リレーたんか こでまりさん・うきしま

とりあえず見返すときのために。リレー形式で1首ずつ応する歌をおくり、簡単な歌評をまじえながら共有するあそびです。
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浮島、あなた疲れてるのよ @amubaruwaria

@kodemari315 わたしは日常の具体物にたいしてのポエジーがあまり感じられない人間なのですが、こういう発見というのは「宝探し」のようなものなのかもしれないなと思います。わたくしの心と、外の世界を結びつける、それが洗濯機だとしたら日常もまた華やいでくる。

2013-05-13 12:37:48
浮島、あなた疲れてるのよ @amubaruwaria

@kodemari315 いつそ壊れてしまへ というのも可笑しい。わたしの家は電器屋を営んでおりますが、洗濯機との別れは本当に突然です。先日もお手伝いをしたんですが、古い洗濯機が去って新しいものが来ると「うわぁ~綺麗! すごいのがきたなぁ~」ってお客さんも言うんですよ。

2013-05-13 12:39:40
浮島、あなた疲れてるのよ @amubaruwaria

@kodemari315 まるで脱皮みたいに。 そのやうにして という風に直喩で受けているものが、はたして一首だけで成立するかと言われると疑問ですが前の歌を受けるやりかたとしては豪快です。わたしは評価しますね。

2013-05-13 12:40:54
浮島、あなた疲れてるのよ @amubaruwaria

@kodemari315 総評としましては「流派」の違いを実感しました。ただそれが不愉快なものではなく、そんな流派なんてものは寸毫の違いだとも感じました。こういう遊びは後半にしたがってテンションやストレスが一気に苦しくなっていく。そのギリギリのなかで絞りだすのは、やはり根っこ。

2013-05-13 12:42:31
浮島、あなた疲れてるのよ @amubaruwaria

@kodemari315 私が感じたのは手堅い歌やパロディ、遊びの要素がはじめから終わりにかけてだんだんそぎ落とされていく感じですね。私の歌なんかどんどん独善的になっていく。これは自分の根っこを呼びだす呼び水になってるんでしょうね、こでまりさんの歌が。

2013-05-13 12:43:57
浮島、あなた疲れてるのよ @amubaruwaria

@kodemari315 だから根っこに降りていくに従って苦しくなる。わたしは最後の歌で「塩の樹海」という言葉をだしましたが、自分としてはきっと根っこの言葉なんだと思います。面白いセッションだったと思います。互いが互いに自問自答しているようでw

2013-05-13 12:45:36
浮島、あなた疲れてるのよ @amubaruwaria

@kodemari315 以上ですが、非常に楽しいスカッシュ、人によっては相撲と表現された方もいますが、わたしにとっては有意義な時間でした。ありがとうございます。

2013-05-13 12:46:25
ほりまりえ @kodemari315

@amubaruwaria 私の方からも。疑わず石鹸水に吹く息の音楽 キリエ・レイソン 父よ(浮島)この歌ですね。最初に見た時のインパクトが凄かった。ストックとおっしゃっていましたが、やはりよく練られた歌だと思います。パッと見、定型には見えないけれど、読むと句跨りのリズムが良い

2013-05-13 21:07:19
ほりまりえ @kodemari315

@amubaruwaria 加えて最後の「父よ」の面白さですね。唐突ゆえに、父親が突然後ろに佇んでいたイメージが広がるんです。前回の歌評とやや重複しますが、父親の存在から逃れられない、呪縛を思いました。

2013-05-13 21:08:33
ほりまりえ @kodemari315

@amubaruwaria それまでの明るい調子が、「父よ」の一語でオセロのようにひっくり返されてしまって、怖かったです。

2013-05-13 21:08:39
ほりまりえ @kodemari315

@amubaruwaria 二首目は、 紫陽花はくずれる硝子、くびをふさぎくるくる朽ちるうすらいの姉(ねえ)や(浮島) この歌は、場面がとにかく美しく印象に残ります。紫陽花と朽ちる、硝子とうすらいという言葉が響き合って奥行きをつくっている。

2013-05-13 21:09:37
ほりまりえ @kodemari315

@amubaruwaria 私はやはり、相手の首に手をかけている場面と読みました。また「くるくる朽ちる」というのが意外な表現なのに、よくはまっている。姉やの意識が落ちていく感じが表れているようで、しかしその表現の軽さに妙な残酷さ、怖さがあるんです。また、怖いと言ってますね。

2013-05-13 21:13:36
ほりまりえ @kodemari315

@amubaruwaria うきしまさんの歌の歌評はすごく難しいです。(言われませんか...笑)それは私の実力不足は置いておいても、理由は歌の読みの自由度が高いだけじゃないんですよね。そのあたりが面白く、またもどかしい。自分があさっての方向を向いていそうで。

2013-05-13 21:14:31
ほりまりえ @kodemari315

@amubaruwaria 全体的な感想としては、うきしまさんに有って私にないものは「型」だなあ思いました。だから即詠もできないのだと思います。始める前から分かってはいたのですが、実感がありました。詠んできた数の違い、だと思いたい。

2013-05-13 21:43:51
ほりまりえ @kodemari315

@amubaruwaria あと感じたのは、リレー短歌と言っても、相手からどのように何を受け取るのか。ってとても難しいですね。私は授業で連句をまいた経験が何度かあって、その心づもりでいたのですが、始めてみると全然違って戸惑いました。

2013-05-13 21:50:44
ほりまりえ @kodemari315

@amubaruwaria 抽象的な物言いしかできなくて申し訳ないのですが、連句はやはり座の遊び的な要素が強かったですが、リレー短歌はどうしても一対一の相撲という感じがしました(笑)

2013-05-13 21:55:11
ほりまりえ @kodemari315

@amubaruwaria いただいた評の中では、「子供時代に忘れてきた何かを掘り起こそうとする」という部分が特にうれしかったです。個人的なことですが、歌をとおして子供に戻れるということに、とても希望を感じているので。

2013-05-13 22:00:27
ほりまりえ @kodemari315

@amubaruwaria 本当は、塩の樹海の歌もとりたかったのですが、私自身の経験でどうしても「世界」という言葉に過敏に反応してしまうところがあって。「世界」という単語はすごく使い方が難しいですよね。大きな歌いぶりはできるけど、変な軽さが出てしまうようで。

2013-05-13 22:16:48
ほりまりえ @kodemari315

@amubaruwaria という自分の葛藤を勝手に投影してしまいました。よく使いたくなるので、セカイタンカから逃れる方法はないだろうか、何か別の言葉はないだろうかと考えています。この歌の場合はぴぅたりきてると思うのですが、、そのあたり悩むことが多くて。お伝えすべきか迷いましたが

2013-05-13 22:25:14
ほりまりえ @kodemari315

@amubaruwaria 以上です。だらだら連投お許し下さい。私の方ばかり得るものが多かったようで、恐縮しております。。いちばんお伝えしたいのは、楽しかったです!に尽きます。一日を過ごす中でとても大きな要素になりました。ありがとうございました。

2013-05-13 22:29:55