- hadukino_tc
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「 #詩的男子 」タグのものは別にまとめてあります
せいかいのないせかいの さかいめにいせかい いさかいのないせかいで せかせかとおせっかい にせか いなせか いうがままにおしきせ かいかんのせいか いましあわせかいときいた せかいはこたえなかった #twpoem
2013-03-02 13:00:43今朝も何時ものように無機質な仔犬に同情し、何時ものように不機嫌な電車に乗り、何時ものように不毛な業務に埋れ、何時ものように疲れ切って帰宅し、何時ものように価値を見出せない一日を蔑み、何時ものように眠れない眠りにつく。
2013-03-05 08:08:27浄化しきれずたまりにたまった濁り水があふれて汚れてしまいすっかり気持ちが萎えてしまった。ずっと走りつづけないと生きていけないのだと言われ耐えられなくなって倒れて行った者たちをうらやましいと思った。
2013-03-06 21:18:40冬の間は冴えるように見えていた遠くの峰が春になるとすっかりかすんで見えなくなった。冬の間は空を刺すような木々の枝が春になるとふっくら丸い蕾で和らぎ始めた。
2013-03-09 12:24:22音楽を聴くとき、いつも救いを求めるように聴いてしまうのは歪んでいるだろうか。普段の生活を救いがないように感じて生きていることのほうが歪んでいるのではないか。
2013-03-14 23:02:53その日は何のイベントもセレモニーもない日。記念日でもない日。なんでもない日。ありふれた日。そんな日に何事もなかったかのように離れてゆく。何もない日のように。
2013-03-14 23:32:10「やがて花咲き舞い散る桜並木を/いつもよりも広く感じることだろう」 『ありふれた春の一日』/葉月野 http://t.co/om7yK8wHv2 #poem
2013-03-16 18:32:00設計図を描くように言葉を組み立てるときもあれば、胸の奥からこみあげてくる何かに押されて書きつけてしまう言葉もある。今じゃなけりゃ感じられない気持ちはしばらくたって何かの形に収めようとしてしまうだろうから、今はとにかくそのままの何かを取り出したいと思う
2013-03-16 18:52:11「代わりの音が溢れて隙間を埋めた/でもそれは耳慣れない音ばかり」 『いままで、だから、しばらくは』/葉月野 http://t.co/n6abSpsNYW #poem
2013-03-16 23:31:30失意の日々はもうしばらく続くのだろう。明日がくるのが怖い。今日と同じように空虚な気持ちを抱えて一日を過ごすだろうから。幸せに生きがいのある毎日を過ごせる方がもっとずっといいに決まってる。
2013-03-20 22:56:37一秒に一回舌打ちを繰り返す老人は電車いっぱいに自分の人生で受けた全ての恨み言を吐き出すつもりなのか。その舌打ち一つに私の殺意も一つずつ積み重なって行く
2013-03-29 20:11:43「重たくなった背を丸め足を引きずりながら/歩いた道は無感動だった/ただ失ってゆく風景だけが目の前にあった」 『空っぽな私の』/葉月野 http://t.co/9E99VIDQPg #poem
2013-03-30 00:00:08晴れ間に恵まれない桜並木がくすんでいる。今日は風もどこか冷えているのにもう葉桜になりかけている。望まない天候でも季節の歩みは止まらない。
2013-03-30 11:14:43「一緒に過ごした傷跡は/跡形もなくなってしまうのだろう」 『足跡』/葉月野 http://t.co/DSFCo1sNph #poem
2013-03-30 23:44:12一度解き放ったものは受け取った誰かに委ねて、自由に形を変えてゆけばいい。自分のこめたものに気付いてもらえればもっとよい。まっすぐ届かないことをどこか悲しいと感じているのは、いま心に余裕がないからだけなのだろう
2013-03-31 13:19:20