- strong_rumia
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鈴仙「あら? こんな時間に誰――」 霊夢「よっ(ガシッ」 鈴「へっ?」 霊「腋巫女バックブリーカー!!(バキバキィッ」 ルーミア「わーすごい。 至って普通のアルゼンチンバックブリーカーなのにすんごい音鳴ってる…」 霊「よし。 ほら、先行くわよ」 ル「はーい」
2013-05-16 13:49:13ル(うーん。 こないだの続きで霊夢とペアになって永夜攻略するのはいいけど… 私全然活躍してないなぁ。 慧音とか言うのは霊夢が頭突き合戦で倒しちゃうし、途中に出てきた兎も霊夢が月まで投げ飛ばしちゃうし…) 霊「…ちょっと、どうしたの?」 ル「ふぇ? …あ、ん、なんでもない」
2013-05-16 13:51:08霊「さーて、後は2人だけ…」 ル「ん?」 霊「ん、どうしたのよ」 ル「霊夢、これ…」 霊「なっ… さっきヘシ折った筈の兎が、そこら辺の雑魚妖精にすり替わってる…!」 鈴「フフフ…ようやく気付いたようね」 霊「…なるほど、そういえば得意だったわね…幻視だったかしら」
2013-05-16 13:58:48鈴「今更気付いても遅いわ、『身代わり』はいくらでも居る… 私の幻術に掛かった以上、あなたは素手じゃどうする事もできない!」 霊「だそうよ、大先生」 ル「へっ、私?」 霊「まともに見えない視界なら、いっそくれてやればいいと思わない?」 ル「…ハイリスクだけど、霊夢がいいなら」
2013-05-16 14:05:49ル「それじゃ、ひろがれー(ズモォ」 鈴「なっ…闇!? くそ、視界が…」 霊「ルーミア」 ル「なーに?」 霊「ウサギって美味しいらしいわ(笑)」 ル「そーなのかー(笑)」 鈴「や、やめてー!?」 ル「ちかよれー(ススッ」 鈴「ちょ、待っ」 ル「いただきまーす!」 鈴「」
2013-05-16 14:08:44. 霊「さて、そろそろ出てくる筈なんだけど」 ル「誰がー?」 霊「世にも恐ろしい医者が…」 永琳「…あら、失礼ね」 霊「出たー!」 ル「でたー!」 永「…私はそんなに怖くないわよ? それに、能力的にはどちらかと言うと薬剤師だから」 ル「…ヤクザ医師!?」
2013-05-16 14:19:00永「ええ、薬剤師」 ル「ひえぇ…ヤクザ医師とかもっと怖いじゃない」 永「あら、何で?」 ル「だってあれでしょ? 法外な治療費とか請求するんでしょ?」 永「いいえ、料金は可能な限り低く抑えていますよ」 ル(絶対嘘だ…治療した後になんだかんだ理由付けて料金が上がったりするんだ…)
2013-05-16 14:22:28永「ところで、ここに何しに来たの?」 霊「ええ、ちょっと永夜抄を素手縛りでクリアしに」 永「あらあら…無謀ね。 素手で姫に勝てると思ってるの?」 霊「弾幕かわして一発ぶん殴ればいいだけじゃない、楽勝よ」 永「本当に?」 霊「ええ、あんな箱入りのお姫様なんてワンパンで充分よ」
2013-05-16 14:29:28永「そう思うなら、私は負けた事にしてあげるからどうぞ奥へ。 久々の遊び相手だし、姫も喜ぶでしょう」 霊「ふん、潔いじゃないの。 よし、行くわよ」 ル「ヤクザの親分のところなんてやだー…」 霊「……。」 永「……。」 霊「…ぷっ」 永「あはは、面白い子…」 ル「???」
2013-05-16 14:30:59永「私はヤクザの医師じゃなくて、薬剤…薬を作る人。 医者もやってるけど、能力はあらゆる薬を作る程度の能力」 ル「な、なぁんだ… 良かった、ヤクザとケンカしなきゃいけないのかと思ったー」 霊「ったく、アホな事言ってないで先行くわよ」 ル「はーい!」
2013-05-16 14:32:54. 輝「あら、来たわね巫女さん…と、そのオマケ」 霊「ええ、来てあげたわよお姫様」 ル「オマケ…」 輝「しかし、あなたもバカな事をしてるわね… 噂はずっと聞いてたわ、素手縛りだなんて」 霊「…バカだと思うならそれでもいいわ。 私は私なりに、思うところがあってやってるのよ」
2013-05-16 14:37:06輝「あら意外。 てっきりストレス解消だと思ってたわ」 霊「ストレス解消だけなら、身近にサンドバッグが居るのにわざわざ遠出しないわ」 ル(さ、サンドバッグ…?) 輝「ふふ、何か大義があって、こんな大儀な事をやってるのね」 霊「…ま、対外的にはそういう事ね」 輝「あなたも大概ねぇ」
2013-05-16 14:40:47輝「いいわ、私も弾幕ごっこには飽きてきてたの。 だって折角の力を活かせないんですもの」 霊「力…?」 輝「この金の一枚天井、あなたに持ち上げる事が出来るかしら? 私はこれを持ち上げて、次々投げつける事が出来るのよ」 霊「それも、ドヤ顔で?」 輝「なんだ、天狗から聞いてたの?」
2013-05-16 14:42:38霊「成る程、何かのカラクリだと思ってたらただの力技だったのね」 輝「ええ、本当は私もこっちの方が得意なの」 霊「いいわよ、受けて立ってあげる」 輝「それでこそ博麗の巫女ね」 ル(よ、よくわかんないけど大変な事になってきたぞ…!)
2013-05-16 14:45:18輝「さあ、始めましょうか!(バサァ」 霊「なっ…何なの、その水着みたいな恰好」 輝「これはリング・コスチューム。 プロレス勝負をする時の正装よ」 霊「プロレス… こないだ紫が本を持って来たから少し技を取り入れてみたけど、こんな恰好して戦わなきゃいけないのね…」
2013-05-16 14:52:22輝「私は普段着が動き辛いからね。 さて、先手必勝ね!(ブンッ!」 霊「っと…!?」 ル「輝夜の不意打ちラリアットを霊夢がかわした! これも霊夢の勘の良さが成せる業なのかー!」 霊「…あんたは何で実況してんの」 ル「いや、出る幕なさそうだし…見てる人に伝わり辛いし」
2013-05-16 14:54:27輝「あら、余所見してちゃダメよ?」 ル「輝夜がいつの間にか霊夢の背後に! そして両手をがっしりと腰に巻きつけたっ!」 輝「そーれっ!!(ガゴンッ!」 霊「ぐっ…!?」 ル「ジャーマン・スープレックスが炸裂! これは痛いーっ!!」 霊「くっ、強い…!」 輝「ふふふ…」
2013-05-16 14:59:20輝「そら、これならどうかしら!?」 霊「なんの、その程度っ!」 輝「あら、中々やるじゃない…!」 霊「まだまだ畳み掛けるわよ!」 ル(実況飽きてきたなあ…) 輝「ちょっとそこの妖怪! 実況しないと何してるのか伝わらないでしょ!」 霊「おっと!(ガシッ」 輝「しまった!?」
2013-05-16 15:02:12霊「フフフ…余所見厳禁よ。 この一撃で確実に仕留める!」 輝「くっ…!」 ル「…あ、あーっ! あの構えは…! こないだから練習と称して散々私がやられたヤツだーっ!!」 霊「この技はまさに一撃必殺、最強の技よ。 心して受けなさい!」 輝「い、一撃必殺…!? 最強の技!?」
2013-05-16 15:05:33霊「猛進力に逆らうことなく敵の頭を左腕で捕獲、同時に頭を敵の左肩下に潜り込ませる!(ガシッ!」 輝「ぐっ…!」 霊「両腕の絡みを強固にして、大地の巨木を引き抜く心構えで敵の体を高くさしあげる!(グンッ!」 輝「くあっ…くっ、抜けられないッ…!」
2013-05-16 15:07:36霊「そして両内腿をおさえ、体の自由を奪ってしまう!(グイッ!」 輝「ちょっ…!? や、やめなさい! この恰好はっ…!」 霊「このまま鷹のごとく高く舞い上がり!(ビュンッ!」 輝「う、うあああっ!」 霊「稲妻のごとき勢いで、敵をマットにたたきつければ…!(ゴウッ!」
2013-05-16 15:08:56<ズガァァァンッ!! ル「わぶっ…! す、凄い衝撃…!」 霊「…首・背骨・腰骨・左右の大腿骨の五ヶ所が粉砕される!(シュウゥゥ…」 輝「かはっ…」 霊「これぞキ○肉族四十八の殺人技の一つ…五所蹂躙絡み!」 ル「い、言ってる事の意味は解らないが、とにかくすごい技だ…」
2013-05-16 15:10:52霊「良い子の皆は『キン肉バスター』でググってみましょう(ポイ」 輝「…(ドシャッ」 ル「や、やったー! よくわかんないけどなんかすごい技で霊夢が勝ったー!」 霊「ふふ、これにて永夜抄クリアーよ」 ル「…EXは?」 霊「めんどくさいからパス」 ル「やっぱりな」 END
2013-05-16 15:12:30