第一回ニクラス・ルーマン研究会 拾遺

縮限 @contractio

@Suberr それはさておき、その疑問のほうもちょっとよくわからないところがあります。特定の抽象的な問題を設定すれば、それへの解決選択肢は複数見つかるのが普通ですよね。

縮限 @contractio

@Suberr Suberrさんは──「システム理論」についてだけ──「そんなもの見つかるのだろうか」という疑念（？不安？）を述べているようにみえるのですが、これは誤解でしょうか。

縮限 @contractio

@Suberr 「新たに求められたシステム論の機能的等価物に比較候補を洗いだすことができるのかという点に問題が移動」した場合には、議論の抽象度はさがって、特定の代替選択肢をめぐる検討になるだけ──そして「特定のそれ」が成功しているか否かを評価すればよいだけ──ですよね。

縮限 @contractio

@Suberr あるいは抽象度をもう一つ上げて、「或るものが ルーマンがシステム理論に解決を期待した参照問題の代替選択肢であるためには、どんな条件を満たしていなければならないか」を問う、という方向での議論もありうるでしょうけれど。（どちらもやればよいと思いますが）

縮限 @contractio

このへんではみんなロクに仕事をしていないので、考えるべきことはたくさんありますよ。

しゅば～～ @Suberr

@contractio もちろんなにをすればいいかという話ならそれでいいと思うのですが、現在のところ実際に代替選択肢を見つけることは難しいのではないかと考えているということです。

しゅば～～ @Suberr

@contractio そのためには参照問題について考える必要がありますが、ひとまず現にある社会を社会として理解できているということを説明できる基盤を用意し、かつ比較するために一定の度合い構造が似通っている複数の統一体によって社会をとらえるような理論である、と考えていました

しゅば～～ @Suberr

@contractio もちろん簡単に代替選択肢を指摘できるような話ならば疑問に思うことはなくなりますし、参照問題についてあまり考えずに疑問を提示しているという点では穴がある話だとは思っています

縮限 @contractio

@Suberr はい。ということですよね。

縮限 @contractio

@Suberr 取り組むべきいくつかの難しめの問題がある、ということが確認できただけでも初回のセッションとしては充分な成果でありましょう。

縮限 @contractio

@Suberr 私としては、 ・「実際に代替選択肢を見つけることの難しさ」 は、単独の課題としてではなく、むしろ ・「システム論に社会学的記述を乗せることの難しさ」 と一緒に考えるべきことがらではないだろうか、 と書き添えておきたいところです。

しゅば～～ @Suberr

@contractio 確かにその二つの課題は参照問題を十分に満たすような理論はどのように見つけることができるのかという一つの問題から生まれているので、整理すると一緒に考えるべきということになりますね

しゅば～～ @Suberr

@contractio おつきあいいただきありがとうございます

縮限 @contractio

@Suberr いえいえこちらこそ。言葉足らずの憶言を敷衍する機会をいただけてよかったです。

縮限 @contractio

ドトールをドゥルーズに空目したのでお仕事に戻ります。