「叱る」「怒る」とその受け止め方、そして国語から見た「体罰」

 思うところあって夜中に連ツイした話題が複数の方にそれぞれ別々の発言をRT・ふぁぼされていることに気付きまして、流れ流れるうちに誤解や曲解が発生したら嫌だなー、というところからさっさと纏めとくことにしました。  基本的に感想と確率論に基づいて語ったものなので、断定文型のところも話半分に読んでいただきたいです。
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千歳みさと@二上山のふもと @Misatch

まとめ。指導するときは怒らず叱ることを心がけるべき。だからこそ、指導されるときは「叱られる」と捉えるべき。「怒られた」と捉えたと表明すると悪い方に転んでく。特に大人。但し、手が出たときは別。あと「体罰」はカバー範囲の広い便利な言葉。だからこそ、頼るな。言葉は適切に使うべし。

2013-05-14 01:12:51

元ツイを引用する場合は、誤解や曲解を避けるため、上記まとめツイの公式RTかトゥギャのURLを含めていただけるとありがたいです。

千歳みさと@二上山のふもと @Misatch

もにょっとしてることについて落し所をみつけようと考えてたら、あれ、なんか私、すっごいクサい台詞吐きそう……

2013-05-13 23:22:36
千歳みさと@二上山のふもと @Misatch

怒ると叱るの違いについてと、国語的な側面での体罰について、かな?

2013-05-13 23:27:19
千歳みさと@二上山のふもと @Misatch

テーマともにょ因はイコールではないよ。直接口にだせるなら別にもにょらんのだ。

2013-05-13 23:28:39
千歳みさと@二上山のふもと @Misatch

教職の講義で聞いて印象に残ってる話なんだが、「怒ることはひとりでできて、叱ることは相手がいないとできない」。そこから掘り下げて、人を育てるときは叱ることを心がけないといけない、と。

2013-05-13 23:31:40
千歳みさと@二上山のふもと @Misatch

講義でどこまで扱ったかは忘れたけど、その後自分でもいろいろ考えたんだが、実例をあたるとどうも怒ると叱るは混在するもので(むろんどちらか100%の場合もある)、比率がどちらに傾いてるかと、あとは本人の意図がどっちかって分け方になるかなあと。

2013-05-13 23:35:04
千歳みさと@二上山のふもと @Misatch

で、体罰の話題に触れて考えると、本人の意図(自覚の有無は別問題)が叱る側に振れてる限りは物理的に手を出す割合は低いんじゃないかと。なぜなら、叱るということは相手の至らない点を伝えて矯正しようという意志によるものだから、言葉になりやすいし、言葉で済む。

2013-05-13 23:39:18

※補足
「言葉で済まない指導・叱り方」があるのも関知してます。元ツイは言葉尻が間違ってますね。訂正します。
 教科でいえば音楽、体育、家庭科などや、あと危険を知らせる指導の現場では、状況によっては(痛みを伴うかは別として)身体的な手出しを伴うのが必要だったり効果的な場合があると考えています。
 ただ、それも初回は言葉のみがベターだろうし、反復指導のときにも後述の「怒りのエスカレート」が影響しないよう努めることは必要だろうなとも。うむ、難しい……

千歳みさと@二上山のふもと @Misatch

逆に怒る側に振れてると物理的制裁に走りやすいのでは。なぜなら、怒るとは不満の感情に由来するものだから、叱る理由に比べて言葉になりにくい。それを表現しようとすれば、言葉によらない身体表現になりやすく、その表現方法の中には暴力も含まれるだろう。

2013-05-13 23:43:16
千歳みさと@二上山のふもと @Misatch

ここまで、「原因がこうだったら結果はこうなるだろう」の話。では、これをふまえて「こういう結果があるということは原因はこうだと考えられる」の話。

2013-05-13 23:44:54
千歳みさと@二上山のふもと @Misatch

先に述べたように、叱ると怒るは混在していることが多いから、この話は類推までしかできないんだが。でも「こういう確率が高い」までは言えると思うので、その方向の話で。

2013-05-13 23:46:39
千歳みさと@二上山のふもと @Misatch

原因→結果の条件から、叱るに振れてたら手を出さない割合が大きく、怒るなら出す割合が大きい。ここから、手を出していたら怒るの比率が高い公算が大きく、出さなかった場合は叱るが高いだろうと考えられる。

2013-05-13 23:49:44
千歳みさと@二上山のふもと @Misatch

ただ、原因はひとの心の中に隠されてるけど、結果は証拠として明らかになっている。つまり、手を出した場合には当事者も周りも「怒っている(のではないか)」と考えたりそう思われると期待するし、逆もしかり。

2013-05-13 23:53:41
千歳みさと@二上山のふもと @Misatch

正直、自分の感じ方としては、受け止め(られ)方に誤解が生じた場合手を出してしまったら出した側が悪いと思う。指導上は「叱る」態度に努めなければならないのに「怒った」証拠を現してしまったんだから。でも、手を出してない場合は受けてが悪い場合が多いと思う

2013-05-13 23:57:15
千歳みさと@二上山のふもと @Misatch

なぜならここまでの論から、手を出してない場合に生まれる齟齬は、責め手=叱る・受け手=怒る、という場合か最も多いと考えられるから。そして確率論以上に、この齟齬が生まれると、以降、責め手の理由が叱るから怒るへ、つまり指導者としてイケナイ側にシフトしていってしまうことが危惧されるから。

2013-05-14 00:01:35
千歳みさと@二上山のふもと @Misatch

重要なので繰り返すけど、責め手の理由には怒ると叱るが混在していることが多いと思われる。で、指導の現場では指導以外の意図(追い出し部屋とか)がない限り、多少なりとも叱るが含まれて100%怒るはまずない。たまにあるけど、それは今から言うエスカレートの結果。

2013-05-14 00:05:44
千歳みさと@二上山のふもと @Misatch

怒られた、と思ってる限りは、受け手には改善の意志は生まれにくいと思うし、あっても相手には伝わりにくい。叱られた、と受け止めたら、指摘を容れようとか考えるだろうし、それは相手に伝わりやすい。で、これは責め手の方にフィードバックする。

2013-05-14 00:09:17
千歳みさと@二上山のふもと @Misatch

指摘を容れたら、責め手は「自分の行動が報われた」と感じて気分イイわけですよ。そしたら怒るの原動力である不満やイライラが少しずつ解消され、そのぶん叱るの原動力の理性的な考えや観察に割く意識が増えて、効果的に叱れるように育つのだと思う。責め手本人が意図してなくても受け手が誘導できる。

2013-05-14 00:14:17
千歳みさと@二上山のふもと @Misatch

逆に、怒られたと思って不満や愚痴を表現してる、或いは改善の意志が伝わらないと、「話聞いてねーなコノヤロー」とイライラ増大→叱る余裕もなくなって最終的には怒りちらすようになる、って末路が想像できちゃうわけだ。

2013-05-14 00:17:49
千歳みさと@二上山のふもと @Misatch

まあ、受け手の受け止め方の伝わり方には、性格や顔立ちなんかの影響もあるだろうけど、その辺を意識と技術でフォローしたのが「うまい叱られ方」なんだと思う。

2013-05-14 00:20:21
千歳みさと@二上山のふもと @Misatch

まとめると、手を出されない限りは、「怒られる」より「叱られる」と受け止めた方がものごとが良い方へ転ぶだろうということ。叱られ方を把握してない小さい子供はまた話が違うだろうが。

2013-05-14 00:24:27
千歳みさと@二上山のふもと @Misatch

特に大学生とか社会人とか、一般に大人といわれる立場では、叱られ下手なことはそれ自体が受け手の評価を下げるんじゃないだろうか。それまでの人生で何を学んできてん、と。一回生とか新社会人とか、それまでの社会のトップからいちばんの下っ端に入ったばかりがきっとヤバい……

2013-05-14 00:27:46
千歳みさと@二上山のふもと @Misatch

……まあそこらへんは部活とか新卒就職のときとかにいろいろあったり、あとから気づいてアタマ抱えたりしてたわけだが。

2013-05-14 00:29:25
千歳みさと@二上山のふもと @Misatch

だかそれを経て、最近やっと「新卒社会人だったら優秀」ってくらいまで成長してきたと感じるので、けして無駄とは思わない! 言い切った!

2013-05-14 00:30:43