.@URA_MAYU さんによる映画「カールじいさんの空飛ぶ家」の絵コンテ論と、漫画におけるネーム論
あくまで当方の見聞きしている範囲→ストーリー漫画だと、全没は稀で、部分直しは日常茶飯事。ギャグ漫画だと全没の比率が上がる感じです。>編集に通らないことはよくある? >ネーム
2010-09-11 16:53:51絵コンテは、先程の「漫画のネームは紙面積との闘い」部分が「映像のコンテは実際に放映(上映)される時間量との闘い」になると思われます。…なんか"時間量"という表現がおかしいな(笑)…。正式な呼び方があるのかな? 知らないのでこのまま行きます( ̄▽ ̄;)。
2010-09-11 19:09:49脱線: 一時、趣味で絵コンテきるのにハマったのですが、難しかったです。欲しい箇所に欲しいだけの「時間」を確保するのが。最後は「秒単位の削り合い」でした。遊びでやってるのに、上手くいかない時間のやりくり、悔しい事この上なしでございました。
2010-09-11 19:12:48脱線: …「秒単位」じゃなくて「0.1秒単位で刻めるよね? ね?」「0.01単位は行ける? 無理?」ってブツブツ考えてた覚えが。物理方面でそーいう「時間をどこまで小さく刻めるか」という分野があった気がしますが…確かミニマム刻みに成功したの、日本人だったような。
2010-09-11 19:24:38絵コンテとネーム、どちらも「その場その場を単画として意識しつつ」同時に「全体の流れ」「着地点への経路として間違いないか」も頭の中に(連続したシーンとして)意識展開しつつ進める作業です。
2010-09-11 19:55:52『空飛ぶ家』の前半というか序盤というのは(これから観るかもしれない方のために、ネタバレしないよう注意致します)、主人公の人生70年分くらいを一気に見せる構成になっています。
2010-09-11 20:10:31タイトな構成は、遊びがないため、あらすじを追うだけの骨張った表現になりがちです。または、作り手の独りよがりな「俺世界」の押しつけになったりします。(マイナー作品だと、ソレが逆に評価の1つになったりするが、脱線するのでここでは触れません)
2010-09-11 20:19:44そもそも主人公がシャイで無口、という設定なので…アクションもスペクタクルも剣も魔法もない、ある種「地味すぎる」序盤ではありますが。それでも、「人生」という名の偉大な冒険を目の当たりにしました。いや、正直ここが最大の泣きポイントでした。
2010-09-11 20:27:58なんと言うか、印象が『熱帯魚親子アニメ』と真逆。あっちは「無きに等しいドラマ」+「ひたすら海が奇麗」。『飛ぶ家』は「主人公の人生をガチ見守る方向」+「ついでに風船が奇麗」。
2010-09-11 20:37:29個性作風は別として、"あのレベル"のネームがきれる漫画家が日本に何人いるだろうか。つまり、「着地点のために、あそこまで究極の削ぎ落としができるレベル」という意味ですが。
2010-09-11 20:51:16