.@URA_MAYU さんによる映画「カールじいさんの空飛ぶ家」の絵コンテ論と、漫画におけるネーム論
ネームのシェイプアップは、漫画家が一生をかけて挑戦する壁の1つ。『飛ぶ家』は映像作品なので、同じ土俵で語り続けるには限界がありますが…それでも「成功例」として勇気をもらった気がします。
2010-09-11 20:59:37作品として今イチばっとした評判を聞かないのは、多分「冒険家の人物像の掘り下げが足りなかった」からです。ヤツと主人公が合流してからのコンテは「別人がきってるのか…?」と不安になる弛みの連続でした。惜しい。惜しすぎる。
2010-09-11 21:03:48冒険家の設定、バックボーンを徹底的に作り込むべきだったよな…いいキャラになったのに。本当にここだけ惜しい。そして、穴としてはこれが意外にデカイ。アイタタタタ…(ノω・、)
2010-09-11 21:08:35ちなみに、「映像を観てコンテに驚いた作品」の最初のものは『未来少年コナン』第1話です。それが宮崎駿氏によるものだと知ったのは大分経ってからでした。
2010-09-11 21:17:322回目に驚いたのは『ルパン三世〜カリオストロの城』。その頃、"宮崎駿"という名前を知らなかったのですが…結局、宮崎氏の生み出すリズムが好きだったみたいです。
2010-09-11 21:21:05コンテは、ネームは…ドラマを、登場人物を、昇華させもするし、ぶち壊しもする。表現とは「見せ方」だ。「俺、こんなんできるのよ凄いでしょ! 見て見てw」という俺祭ではなく「これを見た相手はどう感じ、受け取るだろうか」という客観的シミュレーション。
2010-09-11 21:28:29作品を発表する、という行為は壁打ちとは違う。不特定多数の生身の相手に「こんなんどうですか〜」と投げかける行為。商業ベースなら、客はお金を支払っているわけなので「当然の権利として」様々な声をあげる。消費者側は、少なくとも「等価交換」を希望している筈だから。
2010-09-11 21:36:10コンテもネームも、その"客観視"ができない人が作成すると大変な事になります。場面の繋がり不明、無意味な布石らしきもの(単なる思わせぶり)連発、登場人物の行動原理が破綻、雰囲気で言わせただけの理解不能な台詞…羅列してて哀しくなるな、コレ。
2010-09-11 21:46:54※ちなみにホット&クールの部分。「ホットのみ」の人作のコンテやネームは「痛い仕上がり」になり、「クールのみ」の人が作ると「何がしたいのかわかんねぇよ」になります。
2010-09-11 22:08:41