羽鳥達也「『逃げ地図』東日本大震災をきっかけに開発され、Hondaのナビアプリにも搭載された地図とそのアイデアについて」 #nige_genron

逃げ地図学会のかたによるまとめも作成されるでしょうけど自分用に。 ・前半パート:谷口さん、石川さん両名による実況ツイート ・後半パート:それ以外のツイート に分けてます
3
前へ 1 2 ・・ 9 次へ
谷口景一朗 / KeiichiroTANIGUCHI @keiichirot

羽鳥:ワークショップの意味と可能性。最初からWSをやろうとは考えていなかった。たまたま逃げ地図を知ったチームオキライの皆さんから作り方を教えてくれと頼まれた。その際に、地図を自作することで理解がより深まることに気づいた。 #nige_genron

2013-05-11 19:33:09
谷口景一朗 / KeiichiroTANIGUCHI @keiichirot

羽鳥:チームオキライに最初逃げ地図について説明してから地図をつくってもらったが、地図をつくりはじめてようやく理解してもらえた。説明だけでは伝わらない。ワークショップをすべきだと考えた。と同時に扱うリスクも浸水リスクと逃げ遅れリスクの二つに絞っていった。 #nige_genron

2013-05-11 19:36:35
siskw @siskw

羽鳥:逃げ地図で重要なのがワークショップ。実は話を聞くだけでは始まらない。1時間くらい説明するよりも、何より実際に手を動かして色分けをすることで理解が深まる。また何より、現地に住んでいる人の持っている情報を引き出すことができる。

2013-05-11 19:36:37
谷口景一朗 / KeiichiroTANIGUCHI @keiichirot

羽鳥:陸前高田市長部地図。7地区の代表に集まってもらってワークショップを開催した。主催者には逃げ地図をつくるだけにしてくれと言われた。未来の話はする時期ではないと。だがいざ地図を作りはじめたら住民側から避難階段の設置など地域改良の話が自発的に出てきた。 #nige_genron

2013-05-11 19:40:55
siskw @siskw

羽鳥:仮設住宅で行うワークショップは、必ずしも快く受け入れてもらえるわけではない。まだ片付いてない街を横目に、街の未来について話したくない、という場合もある。そういう場合は逃げ地図を作る部分だけしか話をしないのだが、地図の作成を始めると自然と街の未来の話が始まる。

2013-05-11 19:42:40
谷口景一朗 / KeiichiroTANIGUCHI @keiichirot

羽鳥:長清水ワークショップでは、高台移転先が決まりつつあった。高台移転先を見越した低地利用のゾーニングのことにまで話が及んだ。また、宮城大の学生と一緒に地図を作った後にフィールドワークをして、実際に描いた地図の確認を行った。 #nige_genron

2013-05-11 19:45:16
siskw @siskw

羽鳥:地図と体感の違いもある。地図を作って実際に街を歩くと、時間的には最短ルートなのだが海に向かって歩くルートなどが見つかり、修正を行ったりする。

2013-05-11 19:46:03
谷口景一朗 / KeiichiroTANIGUCHI @keiichirot

羽鳥:気仙沼市大谷でのワークショップ。大規模なかさ上げを希望していた地元の議員の方がワークショップを通じて、より現実的な案について意見交換することが出来た。地図があることで地元の有識者とも対等に話が出来る。 #nige_genron

2013-05-11 19:47:48
siskw @siskw

羽鳥:街の議員とのやり取りを行う場合にも、逃げ地図を中心に意見交換が可能。街の中にある階級にただ従うことにはならない。

2013-05-11 19:48:04
谷口景一朗 / KeiichiroTANIGUCHI @keiichirot

羽鳥:ホンダとのアプリ開発。オープンソース化するにあたり責任の所在が問題になった。弁護士とも相談してあくまで住民の方が自作した地図とすることでオープンにすることが出来た。世の中にはオープンに出来ない地図がたくさんある。この公開の仕方には可能性を感じた。 #nige_genron

2013-05-11 19:50:40
siskw @siskw

羽鳥:ホンダとの連携。オープンソースの可能性。行政が業者に頼んで作成したリスクを計測した地図はこれまでも存在したが、オープンにはできなかった。住民が作成した地図ならばオープンにできる可能性が高い。

2013-05-11 19:53:29
谷口景一朗 / KeiichiroTANIGUCHI @keiichirot

羽鳥:各地で逃げ地図が応用されてきている。ESRIによる逃げ地図開発や首都大饗庭先生による、水門の位置を決定するための逆逃げ地図。 #nige_genron

2013-05-11 19:51:58
谷口景一朗 / KeiichiroTANIGUCHI @keiichirot

羽鳥:鎌倉材木座でのワークショップ。地元の浪花さんは、逃げ地図を元に近所の方に相談して、家の裏の塀に階段を設けた。階段を使って裏の家の土地をつたって逃げれば避難時間が5分短縮できる。昔遊んだ裏山に登る階段を再整備して避難ポイントを増やしたりもしている。 #nige_genron

2013-05-11 19:55:01
siskw @siskw

羽鳥:鎌倉でもワークショップを行った。今後震災の可能性がある場所。逃げ地図を作ることで、住宅地に避難通路を作るようにお願いしたり、行政に整備費用を出してもらうための資料にしたりされた。

2013-05-11 19:58:35
谷口景一朗 / KeiichiroTANIGUCHI @keiichirot

羽鳥:逃げ地図2.0。WSは特定の人しか来ない。より多くの人の意見を吸い上げるために開発した。WEB上でクリック&ドラッグをするだけで、地域改良案を検討出来る。たくさんの人が関わりたいと思える状況をつくることが重要ではないか。 #nige_genron

2013-05-11 19:57:01

シミュレーションによる可視化の効果、逃げ地図3.0のこと

谷口景一朗 / KeiichiroTANIGUCHI @keiichirot

羽鳥:ソニー大崎の話。大企業が施主であるプロジェクトは合意形成が非常に大変。バイオスキンがなぜ実現出来たか。ヒートアイランドの問題を施主に認識してもらってから、バイオスキンによる温度低減の効果をシミュレーションや実験で可視化した。 #nige_genron

2013-05-11 20:00:41
siskw @siskw

羽鳥:逃げ地図で行ってきた情報の公開性が、建築設計ではどのように活かされているのか。(羽鳥さんが担当された)SONY大崎で説明。SONYの建物を設計する場合、関係者はこれまで紹介した集落の何倍の人数にもなる。その人達に納得してもらうための、情報の整理が必要。

2013-05-11 20:03:14
谷口景一朗 / KeiichiroTANIGUCHI @keiichirot

羽鳥:ソニー大崎の避難計画でも、シムトレッドによるシミュレーションを行った。出口の数の違いによる避難時の滞留の大きさの違いを可視化。頭で考えてもわかることだが、可視化するとより多くの人に理解してもらえる。 #nige_genron

2013-05-11 20:03:21
谷口景一朗 / KeiichiroTANIGUCHI @keiichirot

羽鳥:ソニー大崎の種蒔きプログラム。木の大きさとそれに必要な土の領域を設定し、木同士の相性などをシミュレーションする。樹木がどう伸びるか、目標とすべき30年後の緑地の姿を再現する。目標を共有することで合意形成をしやすくする。 #nige_genron

2013-05-11 20:06:49
siskw @siskw

羽鳥:例えば、SONY大崎では建物によるヒートアイランド現象を緩和するために、建物のルーバー状の外壁に雨水を流すシステムを使っている。しかし、前例がなかったため、説得できるだけの資料を作成した。つまり、見えない温度の可視化。

2013-05-11 20:08:04
谷口景一朗 / KeiichiroTANIGUCHI @keiichirot

羽鳥:鎌倉WSのときに気づいたこと。津波のことばかり気にしてると、他のリスクが高まってしまうのではないか。避難しやすいように階段を設けたら、防犯上はリスクが高まるのではないか、など。そこで、逃げ地図3.0へ。 #nige_genron

2013-05-11 20:08:37
siskw @siskw

羽鳥:逃げ地図は津波のリスクと向き合う地図としてスタートしたが、他のリスクだってある。津波を心配していても、建物が古い木造で路地の中にあれば火事のリスクだって心配する必要がある。

2013-05-11 20:10:20
siskw @siskw

羽鳥:そこで逃げ地図3.0へ。様々なリスクを把握するフェイズに移っている。例えば火災リスク。火事の消化は、消防署だけによらず、消防車が通れる道の幅、消防車に積んであるホースの長さなど多くの要素が絡むが、それも同様に地図に色分けをしていく。まだ試作中。

2013-05-11 20:13:24
谷口景一朗 / KeiichiroTANIGUCHI @keiichirot

羽鳥:鎌倉市材木座・由比ヶ浜を例に逃げ地図3.0の検討。津波リスクの逃げ地図以外に、火災リスクの地図をつくった。時間表示に加え、消防車が寄り付けないであろう住宅をプロットした。地域に潜在するリスクとは道路というネットワークの問題ではないか。 #nige_genron

2013-05-11 20:13:10
前へ 1 2 ・・ 9 次へ