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若島正先生(@propara)の洋書千一夜part3
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boppggun2012
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ところで、World Cupの最中に流れていた、"Can't you hear the boys sing yah-yah-yah-yah ... "というフレーズの出てくるとても素敵な歌、何という曲なのか、どなたか知っている人がいたら教えてくださいな。
2013-09-03 01:14:30![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
Anish Giriのお父さんにお会いして、夕食をご一緒した。とてもいい人! まるで昔からの知り合いのように気楽におしゃべりして、2時間があっという間に過ぎました。
2013-09-03 21:38:17![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
特に印象的だったのは、お父さんがまったく「チェスパパ」ではないこと。「アニッシュは勉強も好きだから、大学でいろいろな学問を学んだらいいと思っているよ。人生はチェスだけじゃないからね。大学での勉強が苦になるようじゃ、チェスプレーヤーとしても伸びないだろう」
2013-09-03 21:43:18![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
ごめんなさい、透明駒のみなさん、お気持ちはわかるのですが、基本線はチェスと一緒にしておいてください。それと、typeのヴァリエーションはいくらあってもtype Cまでくらいですかね。特殊でやるときにはその旨の但し書きをつける、というくらいですか。ただでさえ敷居が高いのですから。
2013-09-05 02:00:28![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
創案者としては、帰るべき原点はとにかく「盤の上でどう見えるか」です。だから、盤の上で見えないものはわからないよ、という風に決めたい。もともとが抽象的な概念なので、どこかで具体性を担保しておかないと直観的な把握が難しくなります。わたし個人の趣味としては、それはすごく嫌。
2013-09-05 02:06:48![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
あ、それから、定義は簡単であればあるほどいい。当たり前なんですけどね。だから表記も簡単であればあるほどいい。1+1みたいなのが基本線で、x+y=Nみたいなのが許容ぎりぎりかな、というのが個人的な見解です。
2013-09-05 02:14:07![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
ええと、もともとの考え方は、プロブレムから詰将棋に移植するときに、「自然な拡張」にしたい、ということです。もちろん、それは何が直観的かということと近い問題なんだけど、その「自然な」というのが本当に自然なようにしておきたい。だから、できるかぎり将棋特有の決まりを最小限に抑えたい。
2013-09-05 02:28:49![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
で、詰将棋に移植したときに最大の問題は「攻め方王手義務」ということ。これをそのままロジックに流し込もうじゃないか、というのが自分の立場で、現在のような決め方をしているわけ(それでおもしろいものが作れるから)。後の問題は副次的と考えています。
2013-09-05 02:34:20![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
チェスでは駒自身の先後非対称性を持つのはポーンしかなく、それだけで不可逆の可能性を考えるときにかなり限定されます。メイト形ってほとんどパターン化しているものね。ところがこれを将棋にすると、あまりにも先後非対称な駒が多い(歩香桂銀金)ので、ニュートラルでどれくらいできるかは未知数。
2013-09-05 02:46:06![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
また理性を失って、本を買いまくってしまった。http://t.co/TI4hPjlvQaというホラー系のサイトで、「史上最高に変な本」とか、いろいろ目にしたのが運の尽きだったか。
2013-09-07 00:05:04![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
昨日ある小説を読んでいて初めて知ったこと。オルダス・ハクスリーは、ケネディ大統領暗殺の日(1963年11月22日)に亡くなった。やはりハクスリーは天才か。
2013-09-07 00:15:14![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@tsumepara_koko ちなみに、京大の英語入試問題の過去問20年分ぐらいで、どれがわたしの出題した問題か、作風から推理してみてください(と言っても、正解はヒミツなので教えられないけどね)。
2013-09-10 03:30:36![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
透明駒とかつぶやきながら、そのかたわらで論文を書いている。そちらは完全に、過去に何が論じられて、まだ何が論じられていないか、という世界なので、その面だけで見れば論文を書くのも詰将棋を作るのと変わりはない(はい、なんでも同じに思いたがる癖です)。
2013-09-11 03:04:45![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
いよいよあと10日足らずで、世界大会に参加するためグルジアへ。Georgia, Georgia ...と歌い出したい気分になってきた。去年の今頃のことを思うと、まったく気楽なものだ。
2013-09-11 21:09:47![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
「本の雑誌」と「フリースタイル」をリアル書店で買って読む。サンリオSF文庫対鏡明の特集対決は、鏡明の勝ち。お目当ての山野浩一インタビューがいまいちだったので。
2013-09-13 13:28:54![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
ついでに金井美恵子エッセイコレクションの1と2も買って読む。もともとの単行本も数回読み返しているので、一つ一つのエッセイはもう何回読んだのかわからないほどになっているが、それでもおもしろいのは、落語の名人芸を聴いているようなものか。
2013-09-13 13:34:41![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
詰将棋の場合、作家活動が50年も続く人は稀だろう(そういえばわたしもそろそろ作家歴50年に近づいてきました)。たいていは若い頃どまりで、仕事が忙しくなりだすと創作から離れていく。詰パラを見ていると、統計を取ったわけではないが、10年ごとくらいに人が入れ替わっているような気がする。
2013-09-15 13:55:42![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
で、50年近くやっている人間の目から見ると、人が入れ替わっているだけで、全体としては目覚ましく進歩しているような気があまりしない。わたしがパラを取り始めたころ、田中至の「煙詰の研究」という論考が載っていたが、50年たった今なお、煙るだけの煙詰でも掲載されるものね。
2013-09-15 14:04:34![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
あ、言い忘れたが、この50年間にめざましく発展した分野があるとすれば、それはフェアリーでしょうね。ほとんどゼロだったところから出発しているのだから。
2013-09-15 14:12:05![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
50年続けようと思うと、方法は2つ。その1は、どんなに小さくてもいいから、この広い詰将棋の世界に我が家を建てて、そこで暮らすこと。要するに、得意技を持つということですね。曲詰でも、実戦型でも、なんでもいいけど。
2013-09-15 14:23:06![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
その2。家の中で暮らさずに、詰将棋の世界という広大な野原に出て、つねに獲物を追いかけること。獲物がとれなくなったら、必然的に詰将棋作家としては野垂れ死にしてしまいます。わたし自身は、家の観念をまったく持ち合わせない人間なので、野を彷徨う後者でありたいと思いつづけている。
2013-09-15 14:28:04![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
フランスの熱心家だったP氏が、ぱったりとプロブレム界から足を洗ってしまった時期がある。彼の友達にその理由をたずねたら、「家庭をおろそかにしないため」ということだった。それってどういうこと??とわたしたちは顔を見合わせたのだった。そんな理由でプロブレムをやめるなんて、ありえん。
2013-09-15 15:40:42