- iamdreamers
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ただし、現実の話では、AならB が必ず成り立つとは限らない。というか、必ず成り立つことの方が少ない。大抵の場合、Aなら 約90%の確率でB 約10%の確率でB' 約0.001%の確率でB'' などのように、分かれることが普通だから。
2013-05-07 17:23:23三段論法が必ず正しいとは限らない(というより、間違っていることが多い)のは、「AならB、B'、B''のどれか」であるべきところ、一番確率の高いもので、ないしは三段論法を使っている人の恣意で、一つに決定してしまうこと。
2013-05-07 17:24:41三段論法を使うと、途中々々は正しく見えるのに 最終結論は何かおかしい ないし 明らかにおかしい、という状況は、分岐すべき条件の一つだけを恣意的に選択し続けた結果から産まれている、と思う。
2013-05-07 17:25:20話変わって、昨日見たまとめに、「AならB かつ BならC としても AならC とは言えない。なぜなら人間の行動のうち論理は10%程度で、間には倫理が働くからだ」という主張があったけど、そもそも「論理」と「倫理」の認識が間違っている、と思う。
2013-05-07 17:26:09「論理」は、AならB かつ BならC「であれば」AならC、の「であれば」に働くものでるはず。対して「倫理」は、A「なら」B、の「なら」に働くもの。AならB と BならC を無条件に(つまり100%)前提とするなら、倫理とは無関係に論理的に AならC と言える。
2013-05-07 17:26:46倫理をいうなら、「AならB とは必ずしも言えない。B'かもしれないしB''の可能性もある。AならB という前提が確実でない以上、論理的思考の結果が正しいとは言えない」という主張ならわかる。
2013-05-07 17:27:19けれど、AならB と BならC を前提としておきながら、倫理の入り込む余地のない部分で、AならC を(部分的に)否定してしまうのは、論理的に間違っている。
2013-05-07 17:27:53要するに、論理と倫理は相反するようなものではなく、使用用途が異なる、ということ。それを間違って、論理を使う場面に倫理を当てはめたり、倫理で考えないといけないことを論理的に考えたりすると、間違った結論を導いてしまう。
2013-05-07 17:29:08