葉推詩選:2013年、春。

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「 #詩的男子 」タグのものは別にまとめてあります

まとめ 葉推詩選拾遺、 #詩的男子 ツイッター詩作活動「詩的男子」に参加しておりまして。 ハッシュタグ #詩的男子 http://bit.ly/13KU1kX 自分のツイート詩の中から「 #詩的男子 」タグでツイートしたものをより分け。 1292 pv 4
葉月野 @hadukino_tc

せいかいのないせかいの さかいめにいせかい いさかいのないせかいで せかせかとおせっかい にせか いなせか いうがままにおしきせ かいかんのせいか いましあわせかいときいた せかいはこたえなかった #twpoem

2013-03-02 13:00:43
葉月野 @hadukino_tc

今朝も何時ものように無機質な仔犬に同情し、何時ものように不機嫌な電車に乗り、何時ものように不毛な業務に埋れ、何時ものように疲れ切って帰宅し、何時ものように価値を見出せない一日を蔑み、何時ものように眠れない眠りにつく。

2013-03-05 08:08:27
葉月野 @hadukino_tc

春の足音と冬の名残が混じり合う午後

2013-03-05 14:48:05
葉月野 @hadukino_tc

這い出る虫は下弦の月を眺めることができたか。時折肌寒い風にまだ早かったと思うか。上手くやっていけると前向きになれるか。

2013-03-05 15:00:23
葉月野 @hadukino_tc

浄化しきれずたまりにたまった濁り水があふれて汚れてしまいすっかり気持ちが萎えてしまった。ずっと走りつづけないと生きていけないのだと言われ耐えられなくなって倒れて行った者たちをうらやましいと思った。

2013-03-06 21:18:40
葉月野 @hadukino_tc

コートがいらなくなった。あしたは何をしまうだろう。

2013-03-07 21:23:00
葉月野 @hadukino_tc

冬の間は冴えるように見えていた遠くの峰が春になるとすっかりかすんで見えなくなった。冬の間は空を刺すような木々の枝が春になるとふっくら丸い蕾で和らぎ始めた。

2013-03-09 12:24:22
葉月野 @hadukino_tc

~のような、と、代わりの何かを無理に探して説明する必要はない。好きになったものならば、特に。

2013-03-14 22:44:51
葉月野 @hadukino_tc

音楽を聴くとき、いつも救いを求めるように聴いてしまうのは歪んでいるだろうか。普段の生活を救いがないように感じて生きていることのほうが歪んでいるのではないか。

2013-03-14 23:02:53
葉月野 @hadukino_tc

やがて花びら舞い散る桜並木を一緒に見ることはない。繰り返す季節の見えないところで関係性を変えてゆく

2013-03-14 23:10:09
葉月野 @hadukino_tc

その日は何のイベントもセレモニーもない日。記念日でもない日。なんでもない日。ありふれた日。そんな日に何事もなかったかのように離れてゆく。何もない日のように。

2013-03-14 23:32:10
葉月野 @hadukino_tc

「やがて花咲き舞い散る桜並木を/いつもよりも広く感じることだろう」 『ありふれた春の一日』/葉月野 http://t.co/om7yK8wHv2 #poem

2013-03-16 18:32:00
葉月野 @hadukino_tc

設計図を描くように言葉を組み立てるときもあれば、胸の奥からこみあげてくる何かに押されて書きつけてしまう言葉もある。今じゃなけりゃ感じられない気持ちはしばらくたって何かの形に収めようとしてしまうだろうから、今はとにかくそのままの何かを取り出したいと思う

2013-03-16 18:52:11
葉月野 @hadukino_tc

「代わりの音が溢れて隙間を埋めた/でもそれは耳慣れない音ばかり」 『いままで、だから、しばらくは』/葉月野 http://t.co/n6abSpsNYW #poem

2013-03-16 23:31:30
葉月野 @hadukino_tc

続ける意味をなくした明日に新しい標が見つかるまで無気力に生き続ける。あるのかもわからないけど。

2013-03-20 22:06:44
葉月野 @hadukino_tc

失意の日々はもうしばらく続くのだろう。明日がくるのが怖い。今日と同じように空虚な気持ちを抱えて一日を過ごすだろうから。幸せに生きがいのある毎日を過ごせる方がもっとずっといいに決まってる。

2013-03-20 22:56:37
葉月野 @hadukino_tc

一秒に一回舌打ちを繰り返す老人は電車いっぱいに自分の人生で受けた全ての恨み言を吐き出すつもりなのか。その舌打ち一つに私の殺意も一つずつ積み重なって行く

2013-03-29 20:11:43
葉月野 @hadukino_tc

「重たくなった背を丸め足を引きずりながら/歩いた道は無感動だった/ただ失ってゆく風景だけが目の前にあった」 『空っぽな私の』/葉月野 http://t.co/9E99VIDQPg #poem

2013-03-30 00:00:08
葉月野 @hadukino_tc

晴れ間に恵まれない桜並木がくすんでいる。今日は風もどこか冷えているのにもう葉桜になりかけている。望まない天候でも季節の歩みは止まらない。

2013-03-30 11:14:43
葉月野 @hadukino_tc

「一緒に過ごした傷跡は/跡形もなくなってしまうのだろう」 『足跡』/葉月野 http://t.co/DSFCo1sNph #poem

2013-03-30 23:44:12
葉月野 @hadukino_tc

無駄に夜を過ごして不安を紛らせて昼間に夢も見ず眠り目が覚めて訪れる次の日に結局不安になる

2013-03-31 04:39:21
葉月野 @hadukino_tc

一度解き放ったものは受け取った誰かに委ねて、自由に形を変えてゆけばいい。自分のこめたものに気付いてもらえればもっとよい。まっすぐ届かないことをどこか悲しいと感じているのは、いま心に余裕がないからだけなのだろう

2013-03-31 13:19:20
葉月野 @hadukino_tc

窓の外は霧に包まれていた。遠くに見える桜並木も滲んでいた

2013-03-31 20:58:23
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