スイート★ノベル『聖なる乙女の淫らな罪』お試し読みまとめ
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SweetNovel
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@SweetNovel
（な……に……？）肩から衣が滑り落とされ、陽光の中に晒された眩いほどの白肌へと、今度は男の唇が移動していく。長く塞がれていた唇がようやく解放されたというのに、リュミエールは言葉どころか、呼吸さえもうまく継げない。 #SweetNovel
2013-03-21 00:11:10
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「あっ……あ」首筋から胸の膨らみの中ほどまで唇を這わされ、しどけない悲鳴が漏れる。男はいとも簡単に、リュミエールの上半身を裸に剥いた。 #SweetNovel
2013-03-21 00:16:27
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「やっ……！」胸元を隠そうとした手首を掴まれ、大きく広げられる。どれほど力を入れても、その体勢を変えられない。「離してっ、やぁ……」湯浴みを手伝ってもらうために巫女たちの前で裸になることは当たり前なのに、なぜかこの男に見られることは嫌だった。 #SweetNovel
2013-03-21 00:21:10
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鼻にかかった声で訴えたリュミエールを、男は両腕の中に抱き込む。裸の背中に腕を回されたことには動揺したが、この体勢ならば一糸まとわぬ姿を見られることはない。 #SweetNovel
2013-03-21 00:25:55
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リュミエールはホッとしたように、男の腕の中で体を丸めた。背中を撫でるてのひらの温かさが、外気にさらされて少し冷えた肌に心地いい。 #SweetNovel
2013-03-21 00:31:51
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（あれ？ また熱が、上がった……？）顔を上げてみても、きつく抱きこまれていて、男の表情は見えない。しかし耳のすぐ上で、はあはあと荒い息が聞こえる。 #SweetNovel
2013-03-21 00:35:58
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（これじゃ、いけないわ）自分の体の冷たさで男の熱を下げようとするかのように、リュミエールは自らも男の背に手を回した。胸当てと上衣越しにも伝わってくるほどに、やはり男の熱は高い。 #SweetNovel
2013-03-21 00:41:24
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ひょっとすると本当に、朦朧とする意識の中で男は自然と、自分より体温が低いリュミエールの体を求めただけなのかもしれない。そう思うと、裸身で抱きついていることも、それほど嫌ではなくなった。 #SweetNovel
2013-03-21 00:46:09
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（肌と肌を合わせた方が、もっといいのじゃないかしら？）思いついたままに男の衣を脱がせにかかったリュミエールだったが、胸の中ほどまではだけたところで、急に息が苦しくなって動けなくなった。 #SweetNovel
2013-03-21 00:51:02
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衣の間から見える男の体が、自分の体とあまりに違いすぎる。リュミエールの胸は柔らかく膨らんでいるが、男の胸は平らで、引き締まっていて硬い。ほどよく筋肉の付いた胸が珍しく、思わず触ってみると、男の方もリュミエールの胸に手を伸ばしてきた。 #SweetNovel
2013-03-21 00:55:57
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「あっ」大きなてのひらにすっぽりと胸の膨らみを包まれる感触が、そことは違う部分にまで衝撃を与える。背中の辺りにゾクリとする感覚がして、リュミエールは慌てて男の手を引き剥がそうとした。 #SweetNovel
2013-03-21 01:03:10