4月5日NFSセミナー「社会への貢献とリターン追求は両立するのか」

2013年4月5日に早稲田大学大学院ファイナンス研究科で行われたセミナー「社会への貢献とリターン追求は両立するのか」のtwitterまとめです。
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FED事務局 @fedjapan

中には、子供投資家も。子供が受益者総会で最前列に座り、投資先の社長さんがその前で発表をする。社長さんはこれほど緊張することはない、子供は正直であり、将来に非常に大きな可能性を持っている。 #nfs0405

2013-04-05 19:46:10
FED事務局 @fedjapan

日本の株価や社会的課題について。日本の株価は直近は回復があったが、日本が社会的課題の先進国であることに変わりはない。 #nfs0405

2013-04-05 19:47:58
FED事務局 @fedjapan

価値ある企業像は、企業の利益の中に、社会の利益や公共の利益、こころの利益が同じ方向を向いている。今は社会価値創造型の資本主義(企業の事業に社会的価値がないと投資家が目を向けない)であるといえる。 #nfs0405

2013-04-05 19:49:40
FED事務局 @fedjapan

今投資をしている会社は41社。特徴としては、中小の企業が多い、本社が地方にある会社が多い、非上場・上場会社をハイブリット、投資は無期限であるためエグジットを前提にしていない、などが挙げられる。 #nfs0405

2013-04-05 19:51:03
Taejun Shin @81TJ

鎌倉投信は、日本の「いい会社」に投資をするファンド。「人」をテーマにした会社、「共生」をテーマとした会社、「匠」をテーマにした会社に投資を行う。3年前に始め、広告を一度も打たず、現在のファンド規模は35億円。Exitが存在しないファンド。

2013-04-05 19:51:23
FED事務局 @fedjapan

いい会社を増やすことは社会的ミッションであるが、他運用技術、投資するお客さん(株価が安くなった時に喜んで買ってくれるお客さんがいる)が良いことも重要。 #nfs0405

2013-04-05 19:52:56
Taejun Shin @81TJ

社会性のあるファンドはダウンサイドの影響に強い。震災後、鎌倉投資のパフォーマンスはTOPIXを大きくBeatした。「株価が下がったときに申し込みが増えるファンドはいいファンド」と鎌田さん。

2013-04-05 19:53:59
FED事務局 @fedjapan

リターンと社会性は両立するかはcase by caseであるが、私たちのような運用会社はそれを両立させなければならないと考えている。以上、鎌田氏の講演でした。 #nfs0405

2013-04-05 19:54:58
FED事務局 @fedjapan

続いて慎氏の講演です。ソーシャルファイナンス、及びその一つの例であるマイクロファイナンスについて。またLiving in Peaceで行っている寄付プログラムについて。 #nfs0405

2013-04-05 19:57:25
FED事務局 @fedjapan

ソーシャルファイナンスとは。社会的な意義のあるファイナンス、人間関係を利用したファイナンスに分けられ、特に後者では、一つ一つの人間関係が深い&人間が少ないコミュニティファイナンス(マイクロファイナンス)と人間が多いPtoPファイナンスがある。 #nfs0405

2013-04-05 19:59:17
FED事務局 @fedjapan

大勢の人(人間が多い)から資金調達するスキームとしては、ローンはLendingクラブ、maneo、出資はlumni(ルムニ)、ミュージックセキュリティーズ、購入・寄付はJust Givingなど。 #nfs0405

2013-04-05 20:01:47
FED事務局 @fedjapan

ローンや出資(エクイティ)は金融制度下でサービスが展開されているが、購入・寄付型には金融法制度がまだない。 #nfs0405

2013-04-05 20:02:28
FED事務局 @fedjapan

マイクロファイナンスについて。マイクロファイナンス機関(MFI)が借り手(グループ・個人)に様々なサービス(資金貸付など)を行うもの。金利は30%前後、返済率は97%以上、短期(6ヶ月〜3年)融資が多い。 #nfs0405

2013-04-05 20:03:59
FED事務局 @fedjapan

何故、マイクロファイナンスの金利は高いか。金利は「待つことの対価(時間の限界代替率)」と「リスクの対価」と「情報取得の対価」の和で考えられ、途上国ではいずれもその影響が大きいため、金利も高くなる。 #nfs0405

2013-04-05 20:05:27
FED事務局 @fedjapan

特にマイクロファイナンスが成功した理由として「ピア・プレッシャー」が挙げられる。融資後、返済にあたっては返済集会が開かれ、借り手同士が仲良くなり、村社会の連携を強くする。これにより返済の動機付けを高める。 #nfs0405

2013-04-05 20:07:30
FED事務局 @fedjapan

マイクロファイナンスが途上国の問題をある程度解決しているといわれているが、世界ではまだ金融の問題を解決できていないところは多い。金融にアクセスできる人の数もそもそも少ない(口座を持てないなど) #nfs0405

2013-04-05 20:09:07
FED事務局 @fedjapan

そのため、マイクロファイナンスの需要・供給は非常に高い伸び率を遂げている。国に寄ってはGDP成長より高い伸び率も。マイクロファイナンスにのみ投資するヴィークルも。 #nfs0405

2013-04-05 20:10:20
FED事務局 @fedjapan

マイクロファイナンスファンドはヨーロッパに多い。そのため投資先もヨーロッパに近い(東ヨーロッパなど)ところが多い。アジアへの投資はまだ(マイクロファイナンスの市場全体からすると)少ない。 #nfs0405

2013-04-05 20:12:10
FED事務局 @fedjapan

ミュージックセキュリティーズ社と取り組んでいるマイクロファイナンスファンドは現在5本立ち上げ、最初のファンドがまもなく償還を迎える。 #nfs0405

2013-04-05 20:14:08
FED事務局 @fedjapan

続いて、児童養護施設への支援について。現在、育児放棄などを理由(全国で4万件程)に児童養護施設に入所を余儀なくされる子供たちに対する問題解決に取り組んでいる。 #nfs0405

2013-04-05 20:16:04
FED事務局 @fedjapan

子供たち一人一人に十分なケアがいくよう、「グループホーム」の施設を設立させる必要がある。東京都ではこの施設への補助金が7割の水準でつくため、残り3割をファンドレイジングする活動をしている。 #nfs0405

2013-04-05 20:20:31
FED事務局 @fedjapan

続いて、パネルディスカッションです。まずは「社会貢献とリターンの両立」について。慎氏「先ほどの講演では両立すると胸を張っていえますが、今の本業ではドコまで言えるか、答えは出ていない」。 #nfs0405

2013-04-05 20:26:33
FED事務局 @fedjapan

鎌田氏「難しい問題。震災以降、厳しい環境の中で、企業によっては利益を10%以上出している企業に共通しているのは、企業の事業性の中に、社会的意義が高いものが多い。 #nfs0405

2013-04-05 20:27:55
FED事務局 @fedjapan

何故、社会的変化に耐えられるのか。経営理念力、人材育成力、関係創造力が強いことが挙げられる。縦割り構造を再構築し、人間的関係を強め、共感力(人を巻き込む力)を高めているためと考えられる。」 #nfs0405

2013-04-05 20:29:21
FED事務局 @fedjapan

小松氏「両立できるもの、と思っている。個人投資家が仮に既存してしまっても、金銭的リターンだけでなく、それを他のリターン(社会的リターン等)で補えるよう、事業を続けてきている。」 #nfs0405

2013-04-05 20:31:32