死刑制度について:@fsxtnkn氏の呟きまとめ

死刑制度について、死刑制度を巡る議論について。 江川紹子氏(amneris84)の死刑制度に関するつぶやきと、それに対するfsxtnkn氏のリプライ。 誰でも編集可能にしてあります。 ***** 続きを読む
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Shoko Egawa @amneris84

考えてもみて下さい。死刑制度を廃止するということは、オウムの松本智津夫のように、自分を信じて集ってきた者たちを使って、自らの野望を満たすために多くの人々を殺傷し、その後も弟子のせいにしたりして全く反省をする気もない人を、国民の税金で何十年もお世話して差し上げるということなんですよ

2010-09-09 16:28:44
fsxtnkn @fsxtnkn

凶悪な犯罪者を「国民の税金でお世話」することは認めがたいという理由で死刑を正当化するなら、なぜ犯罪者全般を「お世話」しなければならないのか、刑務所での処遇は可能な限り劣悪にすべきだという議論も「あり」になりますが、そういうお考えなのでしょうか? RT @amneris84

2010-09-09 17:51:51
fsxtnkn @fsxtnkn

また、死刑に反対する最大の理由としては、よく冤罪が挙げられますが、私が思うに死刑に反対する最大の理由は、国家に人を殺す権限を与えるべきでない、という判断が妥当だから、という点にあると思います。なぜ国家が人を殺す権限は自明視されているのでしょうか? RT @amneris84

2010-09-09 17:55:50
fsxtnkn @fsxtnkn

確かに松本智津夫はとてつもなく凶悪な犯罪者ですが、私にはそういう凶悪さが「わかりやすく」伺われない、無差別的な「戦闘」による殺人も同等以上に恐ろしいものに思えます。死刑を認める発想と「戦闘」には、繋がりはないと思われますか。 RT @amneris84

2010-09-09 17:58:09
fsxtnkn @fsxtnkn

仮に松本智津夫のような犯罪者を殺す点について、社会ができる限り誤らない方向で合意に至ろうとするのであれば、殺す権限をもつ主体が合理的に制限されるべきだと思います。具体的には、被害者とごく親しい人々(遺族, 恋人など)に与えられるのが適切だと考えます。 RT @amneris84

2010-09-09 18:08:44
fsxtnkn @fsxtnkn

被害者に遺族がいない例外の問題は残りますが、原則的には殺す権限を行使する直前まで国家が協力するとしても、国家として殺す権限を行使することは否定されるべきだと思います。現状の世論の感情をベースにしても、死刑制度への合理的な反対は可能です。 RT @amneris84

2010-09-09 18:12:18
Shoko Egawa @amneris84

そうですね。なかなか思いや考えも伝わらなかったみたいだし、この問題をここで語るのはやめようと思うRT @s_otn: @amneris84 死刑存廃について140字で語り合うのは比重に危うさを感じます。…

2010-09-09 18:18:22
fsxtnkn @fsxtnkn

一つ前の「死刑制度への合理的な反対」は、もちろん「現行の死刑制度への…」という意味です。結局遺族等が殺すことを認める制度を死「刑」とするかは呼称の問題になりますが、いずれにせよ権限を行使されるかが法的(形式的)に決まらない点は大きな違いのはずです。 RT @amneris84

2010-09-09 18:19:29
fsxtnkn @fsxtnkn

以上です。いきなりの長文、大変失礼いたしました。 RT @amneris84

2010-09-09 18:20:02
fsxtnkn @fsxtnkn

江川紹子 @amneris84 さんの 18:18 のツイートは、140字では伝わらない…というツイートへの返信だった。私のツイートに反応しないことは全く問題ないと思うが、強いられた環境でないツイッターのせいにするのはおかしな話だと思う。

2010-09-09 18:35:28
fsxtnkn @fsxtnkn

それに、「お世話」発言 http://bit.ly/bV0bPc は、思いや考えが伝わることを期待してつぶやかれたことになるはずだが、このツイートだけで「伝わる」とは具体的にどういうことだろうか。正しい思いなら、伝わり方はどうあっても構わないのだろうか。

2010-09-09 18:40:48
fsxtnkn @fsxtnkn

さきほどの死「刑」制度について、少し続けます。もし、殺す権限を遺族等に与えた場合には、必然的にその権限の行使が論争的になります。その論争が遺族たちを(友達のように)思ってまともに行われるなら、私たちは遺族たちに、できるだけ死「刑」囚を殺さないように勧めるはずです。

2010-09-09 20:05:54
fsxtnkn @fsxtnkn

少なくとも、現行の死刑制度を前提に、「死刑にすべき」とニュースを見て感想を述べるような調子で、社会として殺す権限を行使するように言うことには違和感を覚えるはずです(逆に、違和感を覚えない人が現行の死刑制度を支持する実態は具体的に想像されるべきです)

2010-09-09 20:13:13
fsxtnkn @fsxtnkn

その上でなお、被害者に近しい立場に置かれた人にしか理解できない怒りから、死「刑」囚を殺す権限を行使したのであれば、私たちは、それを「正しさ」それ自体としてではなく、人間性の理解として、許容する(許容されるべきでないという立場の人も、共感はできる)ことになります。

2010-09-09 20:20:07
fsxtnkn @fsxtnkn

また、さまざまな理由から殺す権限を行使しない人たちを、(現行制度の日常的な解釈の元ではなぜか自明視されてしまう)ある種の人間性の理解の下で、「死刑執行しないように「嘆願」する変わり者」とみなしたりせずにすみます。

2010-09-09 20:41:18
fsxtnkn @fsxtnkn

私たちは、個人として、ある人を間違って責めてしまったことと、ある人の許されない行為を間違って責め、殺したことが似ているとは間違っても考えないはずです。しかし国家という構成で説明されると、後者でも「やむを得ない」になってしまう、そういう欺瞞は解かれるべきだと思います。

2010-09-09 20:49:38
fsxtnkn @fsxtnkn

「やむを得ない」のは、それが死刑制度だから、法律だから、なのではなく、被害者と親しい人達に人として共感するならば、殺すこと「も」理解できるから、のはずです。それならば、その理解に対応した制度にすべきです。

2010-09-09 20:56:03
fsxtnkn @fsxtnkn

こういう正・不正が交錯する問題を難しくしているのは、許容される不正は正当、というロジックの自明視だと思います。避けられない不正は許容しあう、と「常に記述していれば」、不正という判断に見合った制限的な解釈や共感のあり方が自然に導かれるのに、(続く)

2010-09-09 21:21:23
fsxtnkn @fsxtnkn

(続き) 「正当(化)」「正義」と端折ってしまうために、その表現から逆に許容のされ方が連想されてしまうのです。その点への注意が不十分なために、戦争や死刑における「正しい殺人」のような表現が、むしろ合理的で現実的かのように映る奇妙な言説空間が成立するのだと思います。

2010-09-09 21:32:57
fsxtnkn @fsxtnkn

こんばんは。すみません、それは、先日の私のツイートのことでしょうか? とりようによっては賛成派っぽい議論ですが、意図としては死刑には反対なので、伺いたくなりました。 RT @ChieOsanai: 最近、キモい死刑廃止論のおかげで死刑賛成派に傾きつつある

2010-09-11 21:39:54
バシャール・アル=朝田 @ChieOsanai

@fsxtnkn いえ、それとは別です。いまちょっとパソコン使えなくて url 貼れないんだけど、某所の、自然な応報感情を否定するようなはてブコメのことです。あと、あなたの議論は私にはまったく反対論には見えませんでした。

2010-09-12 00:07:31
fsxtnkn @fsxtnkn

えっ…「反対論には見え」なかったですか…。う~ん、ちょっとショックです。私の意図としてはかなり厳しめの死刑反対論のつもりだったんですけど…。そもそも読んでくださった人がどの程度いるか怪しいもんですけど、他の方も似た受け取り方なのかな…。 RT @ChieOsanai

2010-09-12 00:41:10
fsxtnkn @fsxtnkn

もうちょっと何か補足めいたことを書いたほうがいいんだろうか…。

2010-09-12 00:44:00
@nishidak

@fsxtnkn こんばんは。横からすみません。死刑反対論として理解しています。「厳しめ」とは思いませんでした。ところで http://bit.ly/bAs4Nh にfsxtnknさんの発言を再掲させて頂きました。(事後報告で申し訳ないです)

2010-09-12 00:49:08
fsxtnkn @fsxtnkn

まとめてくださったんですね、ありがとうございます。死刑反対論としても理解されていたようで良かったです。実質的に肯定論的理解も成り立つようになっていますが、「避けられない不正」の記述を重視する趣旨が失せるとまずいと考えています。 RT @nishidak 反対論として理解/再掲

2010-09-12 01:13:10