貨幣とは何か

マルクスの『資本論』すらろくに読んだことのない学生が、貨幣の本質とは何かについて考え、フォロワーさんと議論します。 最終的な結論のようなものは出ていません。 ただ漫然と議論しているだけです。
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@stauwetter

@ishiteen12 中世以降とかを考えると、商品同士ではうまく交換できるかわからない。そこで一般的等価物としての貨幣が出てくるのではないかと。その一般的等価物として、時間が経過しても価値が変わらない、また有用性がある金が選ばれたのではないかと。物足りないかもしれんが。

2013-04-17 23:20:04
a @xududgobofue

貨幣が、「あらゆるモノとサービスに共通して接する一般的な何か」であり、それそのものは突き詰めても中身のないものであるなら、どことなくエスペラント語みたいな立ち位置。

2013-04-17 23:23:08
a @xududgobofue

@stauwetter まず、金が「選ばれた」こととその理由は貨幣の本質に何ら影響ない。次に、一般的等価物としての「貨幣が出てくる」とあるが、出てくるんじゃんくて、一般的等価物を貨幣と定義したんじゃねの? もう一つ。一般的等価物はただの媒体か。何らかの概念を帯びていないのか。

2013-04-17 23:26:42
a @xududgobofue

@stauwetter っていうのが、一連の議論でかみあってないなーと思ったこと。ついでに言うと、2つ目のは私の定義じゃなく、wikiや一般的理解、あとあなたも提示した定義。

2013-04-17 23:27:43
@stauwetter

@ishiteen12 ひとつずつ。おれもないと思う。うん、出てくるはあかん表現か。最後、おれはそうではないかと思う。経済学の価値論もうちょい詳しければと思うんやけど。すまん。

2013-04-17 23:30:28
a @xududgobofue

@stauwetter 最後の論点から、媒体という形式的な定義ではなく、なんらかの帯びた概念があるなら、それこそが本質なんじゃないかなと思って、ここまで考えてたわけよ。(ようやくスタートライン)

2013-04-17 23:32:42

そもそも「権利の量」とは

ふゅーちゃー @FutureX01

@ishiteen12 言葉の定義そのものの共有化を図らないと、議論にならないと思います。貨幣はおそらくお互い物理的なものをイメージしていると思うので共有できていると仮定して、そこに結びつけた権利量、その権利の定義は、いしてぃんさん的にはなんですか?

2013-04-17 22:22:12
a @xududgobofue

@FutureX01 そうですね、まずは定義を示さないとですね。私がイメージする権利は「(○○しても)良い、問題ない」という状態、という風に大雑把にとらえています。ふゅーちゃーさんは英語に堪能ですので、"You're right."のrightと同じ語感といえば伝わるでしょうか。

2013-04-17 22:26:01

「権利量」と貨幣はイコールか? 「価値」は?

ふゅーちゃー @FutureX01

@ishiteen12 なるほど。もし、いしてぃんさんがおっしゃる通り、貨幣における権利量は一定であり、貨幣と事物のズレが生じるのが事物が原因とするのであれば、為替レートの変動は説明がつかなくなります。いかがでしょう?

2013-04-17 22:30:22
a @xududgobofue

@FutureX01 仮に権利量の単位を「1円=1権」とでも置きましょう。1ドル=100円の状態で、アメリカにおける100権=日本における100権とします。ここから1ドル=80円になると、アメリカにおける100権=日本における80権。そもそも貨幣は国家が定めるものですので(続く)

2013-04-17 22:41:46
a @xududgobofue

@FutureX01 (続き)国家の内的・外的状態に応じて、その国家内でどの程度の権利が保障されるかは変動して当然です。とはいえ、実際に使う場面では「権」はドルや円と完全に比例しますので、変動は貨幣体系をまたがないと感じることはありません(これは「権」概念を使わずとも同じです)

2013-04-17 22:44:46
ふゅーちゃー @FutureX01

@ishiteen12 そもそも、権利に「量」が存在するのでしょうか。「量」が存在するとなると、権利量が大きい場合はどうなりますか。逆に、小さい場合はどうなりますか?

2013-04-17 23:51:01
a @xududgobofue

@FutureX01 シンプルな例でいきますと、「リンゴを1個買う権利」と「リンゴを2個買う権利」は後者の方が大きいです。権利の量は貨幣に比例しますので、権利量が大きい/小さいは貨幣を多く/少なく持っていることと対応します。

2013-04-17 23:53:23
ふゅーちゃー @FutureX01

@ishiteen12 インフレがおき、「リンゴを2個買う権利」が、権利量2権に対応していた場合、2権が「リンゴを1個買う権利」に変化します。この場合は、事物のズレ、とおっしゃっていましたが…(続く)

2013-04-17 23:59:48
ふゅーちゃー @FutureX01

@ishiteen12 「リンゴを2個買う権利」=権利量2権=「リンゴを1個買う権利」、つまり「リンゴを2個買う権利」=「リンゴを1個買う権利」という矛盾を、どう説明しますか?

2013-04-18 00:00:31
a @xududgobofue

@FutureX01 それは権利量の概念を導入しなくても同じことです。インフレやデフレによって、別の2つの時期を比較すれば「リンゴを2個買う値段」=x円=「リンゴを1個買う値段」という式は発生します。ですので、この矛盾(に見えるもの)は権利量の概念と関係はないのでは…?

2013-04-18 00:03:51
ふゅーちゃー @FutureX01

@ishiteen12 もし、貨幣を権利量ではなく、本来の定義である商品交換の際の「媒介物」とみなすのであれば、この式は成立します。つまり、貨幣も事物の一種でしかなく、他の事物との相対関係を「価値」という抽象的かつ絶対的概念で結ぶのであれば、成立します(続く)

2013-04-18 00:07:32
ふゅーちゃー @FutureX01

@ishiteen12 たとえば、価値量というものを別に定義し、それを絶対とします。それに対し、貨幣と価値量、りんごと価値量、それぞれ環境によって変動する、絶対的ではないものと定義するならば、りんご2個=1価値、x円=1価値のときは、りんご2個=x円ですし…

2013-04-18 00:11:19
ふゅーちゃー @FutureX01

@ishiteen12 りんご1個=1価値、x円=1価値のときは、リンゴ1個=x円、となります。先の前提に立つと、絶対的なものは価値量のみで、その価値にたいするりんごの数、あるいは貨幣の数は、環境や状況に応じて変動するため、これらをすべて揃えないと等式で結べなくなります。

2013-04-18 00:13:15
ふゅーちゃー @FutureX01

@ishiteen12 いしてぃんさんの理論だと、権利量=貨幣のため、貨幣がその国家内では絶対的基準となってしまいますが、実際は貨幣も事物と同じで、絶対的基準とはなり得ないと思いますが、いかがでしょう?

2013-04-18 00:15:25
ふゅーちゃー @FutureX01

なんとなく、 @ishiteen12 さんが言わんとしていることが議論していてわかってきた気がする。そして、私は自分の主張に重大な欠陥を残してしまっている…

2013-04-18 00:26:01
a @xududgobofue

@FutureX01 ふゅーちゃーさんがおっしゃった価値概念によると、事物間のやりとりをする時には、「事物-価値-貨幣(これも事物の一種)-価値-事物」と3重の媒介を経ているということでしょうか。そして、貨幣価値が絶対的でないというのなら、貨幣が存在する理由は価値を可視化する…

2013-04-18 00:26:56
a @xududgobofue

@FutureX01 …という1点のみに尽きます。この時点で、貨幣と価値は必ずある関係、“少なくともある瞬間においては”イコールで結ばれます。これは権利量概念と何ら変わらないと私は思います。…どうでしょうか。

2013-04-18 00:29:49