボクタク】 #nicoch1477 #bokutaku http://t.co/Jc0PsTHcZ1

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#bokutaku 烏賀陽弘道「要するに都会のほうが便利だからだと」開沼博「ただだからと言って福島や郡山の雇用などが今後どうなっていくか。仕事にしても除染になるからやらないなどとなると持続性もなくなる」

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#bokutaku 烏賀陽弘道「除染でも延々と言うものではない。また女性の雇用の話、南相馬から小学生の半分が避難したままという話と同時に、看護婦やパートが足りないという話も。皆疎開しているからだと。同じ問題、避難をしていることと雇用の問題」

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#bokutaku 開沼博「だから、単純に戻りたいという話と、戻りたくないという話が出まわるが、実際には両方いる。でも戻りたい人にも戻らな人にも暮らせる環境が重要。原発が、被災地がになると問題は解決しない」

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#bokutaku 烏賀陽弘道「南相馬の小学生も半分は戻っていると思う。つまり避難の選択肢が半々にわかれているというのが正確なところだと」開沼博「大量生産型の言説が、この方に限られているから皆に流通する、みたいな。あるいはオーダーメイドな言論など」

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#bokutaku 開沼博「もしかしたらネットメディアでは多様な言説を発信できて、という震災からの文脈が盛り上がるとしたら今でしょうと」

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#bokutaku 烏賀陽弘道「ずっと考えているのは、南相馬に戻るとした人と、県外で新生活する人で同じ権利が保証されてないとおかしいと。ただ山形などに避難した人が怒っているのは、避難前との同じ生活という選択の権利が事実上差別されていると」

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#bokutaku 開沼博「そういうサポートはされていくべき。勿論法制化の地点で、高速道の料金など」烏賀陽弘道「被災証明書で無料になると」開沼博「そういう議論の段階で、ずっとそれをするのか、家族の分断などのケアをどうするかも含めないといけない」

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#bokutaku 開沼博「勿論法律や大企業に向かうという問題の取り上げ方も必要だが、細分化で不可視化している問題をどのように取り上げるかが重要」

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#bokutaku 烏賀陽弘道「日本の官庁ではそういう個人に応じたケアをするというのが一番苦手。上手くやった試しがない。最近ではNPOなどの方がいいという話もある。」

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#bokutaku 烏賀陽弘道「僕は避難されている人にお会いして、避難先で落ち着いていく様子を見て、子供が学校でどうなったとか、そういう話ですごいなと。生きている人は生きている。怒りながらも適応している。ただそれを言われると不本意と答えるのではないかと迷う」

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#bokutaku 開沼博「研究者がジャーナリストがそこまで振り込まない部分かもしれない、相手の悩みの解決、観察者よりは参与者になる。それもあり得るという考え方もあると」

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#bokutaku 烏賀陽弘道「瞬間的に思い浮かんだのは、太平洋戦争後のタイなどでの未帰還の日本兵、こう厚労省は呼ぶが、なぜかを見ると現地の人と付き合ってたりなど。根を下ろした人も結構いるんだと。思ったのは人間も結構たくましいと」